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食育アドバイザーになるには?講座や試験、他の資格との違いを解説

食・栄養

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投稿日:2024年2月19日 | 更新日:2024年02月19日

人生100年時代に向けて、世の中の健康に対する意識がますます高まってきています。

そんな中、「栄養」や「食生活」に関する資格を取得して、仕事に活かしたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

栄養や食生活に関する資格は多数ありますが、今回は、特に人気の高い「食育アドバイザー資格」について解説します。

食育アドバイザーは、通信講座を受講すれば誰でも受験することができる資格であり、しかも、試験の合格率が高いのでおすすめです。

この記事では、食育アドバイザー資格のメリットや取得方法、他の資格との違いなどについて詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

食育アドバイザーってどんな職業なの?

食育アドバイザーの業務をする女性

食育アドバイザーとは、食育活動を通して食の大切さを伝える「食育のスペシャリスト」です。

そもそも「食育」とは、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることであり、子どもの学校教育においても重要視されています。

では、食育アドバイザーとは、具体的にどのような職業なのでしょうか?

まずは、食育アドバイザー資格の概要や特徴、メリット、仕事内容などから見ていきましょう。

資格の概要は?

食育アドバイザーとは、一般財団法人「日本能力開発推進協会(JADP)」が認定する民間資格であり、食育に関する正しい知識を有し、食育活動ができることを証明する資格です。

食育アドバイザーの資格取得者は、幼児から高齢者まで幅広い層に対して、さまざまな場面で、食の安全性や正しい食生活の実践方法などについての指導を行うことができます。

また、食育アドバイザー資格は、社会人や主婦、栄養士や管理栄養士、保育士、学校関係者など、さまざまな職業の人が取得することができ、キャリアアップや転職にも役立ちます。

食育アドバイザー資格を取得するには、認定教育機関にて指定のカリキュラムを受講し、カリキュラム終了後に、食育アドバイザーの検定試験に合格しなければなりません。

ただし、資格取得に必要なカリキュラムは全て通信講座での受講が可能であり、資格取得のための検定試験も自宅受験できます。

食育アドバイザー資格には、上位資格として「上級食育アドバイザー資格」があります。

食育アドバイザーよりも、さらに専門的な知識を学ぶことができるため、より高いレベルで知識を活かせる仕事をしたいと考えている人には、上級食育アドバイザーの資格取得もおすすめです。

どんなメリットがあるの?

食育アドバイザー資格を取得するメリットは、「健康上のメリット」「仕事上のメリット」「社会にとってのメリット」の3つに分けることができます。

まず「健康上のメリット」としては、食育アドバイザー資格を取得することで、栄養や食に関する正しい知識が身に付き、自身の食生活を改善することができます。

その結果、肥満や糖尿病、高血圧などを予防し、健康な身体を長く保つことができるのです。

次に「仕事上のメリット」としては、食育アドバイザー資格を取得することで、食育の知識を活かして活躍できる場が広がります。

たとえば、学校や病院、介護福祉施設、企業などでの食生活改善指導栄養に関するセミナーなど、資格を活かすことで、さまざまな食育活動に携わることができるのです。

また、食育アドバイザー資格を取得することは、キャリアアップや転職にも役立ちます。

特に、栄養や食生活に関連した職業を目指す場合には、食育アドバイザーの資格取得がプラスに働く可能性が高くなるでしょう。

最後に「社会にとってのメリット」としては、食育アドバイザー資格を取得することで、食育の普及に貢献することができます。

食育活動を通して「食の大切さ」を多くの人に知ってもらうことで、社会全体の健康に対する意識を高めることができるのです。

近年、食の安全性や食の海外への依存が問題視される中、食育に対する意識が高まってきていますので、食育アドバイザー資格取得者の役割は、今後ますます重要になっていくでしょう。

主な就職先や仕事内容は?

食育アドバイザーの主な就職先としては、保育園や学校などの教育機関、食品メーカーなどの企業、食育に関する情報発信をする出版社自治体などが挙げられます。

それぞれの職場での主な仕事内容については以下の通りです。

保育園や学校では、子どもたちが正しい食育を実践できるようにするために、栄養や食生活に関するアドバイスや授業、給食の献立作成や調理指導、保護者向けの講演会や勉強会の開催など、食育に関するさまざまな支援活動を行います。

食品メーカーなどの企業においては、食育アドバイザーとしての専門知識を活かし、商品企画や商品開発、広報活動などに携わることができます。

また、食育に関する情報発信をする出版社においては、編集者やライターとして働き、食育に関する出版物の作成などに携わることができるのです。

さらには、企業や自治体などで、食育に関するコンサルタントとして従事し、食育の推進計画の立案や支援体制の構築などを行うことも可能となります。

年収はどれくらい?

食育アドバイザーの年収はどれくらいなのか、気になっている人も多いと思います。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとにすると、食育アドバイザーの平均年収は300万円前後だと推測されます。

内訳としては、平均月給が20万円前後、平均年間ボーナスが60万円前後です。

ただし、食育アドバイザーの給料は、職場の仕事内容によって異なってきますので、たとえば、大手の食品メーカーなどで働く場合には、もっと高くなると予想されます。

また、上位資格の上級食育アドバイザー資格を取得していれば、給料も優遇されると思われますので、年収アップを目指すのであれば、ぜひ資格取得を検討してみてください。

どんな人におすすめ?

食育アドバイザーとは、食育活動を通して食の大切さを伝える「食育のスペシャリスト」です。

ですから、食育に興味があり、食育で人々の健康に貢献したいと考えている人にはピッタリの職業であり、資格の取得をおすすめします。

また、食品業界や医療機関、教育機関などで働いている人にとってもおすすめの資格です。

食品業界で働いている人の場合には、食の安全を最大限に考慮した商品開発が可能になるでしょうし、医療機関や教育機関で働いている人の場合には、食育の大切さを、子どもたちや患者の人たちに伝えるのに大いに役立つでしょう。

なお、食育アドバイザー資格は、家族の健康のために、栄養や食事メニューに関する専門知識を学びたい主婦の人などにもおすすめです。

食育アドバイザーになるための方法は?

食育アドバイザーの動画を見る女性

それでは、食育アドバイザー資格の取得方法について、具体的に見ていきましょう。

食育アドバイザーの資格取得までの流れや、通信講座と検定試験の内容や費用について詳しく解説しますので、資格取得に向けてぜひ参考にしてください。

資格を取得するまでの流れ

食育アドバイザーの資格を取得するためには、一般財団法人「日本能力開発推進協会(JADP)」が認定する教育機関にて、指定されたカリキュラムを全て受講する必要があります。

つまり、独学に頼るのではなく、資格取得のための講座内容や学習項目は決まっていますので、資格取得に向けた勉強方法で悩む必要はありません。

また、資格取得に必要なカリキュラムは、全て自宅での通信講座で受講が可能であるため、資格を取得するために、わざわざ専門学校などへ通う必要もありません。

そして、全てのカリキュラムの受講が終了したら、日本能力開発推進協会のホームページから、食育アドバイザーの検定試験への申し込みを行います。

検定試験申し込み後、日本能力開発推進協会から試験問題が送付されます。

検定試験は試験会場で受けるのではなく自宅受験が可能なので、決まった試験日はありません。

合否結果につきましては、答案受付後、約1ヶ月程度で自宅に送付されます。

食育アドバイザーの資格取得にかかる期間としては、カリキュラムの受講に約3ヶ月を要しますので、合計で4~5ヶ月あれば、資格取得が可能となるでしょう。

通信講座の内容や費用について

続いて、認定教育機関が実施する食育アドバイザー通信講座について見ていきましょう。

ここでは、キャリカレ(キャリアカレッジジャパン)の「食育アドバイザー講座」を解説します。

この講座は、日本能力開発推進協会の認定講座であり、食育アドバイザーの資格取得に向けて、全てのカリキュラムが3ヶ月で受講できるように組まれています。

また、テキストは、イラストや資料、図解が多く使われており、食育を初めて学ぶ人でもスムーズに学べるように工夫されているので安心です。

もし、分からないことがあったら、専任講師に何度でも質問できるので、講座内容が分からないままになってしまうということはありません。

講座内での無料サポート期間は最長700日間なので、カリキュラムが3ヶ月で終わらない場合でも、安心して資格取得を目指すことができます。

さらには、テキストでは分かりにくい内容に対応した映像講義も用意されていますので、家事や育児をしながらスマホ片手に勉強し、資格取得を目指すことも可能です。

なお、キャリカレの「食育アドバイザー講座」の受講費用は36,000円

決して安いとは言えませんが、これで一生ものの資格を取得できると考えれば、金額以上の高い価値が十分あるのではないでしょうか。

検定試験の内容や費用について

では次に、食育アドバイザー検定試験の内容や費用について解説します。

食育アドバイザー試験の範囲は広く、資格を取得するには、「食育の基礎知識」「食品の安全性についての基礎知識」「食育活動について」など、「食育」に関する幅広い知識が問われます。

ただし、試験内容は全て通信講座で学習していますので、難しいことはありません。

しかも、監視チェックなしで自宅受験できますので、講座で使用したテキストを見ながら問題を解くことが可能であり、一応合格ラインは70%以上となっていますが、ほぼ満点をとることができてしまいます。

ですから、勉強するときも、無理やり丸暗記しようとしなくて大丈夫です。

検定試験の合否結果は、答案提出後およそ1ヶ月程度で自宅に届きます。

万が一、不合格だったとしても、カリキュラムを全て修了してさえいれば、何度でも検定試験を受験し、資格取得を目指すことができます。

ただし、検定試験の受験費用が1回5,600円かかりますので注意してください。

食育アドバイザーと他の資格との違いは?

食に関する勉強をする人々

最後に、食育アドバイザーと他の食に関する資格を比較し、違いについて解説しておきます。

資格は数多く取得しておいた方が、就職へ転職の際に有利になりますので、必要に応じて、食育アドバイザー以外の資格取得も検討してみると良いでしょう。

食育インストラクターとの違いは?

まずは、「食育アドバイザー」と「食育インストラクター」の違いについて解説します。

大きな違いとしては、「主催者」と「学習範囲」です。

食育アドバイザーは「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が主催ですが、食育インストラクターは「特定非営利活動法人 日本食育インストラクター協会」が主催しています。

また、食育アドバイザーの学習範囲が「栄養や健康など食の大切さに関わる内容」なのに対して、食育インストラクターの方は、上記に加えて「食事のマナーや食料など幅広い領域」が対象となっており、食の総合的なコーディネーターを目指す資格なのです。

したがって、食育インストラクターの方が学習範囲が広く、資格取得が難しくなっています。

食育アドバイザーは初心者向きの資格で、食育インストラクターは中級者向きの資格と考えると良いでしょう。

食生活アドバイザーとの違いは?

次に、「食育アドバイザー」と「食生活アドバイザー」の違いについて解説します。

大きな違いとしては、「主催者」と「学習内容」です。

食育アドバイザーは「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が主催ですが、食生活アドバイザーは「一般社団法人 FLAネットワーク協会」が主催しています。

また、食育アドバイザーの学習内容が「栄養や健康など食の大切さに関わる内容」なのに対して、食生活アドバイザーの方は、「食文化や食習慣、食品学や衛生管理など、食生活全般に関わる内容」となっているのです。

資格取得の難易度については、食生活アドバイザーの方が、「2級」「3級」に分かれている上に自宅受験がNGとなっていることから、資格取得が難しいと言えるでしょう。

なお、食育アドバイザーの認定講座が「キャリカレ」の通信講座なのに対して、食生活アドバイザーの認定講座は「ユーキャン」の通信講座になっています。

食育アドバイザーが、食育活動を通して食の大切さを伝える「食育のスペシャリスト」なのに対して、食生活アドバイザーは、環境面や経済面を含む「食生活全般のスペシャリスト」なのです。

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健康食アドバイザーとの違いは?

次に、「食育アドバイザー」と「健康食アドバイザー」の違いについて解説します。

食育アドバイザーも健康食アドバイザーも、主催者は同じ「一般財団法人 日本能力開発推進協会」になりますので、大きな違いは「学習内容」です。

食育アドバイザーの学習内容が「栄養や健康など食の大切さに関わる内容」なのに対して、健康食アドバイザーの方は、「生活習慣病予防や健康食に関わる内容」となっています。

どちらの資格も、認定講座は「キャリカレ」の通信講座であり、監視チェックなしの自宅受験が可能であることから、合格率が高く資格取得しやすいと言えるでしょう。

食育実践プランナーとの違いは?

次に、「食育アドバイザー」と「食育実践プランナー」の違いについて解説します。

大きな違いとしては、「主催者」と「学習内容」です。

食育アドバイザーは「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が主催ですが、食育実践プランナーは「一般社団法人日本味育協会」が主催しています。

どちらも「食育」に関する資格であることには変わりないのですが、食育実践プランナーの方は、「家庭での実用を目的とした学習内容」となっているのです。

また、食育アドバイザーの認定講座が「キャリカレ」の通信講座なのに対して、食育実践プランナーの認定講座は「ユーキャン」の通信講座になっています。

なお、どちらの資格も自宅受験が可能なので、合格率が高く資格取得しやすいでしょう。

食育に関わる仕事への就職や転職を目指す場合には、食育アドバイザーと併せて、ぜひ取得しておきたい資格になります。

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まとめ / 食育アドバイザーの資格取得を目指そう!

資格取得を応援する女性

食育アドバイザーは、通信講座を受講すれば誰でも受験することができ、しかも、自宅受験が可能なので、社会人や主婦の人でも取得しやすい資格になります。

また、通信講座だけで「食育」に関する幅広い知識が身に付くので、食品業界や教育機関などで働く人にもおすすめの資格です。

時代のニーズを反映し、食育アドバイザー資格取得者の重要性は今後ますます高まるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、食育アドバイザーの資格取得を目指してください。

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