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投稿日:2022年3月15日 | 更新日:2023年12月13日
「ファイナンシャルプランナーの給料はどのくらいなのかな?」
「どんな働き方があるのかな?」
名前は聞いたことがあるけれども、どんな仕事をしているのかわからない資格。
そんな印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このページではファイナンシャルプランナーの給料にまつわる
・ファイナンシャルプランナーの給料はどのくらい?
・稼ぎ方は?
・仕事内容は?
といった疑問に1つ1つ答えていきます。
このページを読めばファイナンシャルプランナー(FP)のお仕事に対する理解が深まります。ぜひ最後までおつきあいください!
ファイナンシャルプランナーの年収、給料はどのくらい?働き方によって大きく違うファイナンシャルプランナーのお給料!
結論から述べますと、ファイナンシャルプランナーの平均年収は600万円前後です。
金融業界で活躍できるファイナンシャルプランナーは平均年収が高めです。
ここからは、ファイナンシャルプランナーの解説と、年収についての情報をまとめていきます。
そもそもファイナンシャルプランナーって?
ファイナンシャルプランナーは「家計の専門家」です。
人生における夢や目標を経済的な側面からサポートし、実現に導くことを目標に業務を行います。
銀行や保険会社、コンサルティング会社などで、お金の運用に不安を抱えている顧客の相談に乗り、解決策やライフプランを提案します。
ファイナンシャルプランナーの年収・給料は?
ファイナンシャルプランナーは働き方が多種多様であるため、一概に給料を決めることは難しいです。
ここでは数ある働き方のうち、企業所属型の給料と、独立型の給料の2つを紹介します。
企業所属型のファイナンシャルプランナーの給料
大手転職サービス「indeed」によると、ファイナンシャルプランナーの平均年収は634万円です。
indeed「日本のファイナンシャルプランナーの平均年収・給与」より引用
国税庁の令和2年度民間給与実態統計調査結果によると、ファイナンシャルプランナーが多く所属している金融保険業界の給料の平均が632万円となっています。
国税庁「民間給与実態統計調査結果」より引用
以上のデータで紹介されている給料は、企業に所属しているファイナンシャルプランナーの給料についてのデータです。
独立型のファイナンシャルプランナーの給料
独立が成功したファイナンシャルプランナーは2,000万円以上の年収を得ているケースもあります。
独立型のファイナンシャルプランナーは、自身の得意分野で活動できるほかに、企業の方針に縛られことなく、自分の営業力によって業績を大きく伸ばせる点が特徴です。
新規顧客の開拓や従来の顧客への丁寧な対応などを積極的に行い、扱う商品を増やすことで業績アップを見込めます。
反面、取引先の獲得の難易度が高いことや競争が激しい場合もあり、実力がないと厳しい世界でもあります。
ファイナンシャルプランナーの給料は平均と比べて高い?
企業所属型と独立型の2つの違いがあり、それぞれ大きく給料が違っていますが、どちらも日本の平均年収と比べて高いです。
国税庁の令和2年分民間給与実態統計調査結果によると、日本人の平均年収は433万円です。
国税庁「民間給与実態統計調査結果」を参照
ファイナンシャルプランナーの年収は企業所属型でも、一般的なサラリーマンの年収よりも200万円近く高いことがわかります。
ファイナンシャルプランナーの資格を活かせる業界は保険会社をはじめとした金融業界です。
この業界の平均年収は高い傾向にあるので、ファイナンシャルプランナーの資格を取得した人の年収も同程度の年収であると考えられます。
ここで注意していただきたい点は、先ほど参考にしたデータが国税庁の「民間給与実態統計調査」であり、この中にはファイナンシャルプランナーの資格を持っていない方も含まれているため、あくまでも傾向としての年収になります。
独立型のファイナンシャルプランナーの給料は、2000万円に達する場合もあり、日本の平均年収よりも大幅に高い年収を得られる可能性があります。
しかし、高い給料を得られるかどうかは自身の実力次第です。
ファイナンシャルプランナーとしての技能だけでなく、交渉力や財務管理能力など総合的な実力が問われます。常に自分をアップデートしていくことが重要です。
ファイナンシャルプランナーの給料は高い!
ファイナンシャルプランナーの年収は働き方によって大きく変わります。
企業に所属して給料を得る場合、平均年収は630万円前後です。
独立して活動していく場合、高い人で2000万円に到達します。自分の実力次第で業績を伸ばせる世界です。
企業に勤めるか、独立開業するかによって大きく給料が変わる職業がファイナンシャルプランナーなのです。
FPの年収が一般サラリーマンの年収より高いことは、確かです。
しかし、それはFPとして顧客の多種多様なニーズに応え顧客に満足と安心感を与えることによるものです。決してFP資格を保有していることだけで年収が高くなったわけではありません。FPは常に業務に関する知識吸収、法改正などの情報収集などに努める必要があります。
ファイナンシャルプランナーの稼ぎ方は?企業所属型と独立型、副業型の3つを比較!
ファイナンシャルプランナーの給料についてチェックしてきました。
平均よりも高水準の給料であることがわかりましたが、ファイナンシャルプランナーは一体どのようにしてお給料を稼いでいるのでしょうか。
ここからは、ファイナンシャルプランナーの稼ぎ方に関して解説してきます。
ファイナンシャルプランナーの稼ぎ方は何通り?
ファイナンシャルプランナーの稼ぎ方は3通りあります。
1.企業所属型
2.独立型
3.副業型
これら3パターンがファイナンシャルプランナーの稼ぎ方です。
ファイナンシャルプランナーの資格で得られる知識は、金融業界全体をカバーできるほど広いので、様々な方面で活躍できます。そのため稼ぎ方にも多くのパターンが存在しているのです。
①企業所属型
企業所属型のファイナンシャルプランナーの給料は次の3つの収入から支払われます。
・勤務している企業の給料
・保険や投資信託など、金融商品を販売した手数料
・相談料
一般社団法人相続ファシリテーター協会「ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る」を参照
これら3つが主な収入源です。
基本的には勤務している企業から支払われるお給料を主にしています。
年収を上げるためには、営業活動を積極的に行い金融商品を多く販売することが重要です。
投資信託などは、顧客が購入すると同時に手数料が発生します。この手数料からも追加の給料が得られるのです。
相談料に関しては企業所属型の場合、多くが無料で提供されています。相談の際に顧客の悩みを丁寧に聞き出し、ぴったりの金融商品を提案することで業績アップにつながります。
②独立型
独立型のファイナンシャルプランナーは次の4通りの営業を収入源としています。
・保険や投資信託などの金融商品を販売した手数料
・相談料
・講演料
・出版した本の印税
一般社団法人相続ファシリテーター協会「ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る」を参照
これら4通りの方法で収入を得ています。
特に保険や投資信託などの金融商品を販売した手数料が主な収入源です。
独立型のファイナンシャルプランナーは、相談者に対して中立、客観的な立場から最も適した金融商品をおすすめします。
企業に所属していないため、様々な会社の商品を比較・検討し、最も適したものを顧客に提案できる点が大きな強みです。
独立系のファイナンシャルプランナーは成果報酬型であるので、自分の実力次第では収入を大きく上げられます。
これまで培ってきた人脈や、大きな案件への対応力などの営業の力があれば大きな仕事を受けられます。
しかし、実力がない場合は仕事にならないこともあるため、自由度が高い反面、リスクを自分で背負う覚悟が必要であるとも言えるでしょう。
かなり努力が必要になってきますが、やりがいと挑戦し甲斐のある働き方ではないでしょうか。
また、ファイナンシャルプランナーは独占業務資格ではないことも意識しておく必要があります。ファイナンシャルプランナーは名称独占資格であり、業務独占資格ではありません。
ファイナンシャルプランナーの資格をもっていない場合でも、家計に関するアドバイスなどを行えます。
弁護士や公認会計士といった、資格を持っていないと仕事が許可されない業務ではないため、顧客を囲い込めない現状があります。
自分の営業力が問われる業務形態であると言えるでしょう。
③副業型
副業型の稼ぎ方は次の2通りです。
・コンサルティング業務
・記事の執筆や監修
アガルートアカデミー「ファイナンシャルプランナーの資格でできる副業とは?稼ぎ方についても解説」を参照
これら2通りの稼ぎ方が副業型の収入源です。
コンサルティング業務と聞くと大企業相手にするイメージを想像するかもしれませんが、副業型のコンサルティングはさらに小規模です。
現在は自分のスキルをインターネット上で販売するサービスが一般的になってきています。その市場で専門知識を活かして相談者にアドバイスを行うのです。
日本最大級のスキルマーケットの「ココナラ」では、3000円から1万円でファイナンシャルプランナーが相談にのっています。
これらのサービスを活用し、専門知識を人のために役立てるのも一つの選択肢です。
また記事の執筆や監修などもファイナンシャルプランナーの資格を持っていることで行うことができます。
近年、インターネットの記事は信ぴょう性を高めるために「監修者」の存在が重要になっています。
ファイナンシャルプランナーの資格の信頼度を活かして、お金に関わるインターネット記事を執筆したり、監修を行ったりすることで副収入を得られます。
ファイナンシャルプランナーの稼ぎ方は3通り!自分に合った働き方を選ぼう!
先ほども紹介しましたがファイナンシャルプランナーの稼ぎ方は
企業所属型
独立型
副業型
の3通りです。
企業所属型は企業から支払われる給料が主な収入源です。
独立型は自分の営業力、実力次第で大幅に年収アップが狙うことが可能です。
副業型は、専門知識を活かし小規模ながら収入を得られます。
ファイナンシャルプランナーの資格を取ることによって、働き方に多様性が生まれ、選択肢が増えるので、自分のライフスタイルに合わせて働けるようになるのです。
FPの副業として記事執筆は狙い目です。クラウドソーシングのライティング案件を検索すると、FP資格者限定案件をよく目にします。最近では文字単価1円から3円ですね。案件の内容にもよりますが、私の経験では平日2時間・休日3時間ぐらいの稼働時間を確保できれば月に2~3万円は稼げます。近年のインターネット記事では「専門性」、「権威性」が重視されます。お金に関する記事執筆ではFP資格者が無資格者よりも「専門性」、「権威性」があると見られるのは間違いありません。
【働き方別】ファイナンシャルプランナーの年収・給料とは?
先ほど企業所属型、独立型、副業型ファイナンシャルプランナーの働き方について紹介しました。ここからはもう少し詳しく給料に目を向けて企業所属型、独立型、副業型の各年収・給料について紹介していきます。
企業所属型ファイナンシャルプランナーの年収・給料
ファイナンシャルプランナーの多くは銀行、損害保険会社、証券会社などの金融機関に所属して、顧客の相談に対応しています。
さらに、ファイナンシャルプランナーの資格が重視される銀行、保険会社、不動産会社、証券会社では、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると資格手当が支給される場合があります。
各業種における年収の目安は以下の通りです。
銀行 | 647万円 |
損害保険会社 | 894万円 |
不動産会社 | 633万円 |
証券会社 | 760万円 |
これらの数値から企業所属型ファイナンシャルプランナーの年収は会社員の平均年収、あるいはそれ以上の年収が得られる可能性があることがわかります。
なお、給料はその会社の基本給や規模によるので、就職する方や転職転職する方は、勤務先の雇用条件をよく確認するようにしましょう。
参考:銀行業界の年収・給料、経常収益ランキング│年収ラボ
損害保険業界の年収・給料、収入保険料ランキング│年収ラボ
不動産業界の年収・給料、売上高ランキング│年収ラボ
証券業界の年収・給料、売上高ランキング│年収ラボ
独立型ファイナンシャルプランナーの年収・給料
独立型ファイナンシャルプランナーの主な収入源は相談料です。そのほかにも講演料、出版した本の印税なども収入源になっています。
主な収入源である相談料は1時間5000円など、時間制としている場合が多いです。以下の表は1時間当たりの相談料の割合です。
5000円未満 | 14.2% |
5000円~10000円未満 | 47.3% |
10000円~20000円未満 | 33.5% |
20000円以上 | 5% |
参考:日本FP協会より
上記の表から5000円~10000円未満が約半数を占めていることがわかります。
また、ファイナンシャルプランナーは実績と信頼性が重視される仕事です。
独立して経営が成り立たないと、会社員の平均年収を下回る可能性もあります。
一方で、営業力や顧客数、自分自身の実力によっては年収2,000万円以上も狙える可能性があります。
副業型ファイナンシャルプランナーの年収・給料
副業型ファイナンシャルプランナーの収入源はコンサルティング業務、金融商品の販売代行、セミナー講師などがあり、収入を得る方法は人それぞれです。
中には、月収50万円以上を得ている人も少なくありません。
将来的に独立を目指す場合でも、自身の稼業があればファイナンシャルプランナーの経験が積みやすくなるでしょう。
【年齢別】企業所属型ファイナンシャルプランナーの給料の推移
ここでは年齢別で企業所属型ファイナンシャルプランナーの給料の推移について見ていきましょう。
企業所属型ファイナンシャルプランナーの給料の推移
年齢 | 月給 | ボーナス | 年収 |
20~24歳 | 26万円 | 42万円 | 346万円 |
25~29歳 | 33万円 | 99万円 | 491万円 |
30~34歳 | 39万円 | 131万円 | 600万円 |
35~39歳 | 43万円 | 167万円 | 682万円 |
40~44歳 | 48万円 | 175万円 | 748万円 |
45~49歳 | 54万円 | 201万円 | 850万円 |
50~54歳 | 58万円 | 210万円 | 908万円 |
55~59歳 | 46万円 | 152万円 | 708万円 |
60~64歳 | 39万円 | 88万円 | 556万円 |
65~69歳 | 33万円 | 74万円 | 470万円 |
平均 | 42万円 | 155万円 | 663万円 |
参考:ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る│一般財団法人 相続ファシリテーター協会
上記の表を参考にすると年収の相場が高いのは、40代後半から50代です。
この年代になると社会経験に加えて実務経験も豊富な人がいるため、そのような人たちが平均年収を引き上げている可能性が考えられます。
先ほどもお伝えしましたが、給料はその会社の基本給や規模によるので、就職する方や転職を考えている方は、勤務先の雇用条件をよく確認するようにしましょう。
【級別】ファイナンシャルプランナーの給料
級ごとのデータがないため、おおよその予想になってしまっているので参考程度に読んでみてください。
ファイナンシャルプランナー3級の給料
級ごとの年収データはないため参考程度にですが、ファイナンシャルプランナー3級の年収は全業種の平均である年収440万円程度と考えられます。
ファイナンシャルプランナー3級の年収が低いと考えられる理由は、金融業や保険業など実務の経験があれば、ファイナンシャルプランナー3級は免除になり、業界の中では初歩的な資格と言えるからです。
しかし、ファイナンシャルプランナー3級はファイナンシャルプランナー2級の受験資格になるのでキャリアアップを考えている人は取得していて損はないでしょう。
ファイナンシャルプランニング業務に携わりたい人は、まず3級の勉強をすることでFP業務の基礎知識をしっかりと身に付けましょう。そうすれば2級の勉強をスムーズに始められます。3級と比較すると2級試験の難易度はぐっと上がります。一発合格を狙いたい人にとっては、通信講座の利用も選択肢の一つでしょう。なぜなら試験に出題されやすいポイント、法改正情報(特に税制改正)などの有益な情報を提供してくれるからです。
ファイナンシャルプランナー2級の給料
こちらもデータがなく参考程度に読んでほしいのですが、FP2級の年収はFP平均年収である634万円に近い年収になる可能性があります。
ファイナンシャルプランナー2級は企業内のファイナンシャルプランナーの人たちが最低限取得している資格だからです。
ファイナンシャルプランナー1級の給料
参考程度にですがファイナンシャルプランナー1級の平均年収は、ファイナンシャルプランナー全体の平均年収である634万円を上回る可能性が高いと考えられます。
理由としては、企業によってはファイナンシャルプランナー1級を取っている人には資格手当が出ることがあり、士業のWライセンスとしてもファイナンシャルプランナー1級は人気があるからです。
また、社労士や税理士、外資系、など一般的に年収の高い業界で働いている人がFP1級を取得する傾向にあります。
参考:ファイナンシャルプランナーの平均年収は?https://www.holos.jp/media/fp-nensyu.php
FPは「家計の専門家」です。お金に関する幅広く深い知識を活用することで顧客のさまざまなニーズに応えることを、職業としています。その働き方は次の3つに分類されます。①企業所属型 ②独立型 ③副業型 いずれの形態においてもFP資格を有効に活用することで収入アップ、キャリアアップが可能でしょう。
まとめると平均年収は以下の通りです。
級 | 平均年収 |
3級 | 平均440万円 |
2級 | 平均634万円 |
1級 | 平均634万円以上 |
【まとめ】ファイナンシャルプランナーの給料は平均より高い!資格を取得して高収入を目指そう!
ここまでファイナンシャルプランナーの給料や働き方について解説してきました。
まとめ
・ファイナンシャルプランナーの平均年収・給料は630万円前後
・日本人の平均年収よりも200万円ほど高い
・企業所属型、独立型、副業型の3通りの働き方がある
・3通りの働き方で給料が変わってくる
・企業所属型ファイナンシャルプランナーの場合、年齢、何級をとるかで給料に差がでる可能性がある
これらの情報をまとめてきました。
人生100年時代と言われる今日、お金に関しての不安を抱える人は増加しています。
ファイナンシャルプランナーはそのようなお金に関して不安を抱える人々に寄り添い、適切な資産運用をアドバイスすることで、豊かな人生に導く非常に有意義な仕事です。
金融系の知識を通じて、相談者の幸せをサポートするのがファイナンシャルプランナーです。
そんなファイナンシャルプランナーになるための第一歩は資格の取得です。まずは3級、2級の取得を目指しましょう!
あなたの資格勉強を応援しています!
FP資格はとても役立つ資格です。ぜひ取得し大いに活用してください。金融機関・不動産会社に勤務する人であれば、FP試験勉強で得た知識を活かし顧客ニーズに応えることで社内評価を上げることが可能となります。上記の会社に勤務していない人でも、記事執筆・個人コンサルティングなどの副業で収入アップを図れるでしょう。まずは3級取得から始めてください。その後は2級取得へ進んでもいいですし、宅建・簿記などの他資格取得へ向かうこともいいでしょう。FP資格取得を目指すあなたに心からのエールを送ります。がんばってください!