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【徹底比較】ファイナンシャルプランナーと簿記ってどっちを取るべき?

ファイナンシャルプランナー

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投稿日:2022年5月31日 | 更新日:2024年04月22日

「ファイナンシャルプランナー(FP)と簿記ってどっちがいいのだろう?」

「役に立つのはどっちの資格なのかな?」

こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では

  • 簿記とファイナンシャルプランナー(FP)の違い
  • 難易度はどちらが高いのか
  • おすすめの資格

これらの情報をまとめました。

どちらの資格を取ろうか迷っている方は必見です!

簿記がおすすめの人は

  • 経理・会計職に就きたい人
  • 全般的なビジネススキルを上げたい人

ファイナンシャルプランナー(FP)がおすすめの人は

  • 金融業界で働きたい人
  • 自分の人生に活かしたい人
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簿記とファイナンシャルプランナー(FP)の違いは?

2つの違いはココ!

  • 会社を相手にするのが簿記
  • 個人を相手にするのがFP

簿記とファイナンシャルプランナー(FP)はどちらも人気資格ですが、それらの違いはどのような点にあるのでしょうか。

ここからは2つの資格の違いについて解説していきます。

簿記とは?

簿記とは会社のお金の流れを、帳簿と呼ばれるノートに記入するための技術です。

会社から出ていくお金、外部から入ってくるお金、それぞれのデータを記入し会社のお金の流れを見える化します。

誰が見てもわかるように、お金の記録を取る技術が「簿記」なのです。

簿記は会計や経理の人が身につければ良いと思われていますが、他の分野で働く社会人にとっても重要な知識です。

簿記を理解することで、会社の利益の仕組みがわかるようになり、その力をビジネスに活かすことができる可能性があります。

簿記検定にはいくつか種類がありますが、最も広く認められているのは日本商工会議所簿記検定です。

通称「日商簿記」です。

日商簿記検定は5種類あります。

  • 1級
  • 2級
  • 3級
  • 簿記初級
  • 原価計算初級

実際に就職・転職の選考の際に役立つのは簿記2級からです。

簿記3級は経理・会計職の第一歩であり、ビジネスパーソンとしての基礎知識を身につける試験でもあります。

ここまで説明したように、簿記の技術は主に会社の運営に必要となるものです。

企業の経営状態を知るためのツールとも捉えられます。

もっと知りたい方はこちらのページをチェックしてみてください!

簿記3級の難易度はどのくらい?初心者にとって難しいポイントも解説! | スクールセレクト (net-marketing.co.jp)

ファイナンシャルプランナー(FP)とは?

ファイナンシャルプランナー(FP)お金に関する相談に乗る職業です。

家計の専門家とも呼ばれています。

現代は人生100年時代。

終身雇用制度が崩壊するともいわれており不安定な時代で暮らしていくためにはお金の知識が重要になります。

FPは相談者の人生の目標を実現するために、持っているお金の知識を活かしてライフプランや資産運用の提案を行います。

就職、結婚、転職、相続などの場面で、「お金の知識がないために次のステップへ進めない」といったことが起こらないように、FPがサポートするのです。

FPになるには「ファイナンシャル・プランニング技能検定」に合格することが重要です。

この資格を取得することで、「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗れるようになり、より顧客からの信頼を得ることが出来ます。

ファイナンシャル・プランニング技能検定試験は学科試験実技試験に分かれています。

学科試験の科目は以下の6つです。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

これらの知識を学び、人生の様々な場面で活かせる金融の知識を学びます。

実技試験では実際の相談を想定した問題が出題されます。

相談に対して自身の知識を応用できるかどうかが問われる試験です。

FP3級では金融全般の基礎知識が求められます。

FP2級以上になると専門性が高くなり、知識を実務で活かすことができるほどの実力が求められます。

ここまで説明したように、ファイナンシャルプランナーは個人のお金に関する相談に乗ります。

相談者の人生計画に向き合い、経済的な側面からサポートできるようにアドバイスを行うのです。

もっと詳しく知りたい人はこちらのページをチェックしてみてください!

簿記3級の難易度はどのくらい?初心者にとって難しいポイントも解説!

簿記とFPの難易度の違いは?どちらが難しい?

簿記とFPはどちらの方が難しいのか疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここからは簿記とFPの難易度の違いについて解説していきます。

結論:簿記とFPを比べると、簿記の方が難しい!

簿記の資格試験とFPの資格試験の難易度を、合格率勉強時間の2つの軸で比べました。

簿記とFPはどちらも勉強時間は同じくらいですが、合格率はFPの方が高いです。

FPの方が取得しやすい資格であると言えるでしょう。

簿記とFPの合格率を比べると、FPの方が高い!

簿記とFPの合格率を3級、2級、それぞれ分けて比較してみましょう。

全体的に簿記よりもFPの方が合格率が高いと言えます。

簿記3級とFP3級の合格率

簿記3級の合格率約50%
FP3級の合格率50%~80%

簿記3級の第148回試験~158回試験の平均合格率は48.4%です。

例年の合格率は40%から50%となっています。

これに対して、FP3級の平均合格率は50~80%です。

試験実施団体が2つあり日本FP協会の平均合格率が80%前後金融財政事情研究会(きんざい)の平均合格率が50%前後となっています。

簿記2級とFP2級の合格率

簿記2級の合格率約20%
FP2級の合格率30%~60%

簿記2級の145回~158回のペーパー試験の平均合格率は23%です。

約2割の人が合格する試験となっています。

4割以上が合格していた簿記3級と比べて、簿記2級の合格率は低下することがわかります。

これに対して、FP2級の平均合格率は30%~60%です。

日本FP協会の平均合格率が60%前後、金融財政事情研究会(きんざい)の平均合格率が30%前後です。

簿記とFPの勉強時間は同じくらい!

簿記とFPの勉強時間としては、どちらも同じくらいの時間が必要とされています。

簿記3級とFP3級の勉強時間

簿記3級の勉強時間約100時間
FP3級の勉強時間約80~100時間

簿記3級については、100時間程度の勉強時間が必要です。

1日1時間の勉強を3か月弱続けると、合格に必要な実力が身につくと言われています。

経済学部や商業高校出身の人は知識の土台があるため、さらに短い期間での合格が可能でしょう。

FP3級については、80~100時間程度の勉強時間が必要と言われています。

合格だけに焦点を絞ればさらに短期間で合格できる可能性があります。

重要な部分を効率的に勉強することが大切になります。

簿記2級とFP2級の勉強時間

簿記2級の勉強時間約200~400時間
FP2級の勉強時間約150~300時間

簿記2級合格に必要な勉強時間は、200~400時間程度と言われています。

必要とされる学習時間に幅があるのは、簿記3級の理解度に差があるためです。

簿記3級の範囲を隅々まで学習できている人であれば、簿記2級の内容も理解しやすいです。

簿記3級のが知識があやふやな人は復習から始める必要があるため、勉強時間が長くなってしまうのです。

これに対して、FP2級の合格に必要な勉強時間は、150~300時間と言われています。

FP2級には受験資格があるため、基礎知識を持っている人実務経験のある人が試験を受ける場合が多く、勉強時間が少なくて済む受験者もいます。

自分の実力を見極め、必要な勉強時間を確保することが合格の秘訣です。

受験資格の違い

簿記とファイナンシャルプランナーでは受験資格にも違いがあります。

簿記

学歴、年齢、性別、国籍による制限なし

簿記には受験資格がなく、基本的に誰でも受験することができます。

簿記に関しては、初学者でも、3級を飛ばして2級や1級に挑戦することができます。

1,2,3級の併願受験も可能です。

ファイナンシャルプランナー(FP)

FP3級

  • FP業務に従事している者、または従事しようとしている者

FP2級

  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了したもの
  • 3級FP技能検定の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有するもの
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

初学者の場合、簿記は2級からでも受験することができます。

これに対して、FPの場合、いきなり2級から受験することはできません。

FP3級を取得した後に、FP2級以上のレベルを受験することになります。

簿記とFPどちらががおすすめ?

簿記とFPはどちらもお金に関わる資格ですが、これまで見てきたように大きな違いがあります。

簿記は会社のお金を、FPは個人のお金を扱います。

では、どちらの資格を取るべきなのでしょうか?

目的に合わせて資格を取ろう

簿記とFPのどちらの資格を取るべきかは人によって違います。

ここでは5つの目的に沿った資格を紹介します。

  1. 就職活動で活かしたい→簿記
  2. 一般企業でのキャリアアップに活かしたい→簿記
  3. 金融業界でのキャリアアップに活かしたい→FP
  4. 資産運用に活かしたい→FP
  5. 普段の生活に活かしたい→FP

これら5つの目的に沿った資格について、それぞれ解説していきます。

1.就職活動で活かしたい人には簿記がおすすめ

就職活動に資格を活かしたい方には簿記がおすすめです。

簿記の資格を取ることで、経理・会計職に就けるようになります。

実は、経理・会計職は経験者が優遇されやすい職業です。

新卒で経理・会計部門に配属されることで、その後のキャリアの展望も描きやすくなります。

また、営業職に就く場合も簿記が有効です。

営業活動の際に財務諸表などのデータなども含めて商談を行うことができるようになり、ビジネス力がアップする可能性があります。

しかし、金融系企業に就職を考えている方に関しては、FPの取得が選考に有利になる場合があります。

ファイナンシャルプランナーが重視されるのは銀行や保険会社などの金融業界です。

ファイナンシャルプランナーの学科試験の範囲にはリスク管理があり、保険に関する内容が扱われています。

また、FP2級の実技では保険相談を想定した問題が出題されます。

このように、FPと金融業界との結びつきは強いです。

お金に関する全般的な知識が学べるので、どの分野の業務にも対応できるようになります。

2.一般企業でのキャリアアップには簿記がおすすめ

一般企業でのキャリアアップには簿記がおすすめです。

簿記の資格を取ることで経理・会計ができるようになることに加え、財務諸表が読めるようになることで数字で企業を分析できるようになります。

特に簿記2級以上を取得すると、資格を活かせるビジネスシーンは多くなります。

  • 銀行での融資を検討する
  • コンサルタントとしてクライアントの問題点を探る
  • 工業簿記を使ってメーカーの製造部門で生産管理をする

といったように、簿記の知識をビジネスに反映できるのです。

3.金融業界でのキャリアアップにはFPがおすすめ

金融業界でのキャリアアップにはFPがおすすめです。

FPの資格を取ることで、金融業界での評価がアップします。

日本FP協会が全国の金融機関に対して行ったアンケート結果によると、

  • 8割がFPを「認知している」
  • 8割がFPを「評価している」

と回答しました。

FPは国家資格であることから、高い信用度を得ることができます

普段の業務でも活かすことのできる知識が多いため、金融業界ではFPが評価されています。

特に、FP2級以上の取得が望ましいでしょう。

4.資産運用の知識を身につけたい人にはFPがおすすめ

資産運用の知識を身につけたい人には、FPがおすすめです。

FPの試験範囲には金融資産運用という科目があります。

FPには投資信託や株式投資などについて、相談者にプランを提案できるほどの知識が求められます。

したがって、その知識を自分の資産運用にも活かすことができます。

5.普段の生活に活かしたい人にはFPがおすすめ

学んだ知識を普段の生活に活かしたい人には、FPがおすすめです。

FPの資格を取ることで、

  • ライフプランニングの方法
  • 年金制度
  • 税金制度
  • 相続制度

など人生にかかわるお金の知識を学ぶことができます。

普段の生活に関わる知識であっても、知らない場合が多いです。

税金の分野では、知らないことで損をすることもあります。

ファイナンシャルプランナーの勉強を通して、必要な知識を身につけておくことが大切です。

資格勉強の方法は?簿記とFPで違いはある?

ここからは資格勉強の方法について解説していきます。

簿記とファイナンシャルプランナーのおすすめ勉強法は

  • 簿記3級→独学
  • 簿記2級→通信講座
  • FP3級→独学
  • FP2級→通信講座

簿記・FPを通して、2級以上のレベルを受験する場合には、通信講座の受講がおすすめです。

簿記3級・FP3級は独学がおすすめ!

簿記3級・FP3級の取得には独学がおすすめです。

簿記は年間50万人以上が受験する人気資格であり、その分、独学用の教材も豊富です。

市販のテキストや独学用のサイトなど、様々な教材を利用できます。

そこで、おすすめの教材を2つ紹介します。

1.『スッキリわかる日商簿記3級』

出版社:TAC出版

価格:1100円

猫のキャラクター「ゴエモン」と一緒に簿記の勉強をしていく一冊です。

テキストを読み、すぐに問題を解くことで、しっかりとした知識の定着が図られているテキストです。

専門用語の多さが簿記の特徴ですが、この教材では、できる限り易しい一般的な言葉が使われており、初学者にもわかりやすい一冊となっています。

https://amzn.to/3vH8lkC

2.『みんなが欲しかった!FPの教科書3級 2023‐2024年』

出版社:TAC出版

価格:1760円

文章だけではわかりにくい部分を、オールカラーで分かりやすくしています。

板書には重要ポイントがまとめられていて、資格勉強が効率的にできる点も魅力です。

https://amzn.to/493am97

こちらの記事もおすすめです。

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ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる?おすすめのテキストや勉強法を紹介! | スクールセレクト (net-marketing.co.jp)

簿記2級は通信講座がおすすめ!

簿記2級の取得には通信講座での学習がおすすめです。

簿記2級の範囲は、3級の範囲よりもかなり広くなり、難易度も高くなります。

簿記3級では個人商店レベルの小さな会社の会計処理に必要な知識が問われます。

これに対して、簿記2級の取得には、企業の会計処理ができるほどの知識が必要なります。

そのため、簿記2級の取得に際しては、通信講座での学習をお勧めします。

そこで、おすすめの通信講座を紹介します。

スタディング 簿記2級合格コース

受講料:19,800円

オンライン学習に特化した、忙しい人のための通信講座です。

スマホを使って、通勤時間などの隙間時間に学習することができます。

また、講義映像や音声講座は1.5倍速・2倍速に対応しているめ、サクサク学習を進められるでしょう。

隙間時間を利用して合格を狙う人にピッタリの通信講座です。

もっと知りたい方はこちらのページをご覧ください。

簿記2級の難易度は?難しい理由を徹底解説! | スクールセレクト (net-marketing.co.jp)

FP2級は通信講座がおすすめ!

FP2級の取得にも通信講座の受講がおすすめです。

FP2級の試験範囲は広くなり、問われる内容もより深く専門的なものになります。

個人向けのファイナンシャルプランニング能力に加え、法人向けのサービスも提供できるレベルの知識が求められます。

そこで、おすすめの通信講座を紹介します。

フォーサイト バリューセット1 2022年9月試験対策

受講料:60,800円

フォーサイトの特徴は、約2倍の合格率です。

フォーサイトを受講した人の、FP2級の合格率は、2019年9月実施の試験で81.4%でした。

全国平均の43.4%に比べると、フォーサイトは平均の約2倍の合格率であるとわかります。

もっと知りたい方はこちらのページをご覧ください。

ファイナンシャルプランナー2級の難易度は?おすすめの勉強方法も紹介! | スクールセレクト (net-marketing.co.jp)

自分に合った資格を取って活躍しよう!

これまでの解説をまとめると、、

簿記がおすすめの人は…

  • 経理・会計職に就きたい人
  • 応用の聞くビジネススキルが欲しい人

FPがおすすめの人は…

  • 金融業界でのキャリアアップを目指す人
  • 自分の人生に役立てたい人

簿記3級・FP3級の取得には独学を、簿記2級・FP2級以上の取得には通信講座の利用をおすすめします。

簿記3級・FP2級は、主に基礎知識を身につける資格です。

これに対して、簿記2級・FP2級やそれ以上のレベルの試験の合格には、実務で活かすことが出来るほどの知識が求められます。

簿記・FPともに2級以上は、範囲も広くなり難易度も上がるため、効率的な勉強が合格のカギになるでしょう。

通信講座を利用することで、合格の可能性を引き上げることが出来ると考えられます。

このように、簿記とFPでは、対象としている人や目的が異なっています。

「自分はなぜこの資格を取りたいのか?」「なぜこの資格が重要なのか?」ということをしっかりと考え、目的意識をもって資格勉強を始めることが重要です。

初めにきちんと目標を設定すれば、最後までくじけることなく資格勉強ができることでしょう。

その先にはダブルライセンスの取得など、更なる成長が待っているはずです。

この記事が参考になれば幸いです。

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