PR
投稿日:2022年1月4日 | 更新日:2024年04月22日
「ITパスポートの難易度ってどのくらい?」
「取ったところで、何かメリットあるのかな?」
「そもそもITパスポートってどんな資格なの?」
このような疑問を持っていませんか?
このページでは「ITパスポートの難易度」や、「取得のメリット」について解説していきます。
この記事で分かる「ITパスポート」
- ITパスポートの難易度は高くない!
- IT系初心者にこそおすすめ!
- 資格取得によって得られる7つのメリット
- 似ている資格との難易度の比較
また、ITパスポート合格に向けての下記アドバイスも掲載しています。
- 勉強のコツ4選
- おすすめの勉強法
- おすすめの通信講座
いざ勉強を始めようと決めた人に役立つ情報も満載で、ITパスポートの魅力を余すことなく伝えています。
ITパスポートの難易度やメリットについて知っていただけたら嬉しいです!
編集部おすすめ
ITパスポート 通信講座
ITパスポートってどんな資格?人気資格の実態調査!
ITパスポートってどんな資格?
ITパスポートは情報処理推進機構(IRA)が発行している資格で、経済産業省が認定している国家資格の一つです。
現代の社会人が身に着けておくべきITの基礎知識、IT社会の当たり前を身に着けられる資格です。
ITパスポートは、その名の通りITに関係する基礎的な内容を、幅広く理解することを求められる資格です。
深く専門的な内容まで問われるものではない為、ITパスポートだけで専門的な仕事を任せてもらえることは多くはありませんが、内容が幅広い分、上司や取引先の方々がIT分野の話をしていたらその内容を理解できるようになりますし、最近多いIT分野のニュースについても、しっかりと理解できるようになります。
ITパスポートを取得することによって、「IT分野に強い人材」、「新しいことを積極的に学ぶことができる人材」という評価を得ることができるのです。
ITパスポートは、はじめの一歩
ITパスポートは国家資格である情報処理技術者試験のうちの一つです。
情報処理技術者試験は難易度に合わせて、12のレベルに分けられています。
そんな試験の中で、ITパスポートはレベル1。IT分野の資格において、難易度は低いです。
IT分野の初心者に向けた、「はじめの一歩」の資格です。
ITを利用する人物として、基本的な考え方や技能が身についているのか?が問われる試験内容です。
ITパスポートを取得をすることで、AIやビッグデータ、Iotといった新しい技術に関する知識や、新たな手法に関する知識を身に着けているとアピールできます。
テーマは「ITと業務のつながり」
ITパスポートの特徴は、出題される問題がIT分野だけではないという点です。
経営や、管理業務に関する問題も出題されます。
ITパスポートの問題は「会社のシステムを作るための知識を持っているか?」というテーマに沿って作られています。1
情報処理の知識だけでなく、会社の仕組みや法律、システム管理などについても問われるのです。
出題される問題分野は以下の3種類です。
- ステトラジ系
- マネジメント系
- テクノロジ系
ステトラジ系分野では、経営者の仕事に関する知識が問われます。企業活動や法務、経営戦略などの問題が出題されます。
マネジメント系分野では、管理職の仕事に関する知識が問われます。開発技術やサービスマネジメントに関する問題が出題されます。
テクノロジ系分野では、コンピュータの仕組みに関する知識が問われます。基礎理論や、ソフトウェア・ハードウェアに関する知識など、情報処理の基礎的な問題が出題されます。
ビジネスITの分析2によると、「テクノロジ系以外の問題の方が多く出題される」ことがわかっています。
そのため、情報処理の知識を持っているだけでは不十分です。
ITパスポートは、ITと仕事のつながりを重視していると言えるでしょう。
ITパスポートは、ITに関して学び、それをどのように業務で使っていくのか?という部分まで目を向けているのです。
ITパスポート試験で出題される専門的な技術の内容は多くありません。
それ以上に、ビジネスについて基本知識や、情報システムの開発手法、管理方法についての内容が出題されます。
自分も勉強を始めたときはこのギャップに驚いた記憶があります。
ITパスポートが基礎的な資格という位置付けである以上、大切なのは専門的な技術の内容よりも、その技術を使って何が可能なのか、その技術を使う際の注意点は何か、といった部分なのです。
その為ITパスポートを取得しただけでは、IT技術の専門家になることはできません。
しかし、IT技術を仕事において安全且つ効果的に活用する専門家になることができるのです。
「参考URL」
1 https://www.sbbit.jp/article/cont1/37840 ビジネスIT『【図解】国家試験「ITパスポート」とは?もはや社会人の必修科目といえるその内容』
2 https://www.sbbit.jp/article/cont1/37840 ビジネスIT『【図解】国家試験「ITパスポート」とは?もはや社会人の必修科目といえるその内容』
ITパスポートを取得する7つのメリット
ITパスポートは役に立たない?
「ITパスポート」と検索すると、「ITパスポートは役に立たない」「ITパスポートは意味ない資格」という関連検索を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなことはありません!実は、その情報は間違っているんです。
これから紹介する3パターンの人にとっては、ITパスポートが大いに役立ちます。
ここからは
- ITパスポートを取るべき人とは
- 取得する7つのメリットについて
それぞれ解説していきます。
ITパスポートを取るべき人は文系?!
ITパスポートを取るべき人は、「IT分野の初心者」です。
- これから社会人になる大学生
- IT業界を目指し始めた学生
- IT分野以外で働くビジネスパーソン
あなたはこの中のどれかに当てはまっているでしょうか?
これまでIT分野に触れたことがない、文系の人にこそ、ITパスポートはおすすめの資格です。
上記のパターンの人々がITパスポートを取得すると、これから説明する7つのメリットが得られます!一つ一つ確認していきましょう。
ITパスポート取得による7つのメリット
- 就職活動において、自己アピールに役立つ
- 大学進学の際に評価の対象になる
- 企業や省庁での採用時に、評価が上がる
- 上位の資格への足がかりになる
- 情報セキュリティや情報モラルに関する知識が身につく
- 経営戦略や財務など、経営に関する基礎知識が身につく
- 業務に必要なITの知識が身につく
1.就職活動において、自己アピールに役立つ
IT化が進む現代社会では、IT分野に苦手意識を持つ社会人が多くいるので、そのような分野に対しての幅広い基礎知識を身に着けていることは十分なアピールポイントです。
また、資格取得という目標に向かって努力する姿勢も、評価点になるでしょう。
自分の積極的な姿勢を売り込むための材料として、ITパスポートは有効なのです。
2.大学進学の際に評価される
ITパスポートは226校2の大学で、入試優遇の対象になります。
また、単位認定を行っている大学は111校3あります。
高校生のうちにITの知識を身に着けることで、進学の選択肢が広がります。
IT業界を目指して、IT分野の勉強を始める学生にとって、身につく知識はとても役に立つはずです。
特に情報系の分野を扱う大学において、ITパスポートは入学時の評価の対象となります。
従来のセンター試験のような試験では確認できない情報分野の実力を示すことが可能な資格だからです。
3.企業や省庁での採用時に、評価が上がる
IT化が進むにつれてITの基礎知識を持った人材が重要視されるようになってきました。
一部の民間企業や省庁では、エントリーシートに活用しています。パナソニックや富士通などの採用活動では、ITパスポートの所持が評価されます。
また、朝日新聞や金融庁では入社後に取得を推奨されます。4
ITパスポートを取得することで、志望先の企業が求める人材像に近づけるのです。
実際に一部の企業では、ITパスポートの取得が明確な加点になります。
自分も就活の際いくつかの企業でITパスポートについて聞かれた経験があります。
4.次の資格への足がかりになる
ITパスポートは、基礎知識を身に着ける資格試験です。
IT系の資格の中には、「情報セキュリティマネジメント試験」や「基本情報技術者試験」といったような、ITパスポートよりも難易度の高い資格が多くあるため、高度な資格の勉強をする際にはしっかりとした基礎知識の定着が重要です。
そのIT分野の専門的な資格を勉強する準備が、ITパスポートの勉強なのです。
IT業界を目指す人にとって、ITパスポートの取得は初めの一歩となります。
ITパスポートを取得すると、その上位資格である「基本情報技術者」の出題範囲の、4割から5割程度は理解することになります。
つまり、取得していない人に比べて半分ほどの勉強で基本情報技術者の資格を取得することが可能なのです。
5.情報セキュリティや情報モラルに関する知識が身につく
現代社会では、会社のシステムがインターネットと常につながっています。
便利にはなりましたが、情報漏洩の危険が常に付きまとうようになりました。
一度情報が流出してしまうと、顧客に損害を与えてしまいます。企業や組織のブランドイメージも悪くなるでしょう。
これらのリスクを回避するために、ITの基礎知識が必要なのです。
6.経営戦略や財務など、経営に関する基礎知識が身につく
今の社会では、自分の頭で考えて行動に移せるビジネスパーソンが重要視されています。
ITパスポート試験では、「SWOT分析」や「BSC」といった企業の分析方法を学べます。
企業の現状を分析するための知識を手に入れられるのです。
それによって、主体性を持って仕事に取り組めるようになります。
7.業務に必要なITの基礎知識が身につく
今後の社会では、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むと予想されています。
これからは、ほとんどの仕事とITが接続される日がやってくるのです。
ITの基礎知識があることで、会社のIT部門との調整を上手に行えます。
IT技術をどのように仕事に活かせるか、考えられるようになるのです。
これまで紹介してきた、7つのメリットは「IT分野の初心者」にとって大切です。
特に、
- これから社会人になる大学生
- IT業界を目指し始めた学生
- IT分野以外で働くビジネスパーソン
にとってITパスポートの取得が重要なものである、とわかっていただけたでしょうか?
これまで紹介してきたメリットが当てはまらない人もいます。
それは「即戦力としての仕事が求められる人」です。
ITパスポートはあくまでも、基礎知識を持っていると証明する資格でしかありません。
IT業界の転職市場では、資格よりも実績が重視されます。
ITパスポートよりもさらに難しい資格を持っていないと評価されません。
逆に言うと、
- 即戦力として扱われない学生
- IT以外に自分の強みを持っている社会人
これらの人は取得のメリットが大きいと言えるでしょう。
「参考URL」
2https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/student.html IPA『高校生のかたへ』
3https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/student.html IPA『高校生のかたへ』
4https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/example.html IPA『【ITパスポート】活用事例』
ITパスポートの難易度は?勉強時間はどのくらい?
ITパスポートの難易度は?
・独学でも合格できる
・合格率の平均は50%前後
・情報処理技術者試験の試験区分では1番低い、レベル1の難易度
・ITの基礎知識が問われるため、専門性が低い
ITパスポート試験は、受験者が10万人以上いる人気資格です。
ITパスポート試験について調べると、以下のようになりました。
ITパスポートの合格率は?
ITパスポート試験の合格率は50%前後です。
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成30年 | 95,187 | 49,221 | 51.7% |
令和元年 | 103,812 | 56,323 | 54.3% |
令和2年 | 131,788 | 77,512 | 58.8% |
上の表を見ると、直近の三年間は合格率が50%を超えています。
受験者の2人に1人以上が合格しているのです。
受験者の年齢層も幅広く、さまざまな立場の人がITパスポート試験に挑戦しています。
社会人の受験生は、入社後に取得を勧められた人や、自分の業務とITとのかかわりを理解したい人が中心です。
大学生は就職活動を見据えて、資格を取ろうとしている人が挑戦しています。
また、高校生も受験しています。
高校生においては、大学の入試優遇制度を利用する人や進路をIT系にする人が受験しています。
社会人の方が有利?
社会人と学生の合格率を分けてみていくと、社会人の方が合格率が高いことがわかります。
社会人 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成30年 | 54,759 | 33,099 | 61% |
令和元年 | 62,247 | 39,099 | 63% |
令和2年 | 85,851 | 55,495 | 64.6% |
学生 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成30年 | 40,428 | 15,528 | 38% |
令和元年 | 41,565 | 22,017 | 41% |
令和2年 | 45,937 | 22,017 | 48% |
上の表を見ると、直近の三年間ではどの年度も社会人の方が合格率が高いです。
社会人は6割を超える合格率なのに対し、学生の合格率は5割を切っています。
ITパスポート試験にはビジネスで使われる用語が多く出てくるため、学生の合格率が低いと考えらえます。
ITパスポート試験には、経営分野の知識や、管理業務に関する知識が出題されます。
普段の業務でそれらに触れている社会人は、学生よりも理解が早く合格率が高いのです。
学生は合格できないの?
しかし、学生が合格できないわけではありません。
学生の合格率は4割であり、難易度は高くないと言えます。
学生が受験する場合、ビジネス系の用語をしっかりチェックすることが重要になります。
勉強範囲が広くなり、難易度が少し上がってしまいますが、対策をきっちり行って合格をつかみ取りましょう。
ITパスポートの勉強時間はどのくらい?
ITパスポートの難易度は、IT分野に触れたことがあるかどうかで、大きく変わってきます。
ここでは2つのパターンを紹介します。
1つ目は、IT系の知識が無い初心者の勉強時間。2つ目はIT系経験者の勉強時間。
ぜひご自身に当てはまる方を参考にしてください。
IT系の知識が無い初心者の勉強時間
・1日2時間勉強して、3ヶ月かかる
・初心者は用語の理解が大切
IT分野にこれまで触れたことがない、全くの初心者の場合180時間程度の勉強時間が必要です。
1日2時間勉強するとして、3ヶ月ほどかかります。
IT分野の専門用語は初心者にとって難しく、勉強を始めたばかりのころはどうしても時間がかかってしまいます。
「APIとは何か?」や、「集中処理と分散処理の違いは?」など、初心者にとっては何を聞かれているのかすらわからないはずです。
それぞれの用語の意味を調べるときにも、その説明文に専門用語が含まれていることもあります。
学び始めたばかりの段階では、参考書を読むだけでも大変かもしれません。
しかし、そこでくじけずに用語を覚えていけば、確かな基礎知識が身に付きます。
わからない用語があったら確認することを徹底していきましょう。
IT系の知識があるIT系経験者
・ビジネス分野の対策に力をいれよう
IT系の経験がある人が受験する場合、100時間程度の勉強時間が必要です。
IT系の知識については、これまでの復習です。
実務経験や学校での勉強内容を思い出して、再定着させましょう。
経験者といっても、油断してはいけません。ビジネス分野の対策を怠らないでください。
「ステトラジ系」「マネジメント系」の勉強をしっかりと行いましょう。
「キャッシュフロー計算書とは何か?」「SWOT分析はどんな時に使うのか?」といった知識はありますか?
財務諸表の読みかたや、企業の分析方法などはビジネスに必須の知識です。
IT分野以外の知識を吸収することで、ITと企業のつながりがこれまでよりもよく分かるようになります。IT業界への第一歩として、「会社のシステムを作るための基礎知識」を身につけましょう。
ITパスポートに似ている資格は?難易度を徹底比較!
IT系の資格は数多くあります。
ここではその中から、「ITパスポートと難易度が同じくらい」の資格をピックアップしました。
- 経済産業省が認定しているITスキルレベル
- 一般的に必要とされる勉強時間
この2つの観点から、難易度が同じくらいの資格を選んでいます。
ITパスポートに似ている資格
ITパスポートは初心者向けであり、IT分野への最初のステップになります。
ここで取り上げる資格は、初心者から中級者へステップアップしていきたい人にぴったりの資格です!
ITに初めて触れる人、IT業界を目指す人は要チェックです!
難易度が同じくらいの資格はこれだ!
- 基本情報技術者
- 情報セキュリティマネジメント
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
基本情報技術者
- 合格率は20~30%
- ITパスポートと比べて、難易度はやや高め
- IT分野の基本が問われる国家資格
基本情報技術者は、ITパスポートと同じく国家資格です。
経済産業省が指定する、ITスキル標準ではレベル2に指定されています。
ITパスポートはレベル1なので、基本情報技術者は1つ上位の資格なのです。
ITパスポートよりも難しい試験であり、2つのポイントの攻略が大切です。
1つ目は「長文読解問題」。専門用語を多く含んだ長文の難易度が高いです。
IT用語を知っているだけでなく、使われる場面の把握が重要です。
2つ目は「アルゴリズムとプログラミング」。普段からIT系に触れていないと、理解に時間がかかります。
基本情報技術者の取得はIT業界では基本とされています。
この資格の知識がないと、次のステップに進めません。
上位の資格に「応用情報技術者」がありますが、基礎知識がないと難易度が高すぎるのです。
IT系に進もうとしている人は、ぜひとも取得しておきたい資格の一つです
情報セキュリティマネジメント
- ITパスポートの次に簡単な資格
- 難易度はあまり高くない
- 合格率は50%前後
- ITによる個人情報の管理について問われる国家資格
情報セキュリティマネジメントも、ITパスポートと同じく国家資格です。
経済産業省が指定する、ITスキル標準ではレベル2に指定されています。
ITパスポートはレベル1なので、情報セキュリティマネジメントは1つ上位の資格です。
ITパスポートはITの基礎知識を身に着けることが目的です。
それに対して、情報セキュリティマネジメントは個人情報の保護に関する知識を身に着けることが目的です。
現在の社会では、インターネットに個人情報が接続されています。
そんな中、個人情報の流出は企業にとって大きなリスクです。
資格取得によって、リスクを防ぐ人材になれるのは魅力的です。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- ITパスポートと比べて、難易度は低い
- マイクロソフトが認定する民間資格
- 合格率は80%前後
- WordやExcelなどの、業務で使うソフトについての資格
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、Word、Excel、PowerPointなどのソフトを使いこなせるか問う資格です。
ITパスポートと違い、国家資格ではありません。マイクロソフト社が主催している民間資格です。
MOSの勉強によって、パソコンスキルを習得できます。
日常的にパソコンを使っていて、表や文書の作成をもっと効率的に行いたい人におすすめの資格です。
まずはITパスポートの取得を目指そう!
ここまでITパスポートとそれぞれの資格を比べてきました。
やや高めの難易度:基本情報技術者試験・情報セキュリティマネジメント試験
IT系の資格には多くの種類があります。
その中でも、ITパスポートはIT系の基本になる資格です。
まずはITパスポートを取得して、基礎知識を身につけましょう。
きちんとした基礎は、その後の勉強に役立ちます。
一歩ずつ積み重ねていくことが大切です。
ITパスポート勉強ののコツ4選!
IT系の基本となるITパスポート。
人気の高い資格なので、独学用テキストや通信講座などの種類も豊富です。
ここからは、ITパスポートの取得を目指して、資格勉強を始める人向けに勉強のコツを紹介していきます。
ITパスポート勉強のコツは?
ここまで、ITパスポートの難易度は高くないと紹介してきました。
しかし、初心者は180時間程度の勉強時間が必要であり、きちんと対策しなければなりません。
180時間ってかなり長いですよね。合格を勝ち取るためのポイントを確認していきましょう。
余裕を持ってスケジュールを立てる
180時間の勉強時間は、1日2時間の勉強を3ヶ月ほど続ける必要があります。
資格勉強に予定外はつきものです。
内容が難しくて進めなくなったり、仕事や学校が忙しくて勉強時間がとれなかったりするでしょう。
タイトなスケジュールにせず、余裕を持った計画を立てましょう。
予定外の事態にも対応できるようになります。
スキマ時間を活用しよう
資格勉強にすべての時間を使える人はいないでしょう。
会社や学校、家事や育児など、しなければならないことはたくさんあります。
そんな忙しい人が合格するためには、スキマ時間を効率的に使うことが大切です。
通勤・通学の時間にボーっとスマホを見ているだけではもったいないです。
このスキマ時間を使い、覚えた用語の暗記や間違えた問題の復習を行います。
日常のふとした時間に、こまめに勉強をしていきましょう。
ITパスポートの内容はほとんど全てが暗記になります。
そして暗記において最も重要だと言われているのが、「復習」です。
休日にまとめて数時間勉強するよりも、空いた時間に毎日少しずつ覚えて復習する方法がオススメです。
なるべく小さな目標から始めよう
ITパスポートはIT系の専門用語がたくさん出題されます。
それらはIT系初心者にとって、大きな壁になります。
一度にすべてを理解しようとするのは、つらいですし諦めてしまいたくなります。
まずは、小さな目標を立てましょう。
例えば、「ソフトウェアに関する用語を1日2つ覚える」などの目標です。
スタートダッシュでくじけずに、一つ一つ理解していきましょう。
自分に合った教材を使おう
自分に合った教材を使うことで、モチベーションを保ったまま勉強できます。
ITパスポートは人気資格なので、教材の種類も豊富です。
きっとあなたにぴったりの教材が見つかるはずです。
大まかに教材の種類は3つです。
- インターネットサイト
- 参考書やテキスト
- 通信講座
自分の生活スタイルや、捻出できる費用を考えて選ぶ必要があります。
自分は書いて覚える派だったので、基本的には参考書を購入して書込みながら学習しました。
そして参考書だけではわからないところは、YouTubeで動画の教材を参考にして学習を進めました。
独学でも合格できる!勉強方法の紹介!
ITパスポートは人気資格なので、教材が豊富です。
ここからはおすすめの勉強方法を紹介していきます。
自分に合った勉強スタイルも見つかるはずです。ぜひ、勉強を始める前に参考にしてください。
おすすめの独学方法は?
- コストが安い
- いつでも手軽に始められる
- 自分のペースで進められる
- 好きな教材を選べる
ITパスポートは独学でも合格できる資格です。
独学なら、通信講座よりも費用を抑えられます。
自分の都合に合わせて学習計画を変えられますし、好きな教材を選べます。
勉強スタイルが自由な点も、独学のメリットです。
ここからは、独学に便利な教材を紹介していきます。
ITパスポートおすすめサイト
『ITパスポート試験ドットコム』
「ITパスポート試験ドットコム」はITパスポート取得を目指している人へ向けたウェブサイトです。
試験情報の提供や、受験者の声、過去問の解説などが掲載されています。
特にコンテンツの一つである、「過去問道場」が優秀です。
過去問題集からランダムに出題される問題を受験できます。
PC、スマホにも対応しているため、スキマ時間を活用できます。
ログインによって学習履歴を管理できる点も魅力的ですね。
ITパスポートおすすめの参考書
【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
著者 | 高橋京介 |
出版社 | SBクリエイティブ |
価格 | 1,738円(税込) |
試験に最短で合格することを目的として構成のテキストです。
IT知識の無い初心者でも読めるように工夫されています。
頻出の問題が厳選されて載っているので、効率よく勉強したい人にお勧めです。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和04年
著者 | きたみりゅうじ |
出版社 | 技術評論社 |
価格 | 2,090円(税込) |
すべてがイラストで解説されているテキストです。
初心者でも最後まで読み通せるように配慮されています。
漫画とイラストによってIT知識の概要がつかみやすくなっています。
IT機器も擬人化されているので、それぞれの役割がわかりやすいです。
文字だけでは頭に入ってこない人におすすめのテキストです。
おすすめのITパスポート通信講座は?
- 通信講座を利用するのも一つの手
- 必要なものがすべてそろっている
- オンライン学習に対応している講座もある
- 充実したサポート体制も魅力的
独学での勉強が苦手な人は、通信講座を利用するのもいいでしょう。
テキストや過去問題集など、必要なものがすべてそろっています。
設定されたガイドに沿いながら学習できるので、自分でスケジュールを立てるのが苦手な人も安心です。
サポート体制が整っていて、フィードバックやアドバイスを受け取れる点も魅力です。
ここからは、おすすめの通信講座を紹介していきます。
クレアール
クレアールの特徴は、コストパフォーマンスの良さです。
オリジナル問題集を含んだ良質な教材が、すべてセットになっています。
また、個別質問も無制限でなので、わからない箇所があってもすぐに解決できます。
講義動画も充実していて、これ以上ないサポート体制が整っています。
というのも、新規開校特別価格のためリーズナブルな価格になっているのです。
今後値上がりする可能性もあります。気になる方はぜひチェックしてくださいね。
クレアールは、実際にシステムエンジニアなどの仕事を経験してきた方が講師を勤めているため、単に資格取得の為の知識を詰め込むだけでなく、取得後のことまで考えた内容を学ぶことができます。
質問回数も無制限で気になる点はわかるまで何度でも質問できる為、ITパスポートだけでなくその先の上位資格も受験したいと考えている人は、ITパスポートの合格だけに留まらない知識を身につけることができるでしょう。
また、問題集だけでなく実際の形式に近い総合テストも付属するので、実際の試験形式を経験して慣れておきたい、と考える人にもクレアールはオススメになっています。
スタディング
スタディングの特徴は、オンライン学習に特化している点です。
すべてのコンテンツをオンライン上で利用でき、スマホを使って講義動画やウェブテストなども受講できます。
通勤・通学の時間に資格勉強ができるのです。
また、プラットフォームが使いやすいとの評判の声が聞かれます。
スキマ時間を活用して、合格を狙う人にぴったりの通信講座です。
スタディングは、スマートフォン1つで全ての教材が学習可能に作成されています。
Eラーニングや講義動画はもちろん、問題集やテキストにもスマートフォンから快適に利用することが可能です。
勉強したいけど忙しくて机に座って勉強する時間がとれない、という社会人の方や主婦の方にオススメです。
スマホさえあれば全ての教材が利用可能なので、スキマ時間を最大限に有効活用して効率的に学習することができます。
フォーサイト
フォーサイトの特徴は、非常に高い合格率です。
2021年4月から2022年3月までに実施されたITパスポート試験において、88.1%の人が合格しています。
全国平均合格率の52.7%と比べると、どれだけ高い合格率なのかがわかりますよね。
IT分野の初心者がつまづくポイントである専門用語についても、イラストと詳しい解説でわかりやすくなっており
講義動画やeラーニングシステムなど、幅広い学習方法が導入されています。
コンテンツの質がとても高く、それが90%を超える合格率につながっているのです。
フォーサイトでは、ManaBunと呼ばれるeラーニングツールが利用可能です。
このツールのすごいところは、学習スケジュールを自動で作成してくれる所です、
自分で計画を立てて学習するのが苦手という方でも、ManaBunを活用することで計画的に学習を進めることができます。
また、フォーサイトは教材ラインナップが非常に充実しています。
最近ではeラーニングと講義動画だけ、というサービスも多いですが、フォーサイトでは紙のテキストも付属します。
実際に手を動かして書いて理解したい、というタイプの方にも、フォーサイトは非常にオススメです。
ITパスポートを取得して、新たな一歩を踏み出そう!
本記事ではこんなことについて紹介してきました。
- ITパスポートの概要
- ITパスポート取得のメリット
- ITパスポート試験の難易度
- ITパスポートに似ている資格
- おすすめの勉強法
ITパスポートは、IT分野の基礎知識を身に着ける資格です。
これからIT業界を目指す人はもちろん、これまでITに触れたことがない文系の人にもおすすめの資格です!
これからのIT社会では、文系でもITを使って仕事をしていきますので、基礎知識を持っていれば、大きな変化が起こっても対応できるはず!
ITパスポートを取得して、IT分野へと新たな一歩を踏み出しましょう!
編集部おすすめ
ITパスポート 通信講座
こちらの記事も参考にしてみてください。
▼その他資格に関して興味のある方