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投稿日:2023年3月13日 | 更新日:2024年04月22日
「ITパスポートはどんな資格?」
「ITパスポートの勉強方法がわからない」
「ITパスポートでは何を学ぶの?」
国家資格の1つでもあるITパスポートは、1年間で約10万人の方が受験する資格です。学生だけでなく社会人の方の受験も多く、様々な企業が注目しています。
本記事では今話題のITパスポートについて、その概要や試験内容、勉強方法などを解説します。資格を取得しようか迷っている方はもちろん、ITに興味を持ち始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてみてください。
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ITパスポートとは
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が学べる資格です。試験の公式サイトiパスでは、下記のように説明されています。
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。
引用:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html
ITパスポートの試験が開始されたのは2009年と最近で、知名度は徐々に上昇。
現在はITリテラシーの向上に必要だとして、IT系以外の企業や学校からも注目を集めています。
ITパスポートは何に役立つ?
ITパスポートの資格は、就活やキャリアアップに役立てられます。
資格の取得を必須とする企業もあれば、資格を取得することで報酬を支給する場合も。
また仕事だけでなく、エントリーシートへの記入が求められることもあります。
さらに大学や高校の講義・授業で取り入れられることも。資格を取得すれば単位を認定する学校も存在します。
ITパスポートは学生から社会人まで、幅広い層の役に立つ資格だと言えるでしょう。
ITパスポートの取得がおすすめな人とは?
ITパスポートは企業に勤めるすべての人や、パソコン・スマホなどのモバイル機器を使用する人におすすめの資格です。
ITの基礎知識だけでなく、経営についても学べるITパスポートは、企業の戦力になるための知識を身につけられます。またセキュリティに関する学習も行うため、モバイル機器を使用することの多い現代の日本人にはぴったりの資格。
グローバル化が進む日本で企業に求められる人材となりたい方に、ITパスポートの資格取得はおすすめです。
ITパスポートの学習内容は3分野は?
ここからは、ITパスポートの学習内容を紹介します。ITパスポートは、3つの分野に分かれていることが特徴です。
- ストラテジ系:35問程度
- マネジメント系:20問程度
- テクノロジ系:45問程度
それぞれの分野でどのようなことを学習するのか、確認していきましょう。
ストラテジ
日本語に直すと戦略を意味するストラテジ分野では、経営に関する基礎的な知識を身につけます。学習内容は以下のとおりです。
- 企業活動
- 法務
- 経営戦略マネジメント
- 技術戦略マネジメント
- ビジネスインダストリ
- システム戦略
- システム企画
法律から会計の内容まで、企業に属しているのならば知っておきたい基礎的な内容のストラテジ分野。法律やマーケティングなど社会人の方であれば、知っている内容もあるはずです。
マネジメント
マネジメントの分野では、IT管理に関する内容を学習します。
- システム開発技術
- ソフトウェア開発管理技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
出題数が少ないマネジメント分野は、1問あたりの得点が高いためしっかりと抑えておきたいところ。全体の流れを把握することが、得点への近道です。
テクノロジ
IT技術について学習するテクノロジ分野には、専門用語が数多く存在します。
- 基礎理論
- アルゴリズムとプログラミング
- コンピュータ構成要素
- システム構成要素
- ソフトウェア
- ハードウェア
- 情報デザイン
- 情報メディア
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
2022年からは、テクノロジ分野に新しく情報デザインと情報メディアが加わりました。
専門用語の理解だけでなく、計算問題もテクノロジ分野で出題されます。計算問題は過去問を解いて、出題傾向を掴むと良いでしょう。
合格基準について
ITパスポートの3分野を知る際、一緒に理解しておきたいのが合格基準です。1,000点満点のITパスポート試験は、600点が合格の基準となります。
さらに、合格するためには3分野全てで300点以上が必須。そのため1つの分野に偏らないよう、学習を進めていく必要があるのです。
ITパスポートの試験について確認
学習内容について理解したところで、続いてITパスポートの試験概要を紹介します。
試験方式
ITパスポートは国家資格で初めて、CBT方式を採用した試験です。
CBT方式は、コンピュータを用いた試験方式のことを指します。ITパスポートの他、日商簿記や漢字検定などもCBT方式を採用している試験です。
ITパスポートの問題は選択式で、記述はありません。4択の中から答えを選びます。
4択問題のメリットは、消去法が使えることです。万が一、わからない問題が出てきても、消去法を使って選択肢を絞ることができます。
会場
ITパスポートの試験は、日本全国47都道府県で実施しています。
すべての都道府県に会場があるため、最寄りの試験会場を探しましょう。なお、住んでいる地域以外でも受験可能。
沖縄であれば、株式会社PC-ワールド 石垣試験会場や株式会社琉球新報開発 那覇港町試験会場などが会場です。試験の会場は、iパス公式サイトから確認できます。
試験日・時間
ITパスポートの試験は会場によって、試験日時が異なります。
試験開催は会場の休館日以外で、基本的に通年です。午前中から試験を開催している会場もあれば、夜遅くまで試験が受けられる場所もあります。
特に東京都は会場の選択肢が多いため、都合の良い日時で試験を開催する会場を探しやすいでしょう。
試験の申込方法・受験料
ITパスポートの受験料は、税込7,500円(2024年時点)です。
申込みはiパス公式サイトの「受験申込み」から行います。受験が初めての場合は利用者IDとパスワードの登録後、申込みできます。
なお、申込みは最長3ヶ月後まで可能です。人気会場は満席になりやすいため、早い段階で予約をしておきましょう。
ITパスポートは難しい?難易度や合格率について
ここからは、ITパスポートの難易度について紹介します。
結論、ITパスポートの難易度はあまり高くないため、挑戦しやすい試験だと言えるでしょう。まずは、合格率から紹介します。
合格率
ITパスポートの合格率は50%前後で、半数の方が合格しています。
iパス公式サイトが発表する試験結果を見ると、学生よりも社会人の合格率が高く60%を超えています。(令和3年1月)
勉強期間
150時間の勉強時間が必要で、1日に2時間勉強すると仮定しましょう。2時間の学習を毎日続ければ、2ヶ月半〜3ヶ月程度で合格が目指せます。
ITパスポートは暗記すべき用語が多いため、まとめて学習するのではなく、コツコツと積み重ねることが大切です。
ITパスポートは独学で取得できる!合格に必要な学習時間は?
ここまで、ITパスポートを取得するメリットについて解説してきました。
ITパスポートの魅力を十分に感じていただけたかと思います。
では、どのようにして試験対策を行うべきなのでしょうか?
ITパスポートは独学で合格できる
ITパスポートは、独学で合格できる試験です。
すべての社会人が身につけておくべきITの基礎知識を学ぶための試験であり、難易度は高くありません。
しかし、IT専門用語など、IT初心者には難しいポイントも存在しています。
ITパスポートの勉強時間は100~180時間
独学でITパスポートを勉強した場合の勉強時間は、100~180時間とされています。
合格に必要な学習時間(独学) | |
IT系の知識が既にある方 | 100~150時間程度 (1日2時間の学習で、約1か月半~2か月) |
初学者 | 180時間程度 (1日2時間程度の学習で、約3か月) |
IT系の知識が既にある方の場合
学習時間
IT系の知識がある方の場合、100~150時間程度の学習時間が必要だと言われています。
1日2時間勉強すると考えると、約1か月半から2か月程度の学習期間です。
学習のコツ
ITパスポート試験では情報処理の知識だけでなく、経営・会計といった分野も出題範囲となっています。
IT系の知識を既に持っているからこそ、テクノロジ系だけでなく、ステトラジ系やマネジメント系の分野の勉強にも力を入れましょう。
初学者の場合
学習時間
初学者の場合、約180時間程度の学習時間が必要だと言われています。
1日2時間勉強すると考えて、約3か月程度の学習期間です。
学習のコツ
初学者の場合、学習の過程で最初に感じる高い壁が、難解なIT専門用語です。
略語や英語、カタカナ語が多く出てきます。
分からない箇所はすぐに調べる癖をつけ、1つ1つ丁寧に用語を覚えていくことが重要です。
学習の初期段階で用語の理解をおろそかにすると、その後テキストに取り組んだり過去問を解いたりしても、高い学習効果を見込むことが出来ません。
効率的に学習を進めるために、地道な用語の理解に努めましょう。
*参照元:ITパスポート試験はどれくらいの期間の勉強時間が必要か? (studying.jp)
効率よく合格を目指せるITパスポートの勉強方法
ITパスポートの勉強方法は、独学と通信講座の2つに分けられます。
自分に合った勉強方法を選ぶことで、効率よくITに関する知識が身につけられるでしょう。
ここからは独学と通信講座、それぞれの特徴やおすすめな人について紹介します。
独学のメリット・デメリット
独学のメリットとデメリットは、下記のとおりです。
メリット | 費用が抑えられる マイペースに学習を進められる |
デメリット | わからない箇所を解決しにくい 時間がかかりやすい 「解き方」を理解しにくい |
テキストと問題集があればITパスポートの学習ができる独学は、費用を抑えて自分のペースで勉強を進められます。
一方で専門用語や解き方がわからない場合に、教えてもらうことができない点はデメリットです。
独学がおすすめな人
学習するためのコストを小さく抑えられる独学は、下記のような方におすすめです。
- IT分野に触れたことのある人
- 自分のペースで学習を進めたい人
- 参考書を読むのが苦になりにくい人
ITパスポートは専門用語が多いため、初学者が効率的に独学で学習をするのは難しいでしょう。独学は教材に使用期限がないため、ゆっくりとしたペースで少しずつ学習を進めたい方にはぴったりでしょう。
独学に必要なもの
独学でITパスポートを学ぶ際、必要なものは下記の4点です。
- 参考書
- 問題集
- 過去問題
- 電卓
ITパスポート試験本番は電卓を利用できませんが、自宅での学習であれば電卓があると便利です。参考書や問題集は、書店やECサイトで手に入れられます。
通信講座のメリット・デメリット
ITパスポートの学習に通信講座を使うメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | 勉強時間を短縮しやすい 効率よく学習できる 計画的に進めやすい |
デメリット | 独学よりも高額になりがち 動画の視聴期限がある場合も |
ITパスポートの講座によっては2万円近くかかる場合もあり、独学よりも高額になる点はデメリットです。
しかし講義動画や質問サービスなどのコンテンツが充実する通信講座は、効率的に学習を進められます。
通信講座がおすすめな人
ITパスポートの学習に通信講座の利用がおすすめな人は、以下のとおりです。
- 効率よく学習を進めたい人
- 動画を使った学習を行いたい人
- 参考書を読むのが苦手な人
- 短い期間で試験の攻略をしたい人
参考書だけでは理解が難しいITパスポートの専門用語や問題も、講義動画で学習すればスムーズに理解しやすくなるでしょう。
また講義動画を賢く利用すれば、効率よく学習を進めることができるため、ITパスポート試験の短い期間で攻略できるでしょう。
おすすめの通信講座3選
ITパスポートの通信講座は数が多いため、どれを使うべきかわからず困っている方も少なくないでしょう。
そこでここからは、効率の良い学習におすすめの通信講座を3つ紹介します。
コスパの高い通信講座やサービスが充実した講座も紹介するため、試験にの一発合格を目指すためにも賢く活用してみてください。
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