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投稿日:2024年3月7日 | 更新日:2024年04月05日
基本情報技術者試験は科目A(旧午前)と科目B(旧午後)の2つから成り立っています。
基本情報技術者試験に合格するためには、科目A(旧午前)は幅広い知識が要求され、科目B(旧午後)は実務に近い技術力が要求されます。
それぞれの科目には特徴があり、しっかりと出題される問題を理解することで合格の糸口が見えてきます。
特に科目B(旧午後)は2023年度から大幅に改訂されましたので、どのように変わったのかを把握することが合格する上で非常に重要です。
科目B(旧午後)がどのような問題なのか、基本情報技術者試験の合格に必要なことを見てみましょう。
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基本情報技術者試験(FE)科目B(旧午後)とは
基本情報技術者に求められるスキルと合格率は?
基本情報技術者には幅広い情報技術の知識と、技術スキルが求められます。
基本情報技術者試験は、暗記形式の科目A(旧午前)と実務形式の科目B(旧午後)に分かれており、難易度は科目B(旧午後)の方が若干高いと考えられます。
なお、例年の合格率は平均すると25%程度ですが、2021年度、2022年度は合格率が40%を超えているので、しっかりと勉強すれば合格できる試験であると言えます。
基本情報技術者試験の科目Bの試験内容は?
科目B(旧午後)の試験内容は、令和5年度(2023年度)より小問題が20問になりました。
試験時間は100分で、多肢択一式の問題になります。
旧午後の試験は大問1問が必須で、小問題11問から5問を選択して回答する形式でした。
また、言語はC、java、pythonなどから選んで回答する形でしたが、それらが無くなり小問題20問になっています。さらに、Excelのような表計算問題も無くなりました。
これにより20問中16問がデータ構造やアルゴリズムを中心としたプログラミング系の問題となり、残りの4問はセキュリティ系の問題となりました。
配点もこれまでのように1問何点という決まりはなくなりました。
基本情報技術者試験の科目Bは読解力が必要?
科目B(旧午後)は小問題が20問で100分の試験時間なので、1問あたり平均5分で解かなくてはなりません。そのため、問題を読み解く読解力が必要です。
ダラダラと問題を読んで考えていると、あっという間に時間が経過してしまうので、時間配分が大事です。
また、多肢選択なので科目A(旧午前)の四肢択一より選択肢が多く、読解力と論理的思考ができないと正解するのはかなり難しいのが科目B(旧午後)です。
更に、試験のためだけの疑似言語でプログラミング系の問題が構成されているので、より技術的なスキルが必要です。
基本情報技術者試験(FE)科目B(旧午後)の事前対策法1
まず科目A(旧午前)の対策を十分に行う!
まず、基本情報技術者試験をクリアするためには、科目Aの突破が基本です。
基本情報技術者なので、試験ではプログラミングだけでなく、アルゴリズム、セキュリティ、プロセス、プロジェクト管理、マネジメントなど様々な知識が求められます。
つまり基本情報技術者試験の科目Aは過去問を多数解いて、暗記する形の出題傾向だと思って間違いありません。
そのため、難易度が高めの科目Bを重点的に攻略しなければなりませんので、科目Aについては繰り返し過去問題を解いて暗記対策を十分に行いましょう。
科目Bは苦手問題を克服して突破する!
基本情報技術者試験の科目B(旧午後)は、プログラミング系を中心とした小問題が18問と、セキュリティ系の小問題が4問、合計20問出題され全問回答必須になっています。
科目Bは人によっては苦手な問題も出題されるので、まずは苦手問題の克服から取り組みましょう。
試験中に特定の問題で苦戦していると時間を消費して、他の問題に手が回らなくなります。
しっかりと対策しましょう。
科目Bのサンプル問題を繰り返し解いて理解する!
基本情報処理試験が新シラバスになってからの科目B(旧午後)の過去問題は公開されていませんので、これから受験する人が過去問題を解けるのは、令和元年度(2020年度)以前の問題しかありません。
シラバスが変わったとしても、出題内容は大きく変わらないと考えられており、過去問題を解くことは無駄ではありません。
過去問だけでなく想定サンプル問題を重点的に解きましょう。
通信講座で科目Bを攻略する方法もあります。
基本情報技術者試験(FE)科目B(旧午後)の事前対策法2
これで科目B(旧午後)突破!おすすめ通信講座5選
基本情報技術者試験は科目Bがボトルネックです。
科目Aをクリアできても、科目Bで落ちる人が多いのが基本情報技術者試験の特徴なので、科目Bの対策をしっかりすることが大事です。
そこで独学では得点アップにも限界があるので、科目Bに特化した通信講座で点数アップし合格を目指すという方法もあります。
ここでは、科目Bに特化した代表的な通信講座からおすすめを5つ紹介しますので、活用して下さい。
おすすめ通信講座:スタディング
スタディングは基本情報技術者試験を短期間で合格を目指すコース設計になっており、科目B(旧午後)の対策も十分行われます。
非エンジニア向けにも初学者コースがあるので、合格に必要な対策がしっかりと練られている事が分かります。
スマホ用アプリのスタディングアプリがあり、これを使って学習することで弱点が分かり、科目B(旧午後)でどこが弱いのか、どのように対策すれば得点が上がるのかアドバイスを受けながら学習できます。
ちなみに紙テキストへは非対応で全てオンライン学習です。
コース料金は基本情報技術者合格コースが36800円で、基本情報技術者初学者コースが43800円です。
基本情報技術者試験を短期間で合格を目指したい人にスタディングはおすすめです。
おすすめ通信講座:フォーサイト
フォーサイトはコースを1つに限定し、合格点を目指す効率的な学習を行うのが特徴です。
基本情報技術者試験はCBT方式での試験ですから、フォーサイトでもCBT方式に対応しておりeラーニングが可能になっていますが、それだけでなく現在では珍しい紙テキストにも対応しています。
何より時間をかけずに短期間で合格を目指すことをコンセプトにしており、科目Bの学習内容も非常に充実しています。
「ManaBun」というスマホ用アプリがあり、これを使えばいつでもどこでも学習することができます。
なお、コース料金は35800円となっており、相場より若干安くなっています。
おすすめ通信講座:資格の大原
経済的に余裕があるなら、資格の大原で基本情報技術者試験に挑むのもおすすめです。
何故なら、資格の大原では「科目A免除制度」に対応したコースがあり、完全に科目Bへ集中して学習できる対策が取られているからです。
基本情報技術者試験そのもののコースは8種類あり、その中で「科目A免除制度」に対応しているのは3コースです。
修了試験が2回予定されており、1回でも合格すれば1年間は科目Aが免除され科目Bの勉強に専念できます。
コース料金は相場より高めとなっていますが、科目Aをパスできるという意味では大きなメリットがあります。
おすすめ通信講座:TAC
TACは資格取得を専門に扱う学校で、基本情報技術者試験のコースは多数準備されており、長い時間をかけてじっくりと学習することを特徴としています。
中でも科目Bの対策時間はかなり長めに設定していると言われています。
勉強方法として、教室、ビデオブース、Web通信、DVD通信などから選択できるので、受験生の勉強スタイルに合わせて学習できます。
なお、コース料金は10万円を超えるものが多く、相場よりかなり高いです。
時間的、経済的に余裕のある人におすすめの通信講座です。
おすすめ通信講座:ITEC
ITECは基本情報技術者試験のコース選択に当たって、受験者の実力に合わせて選ぶことを重要視しています。
そしてITECの一番大きな特徴は、自社出版している教材を使って通信講座を進める点です。
自社の教材で学習し多数の合格者を排出していることは、重要なポイントをしっかりと押さえているからです。
また、いくつかのコースでは「科目A免除制度」に対応しており、免除試験にパスすれば科目B(旧午後)に集中して勉強時間を割り当てることができます。
なお、コース料金は相場より安く設定されており、経済的な負担という点でもメリットがあります。
基本情報技術者試験(FE)科目B(旧午後)の実践対策法
科目A・科目Bの両方を受験し問題と実力を把握する
基本情報技術者試験科目Aの結果に自信がなくても、必ず科目Bも受験して下さい。
採点されないからと科目Bを受験せずに帰宅する人が一定数いますが、NG行為です。
例え科目Aが突破できなかったとしても、科目Bを受験しなくていい理由にはなりません。
自分の実力を把握する意味でも、科目Bの受験も必須と考えてください。そこから次回の試験対策として足りていない部分が見えてくるからです。
試験に慣れることも大事ですし、もしかすると科目Bの方が相性が良い場合もあります。言語指定では解けなかった問題も、疑似言語になれば回答できる問題が多くなっている可能性もあります。
基本情報技術者試験は、科目A(旧午前)と科目B(旧午後)がセットになった試験であると認識しましょう。
科目Bは真っ先に問題内容をチェック
科目Bは小問題が20問も出題されるので、どのような内容の問題が出ているか問題を真っ先にチェックします。
ざっと問題を見て、どういう分野の問題になっているか、得意、そうでもない、苦手に分けてそれぞれメモして下さい。
これは、それぞれの問題を解く順番を決めるための印です。
次の章で説明しますが、科目Bのポイントは時間配分です。
時間配分を間違えると、解ける問題も解けなくなります。まず最初に試験問題の解く順番を決めてしまいましょう。
各小問題の時間配分を意識する
20問の小問題は時間配分を意識して解かなければ、全問回答できません。
100分しかない試験時間で20問なので、1小問題当たり5分が最低割当時間です。
そうなると難しかったり、苦手な問題が出て1問に10分消費してしまうと、得意な問題を2分、3分という短時間で解くことになり、自分で自分の首を絞めてしまいます。
そのため、得意な問題から解いていくことで、難しい問題に余裕をもって回答できるようになります。
前述のように、真っ先に設問をチェックするのは問題の解く優先順位を決めるためなのです。
効率の良い問題の解き方ができるかどうかも、科目Bの試験目的です。時間をしっかりと意識して、難しい問題は後回しにしましょう。
基本情報技術者試験(FE)科目B(旧午後)が苦手?
科目Bが苦手というのは思い込み!
「文章問題だから」
「読解力がないから」
「どう攻略してよいか分からないから」
「プログラミング系が多いから」
よく基本情報技術者試験の受験者からこのような話を耳にすることがありますが、これらは完全な思い込みでしかありません。
まず、科目Bの苦手意識を捨てましょう。
以下を参考にして科目Bの試験対策をしっかりと行って、合格を目指して下さい。
日頃から論理的思考力を養う
基本情報技術者試験の科目Bは、論理的思考と文章を読み解く読解力が必要です。
試験対策としてそれらを身につけるのは非常に難しいので、日頃から論理的思考力が身につくよう意識して下さい。
何か行動するときなどに多角的に考えて、自分が取るべき行動を俯瞰してみましょう。
無駄のない効率的な考え方を意識することで、論理的思考力は自然と養われます。
文章問題にアレルギー反応を起こさない
基本情報技術者試験の科目Bは小問題が20問出題されますがいずれも文章問題で、プログラミング系が中心になります。
言語はC、JAVA、pythonなどではなく仮想言語での出題です。
科目Bは文章問題だからとアレルギー反応を起こす人がいますが、文章問題=難しいと考えるのは間違っています。
文章問題は日本語で分かるように書かれていますので、落ち着いて読めば理解できる内容になっています。
そして解答する上でポイントになる箇所があるので、それを見極めることができれば攻略は簡単です。
文章問題だから自分には解けないとアレルギーを起こさないようにしましょう。
科目Bは人間が作った試験問題である
基本情報技術者試験の問題は、科目Aも科目Bも人間が作った問題です。
同じ人間が作った問題ですから、解けないわけはありません。
過去問題を解いていると、攻略のポイントになる部分のヒントが必ず隠されていることに気が付きます。しかも科目Bは20問ありますので、回答可能なようにレベルを下げた問題も用意されます。
全問難しいと合格者が激減してしまうのでIPAもそんなことはしません。むしろ解ける問題を用意して、しっかり対策しているかを見ています。
科目Bの2割を占めるセキュリティ系を落とさない
科目Bの問題のうち、セキュリティ系は4問と少ないですが、少ないからと言って無視してはいけません。少ない問題をしっかり解くことで、確実に点数を手にできます。
出題問題が少ないということは、セキュリティ系の問題は的を絞ることができます。
的を絞ることができれば、勉強も効率的にできますし失点するリスクも少なくなるでしょう。
まず4問確実にゲットして、残り16問にチャレンジすれば合格率は一気に高まるでしょう。
プログラミング系問題は全問正解する必要なし
科目Bは20問中4問がセキュリティ系で、残り16問はプログラミング系の問題になります。
このプログラミング系の問題は、データ構造、アルゴリズムなどいくつかのカテゴリから出題されますので、人それぞれ得手不得手がある中で自分の得意分野を確実に正答することを目指しましょう。
16問中、8問正答すればセキュリティ系4問と併せて6割に到達し合格目前です。
勉強に割く時間を惜しまない
勉強時間は効率化するのが理想です。ダラダラと長期に当たって勉強してもモチベーションを維持するのが難しいからです。
だからと言って、しっかりと理解しないまま勉強に割く時間を惜しんでしまうと、簡単には合格できません。
しっかりと勉強時間を割いて、自分が納得できるまで勉強に取り組んで下さい。
科目A、科目Bともに勉強時間を惜しまず、過去問題を何度も何度も解き理解することが何よりの攻略法であり、対策法と言えるでしょう。
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