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投稿日:2023年12月18日 | 更新日:2024年04月22日
今回は、ハングル検定2級のレベルや難易度を徹底解説していきます。
ハングル検定初級の5級~中級の準2級までは、順調に合格をしてきた方も、上級レベルの2級の受験になると、いきなりハードルが高く感じるのではないでしょうか?
確かにハングル検定2級は、難易度も高めで合格率も低い傾向。
受験自体を諦めてしまう方も少なくないでしょう。
しかし、ハングル検定2級の難易度やレベルを理解し、しっかりとした対策をすれば、合格も夢ではありません。
そこでこの記事では、ハングル検定2級のレベルや難易度を詳しく解説し、記事後半では対策に役に立つ勉強法やテキストを紹介していきます。
ハングル検定2級の合格を目標にしている方、将来受験を考えている方は必見です!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハングル検定2級とは?
まず、本題に入る前に「ハングル検定2級」を簡単に解説します。
ハングル検定の等級は、5級・4級・3級・準2級・2級・1級の5つあり、1級に進むにつれて難易度が高くなるのが特徴。
2級は上から二番目の等級になり、「上級レベル」に値します。
TOPIKの最上級の6級と同じくらいのレベルと言われていて、TOPIK6級を取得している上級者でも難しく感じるほど、難易度が高めの試験です。
ハングル検定2級のレベルや難易度を解説
ここまでで、ハングル検定2級の難易度はなんとなく高いと、お分かりいただけたかと思います。
しかし、難易度が高いと言っても「どのくらいの韓国語レベルなのか」気になりますよね?
ここからは、具体的にハングル検定2級のレベルや難易度を解説していきますので、順番にみていきましょう!
ハングル検定2級のレベルと評価基準は?
ハングル検定2級のレベルはと評価基準は以下の通り。
- 適切な言葉を選び、円滑なコミュニケーションを図ることができる。また、複雑な依頼や謝罪、批判などに適切な表現を用いて目的を達成できる。
- 話し手の感情やニュアンスを含む単語や表現、イントネーションの選択もほぼ理解でき、公式と非公式の場面で、適切な表現を使い分けることが可能。
- 新聞や雑誌の記事、解説、平易な評論など幅広い話題に関する文章を理解することができ、また、取扱説明書や契約書、請求書、広告、パンフレットなど実用的な文章も意味を具体的に把握できる。
- 連語や慣用句、ことわざ、四字熟語までを理解し、使いこなせる。また、南北の言葉の違いなどもある程度把握することが可能。
簡単にまとめると、「韓国・朝鮮語を様々な状況で理解し、それを使って自分の意思を伝えることができる」レベルになります。
ハングル検定2級の試験内容と合格ラインは?
ハングル検定2級の試験内容は以下の通り。
聞き取り | 筆記 | 合計 | |
---|---|---|---|
試験時間 | 30分 | 80分 | 110分 |
問題数 | 20問 | 50問 | 70問 |
配点 | 40点 (必須得点16点) | 60点 (必須得点30点) | 100点 |
試験はマークシートを使用、設問はすべて韓国語。
100点満点(聞き取り40点/必須得点16点・筆記60点/必須得点30点)で70点以上合格となります。
ハングル検定2級の合格率から見る難易度
まず、ハングル検定の各級の合格率から見ていきましょう。
- 5級:85%前後
- 4級:約75~80%
- 3級:75%前後
- 準2級:40%前後
- 2級:20%前後
- 1級:15%前後
※2020年~2023年の秋季までの平均点を出した結果です。
2級は20%前後となり、合格率が低いところを見ると「難易度が高い試験」だということが分かると思います。
合格率の参考資料:ハングル能力検定公式ホームページ、日本資格取得支援公式ホームページ
ハングル検定2級対策の勉強法
ここまで、ハングル検定2級のレベルと難易度、合格率を具体的に解説してきました。
ハングル検定2級は、合格率も低めで難易度が高い試験になるため、合格するためには、しっかりとした対策がいるでしょう。
しかし、2級の上級レベルになると、対策テキストの数も少ないのが実情。
そのため、今までテキストで対策してた方は「どのように対策していいか分からない」と思う方もいると思います。
以下で、効果的なハングル検定2級対策の勉強法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
・語彙力を強化する
・韓国語の音声にできるだけ触れる
・過去問を解く
語彙力を強化する
まずは、語彙力を強化すること。
ハングル検定2級は、語彙力の強化が非常に重要で合格の鍵になります。
2級の出題範囲の名詞・動詞・形容詞の単語の他にも、慣用句や四字熟語も覚えなければなりません。
語彙力強化のためには、何度も繰り返して粘り強く暗記しないとなので、根気がいります。
お気に入りのテキストを見つけてみたり、かわいくノートにまとめてみたり、なるべくモチベーションが継続できる方法で対策してみましょう。
語彙力アップのおすすめの対策本やテキストを以下で紹介しますので、参考にしてみてくださいね!
「ハングル」検定公式ガイド 合格トウミ改訂版 合格レベルと語彙リスト 上級編
ハングル能力検定公式テキストで、ハングル検定上級(1・2級)に出題される単語や慣用句が載っている対策本。
赤シート付きの、A5サイズなのでカバンに入れて持ち運びにも便利なので、外出先やスキマ時間の勉強にも最適です。
ハングル検定の上級(1・2級)合格に関わってくる語彙が詰め込まれているので、この一冊網羅すれば、語彙力アップに一躍買ってくれるでしょう。
また、ハングル検定協会の公式書籍に対応している「音声ペン」とあわせて使うと、発音も覚えられ、より効果的。
※音声ペンは、公式オンラインストア「ハン検ショップ」で購入可能。
【音声DL】 キクタン韓国語【上級編】
ハングル検定2級の語彙リストと過去6年分の過去問を分析し、頻出単語や慣用句・四字熟語や表現1120語をピックアップした単語に特化した本。
チャンツというリズムに乗せて「耳」と「目」をフル活用しながら覚える単語がみるみる覚えられるのがキクタンの特徴。
また、特に注意すべき「発音変化」には、発音が併記されているので、正しい発音を確認しながら効果的な学習を進められるでしょう。
1日16語×10週間のカリキュラム学習を提供しているので、無理なく計画的に学習したい方にもおすすめです。
hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル
ハングル検定上級の最新出題範囲に対応した例文付きの単語集。
上級レベルのハングル検定2級と、1級合格を目指す人のために必要な語彙数を5000語以上を収録。
1日15単語を26週間(半年)で、学習を進められる構成で組まれているため、効果的に効率よく、語彙力強化ができます。
さらに、ナチュラルなスピードの音声ダウンロード付きで、音読・シャドーイング・作文など、音からも単語を学ぶことが可能です。
ハングル検定上級対策にも最適ですが、韓国語上級者でボキャブラリーをさらに増やしていきたい人にも非常におすすめ。
まさに、上級者が待ち望んでいた一冊です。
韓国語の音声にできるだけ触れる
次は、韓国語の音声にできるだけ触れること。
机に向かって、ハングル検定2級対策の勉強をするのも大切ですが、日常生活の中でなるべく韓国語に触れる時間を作りましょう。
移動時間などのスキマ時間を利用して、音声の聞き流しだけでもおすすめ。
毎日少しでもネイティブの音声に触れているだけで、正しい発音を覚えられるうえ、リスニング対策にもなります。
また、ニュースやラジオ、バラエティー番組など様々なコンテンツから新しい表現も覚えることができるでしょう。
以下で、おすすめのアプリやYouTube動画を紹介します。
・SBS NEWS
・KBS NEWS
・YTN
自分のお気に入りのコンテンツを見つけてみてくださいね!
SBS NEWS
韓国のテレビとラジオ兼営の放送局「SBS」が提供する無料のニュースアプリ。
最新の韓国のニュース記事をジャンル別に読めるほか、動画で見れるニュースも多数あるので見ごたえ抜群です。
視聴者の目線に合わせた品格のあるニュースを見ることができるでしょう。
KBS NEWS
韓国の見逃してはならない様々なニュースを一目で見ることができる無料のニュースアプリ。
動画のニュースが多く、スクリプトを見ながら音声を聞けるのがKBS NEWSの良い点。
最新ニュースや話題になっているニュースをランキング形式で見れるので、韓国の時事問題にも詳しくなれるでしょう。
YTN
YTNの公式YouTube:YTNチャンネル
韓国のソウルに本部を置く、24時間放送のニュース専門チャンネル。
韓国の新聞・テレビ・ ネットなどの媒体利用率で 1位を獲得するなど、影響力が大変大きいメディアです。
最新の韓国のニュースがスマホ一つで好きな時に、ライブで聞くことが可能。
また、字幕で見れるニュースも豊富なので、文字と音声を確認しながらニュースが聞けます。
気軽に視聴できるので、テキストや参考書の勉強が苦手な方にもおすすめです。
過去問を解く
最後は、過去問を解くこと。
ハングル検定を問わず、検定試験の対策で過去問は欠かせません。
過去問を解くことで試験の傾向やパターンが分かるので、効率的にアウトプットできるでしょう。
自分の実力も結果として目に見えて分かるので、苦手の克服にも役立ちます。
本番と同様に時間を計って、何度も繰り返し解いてみましょう。
以下で、ハングル検定2級の対策に使える、おすすめの過去問題集を紹介していきますので、ぜひ2級の対策に役立ててくださいね!
「ハングル」能力検定試験 公式過去問題集 2級
ハングル能力検定協会が公式に発行している、過去2回分の試験問題が収録されている過去問題集。
この問題集は、ただ単に過去問が解けるだけでなく、問題についての詳しい解説が提供されているため、理解できない点や疑問点を解消しながら試験対策を進めることできます。
実際にあった過去の試験問題を使うため、試験の傾向やパターンも分析でき、本番の試験のリハーサルとしての直前対策にも最適です。
また、直近の過去問だけでなく、できるだけ多くの過去問を解いて対策したい方は、Amazonで年度別の過去問を購入することが可能。
公式の過去問は、一度は解いておくと安心ですね。
ぜひ、チェックしてみましょう!
「ハングル」能力検定試験 2級問題セット
「ハングル」能力検定試験2級問題セットは、実際に行われた試験の問題セットです。
この問題セットは試験終了後の当日午後5時以降販売されます。
内容は、2級試験問題冊子、リスニング試験用CD、正答と日本語訳付き冊子。
主に、実際に受験した方の答え合わせとして購入するケースが多いですが、公式過去問題集の販売を待つことなく、直近の試験問題の傾向を見て対策することが可能です。
値段もリーズナブルなので、購入しやすいのもポイント。
購入は、ハングル能力検定協会オンラインショップ 「ハン検ショップ」で購入が可能です。
その他、「ハン検ショップ」では、ハングル検定対策に使える書籍や、グッズなどを販売してるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハングル検定2級の試験問題サンプル
ハングル検定2級の試験問題サンプルは、ハングル能力検定の公式ホームページから無料でダウンロードができます。
サンプル問題のため、正答や音声はありませんが、問題の傾向やどんな語彙が出題されるかなどの確認が可能です。
また、「2級は少し自信がない方」や「1級でも挑戦できそうな方」など、自分のレベル確認としてもサンプル問題を一度解いてみるのもおすすめ。
他の級も用意があるので、ハングル能力検定公式ホームページをチェックしてみましょう!
まとめ:ハングル検定2級の対策をして受験に備えよう!
今回は、ハングル検定2級のレベルや難易度を詳しく解説し、対策に役に立つ勉強法とテキストを紹介しました。
ハングル検定2級は、難易度も高く合格率も低いため「なんだか難しそう…」と思った方もいるかもしれません。
しかし、2級の受験を検討している方は、韓国語学習を始めてから今の上級まで、努力を積み重ねてきた方ばかりだと思います。
しっかりとした対策をすれば、合格は目指せるはずです。
ぜひこの記事を参考に、自信を持ってハングル検定2級に挑戦してみてくださいね!
ハングル検定2級を受験する方を心から応援しています!