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投稿日:2023年10月4日 | 更新日:2024年04月22日
「よく聞くけど、MOS資格とはなに?」
「どんな内容を勉強するのだろうか?」
当記事では、そんな疑問を解決するために、MOS資格について解説します。
MOS資格とは、マイクロソフト社が開発したオフィスソフトウェアの操作を確認する試験です。
ExcelやWordなど、みなさんも使ったことがある人も多いのではないでしょうか?
海外でも幅広く活用されており、人気の資格です。
記事の流れは以下の通りです。
- MOS資格の概要
- 資格を持つメリットとは
- 勉強法
ぜひ最後まで読んでください。
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MOS資格とは?
MOS資格とは、WordやExcelなどオフィス製品の操作スキルに関する国際資格です。
合格すれば、マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト認定証が渡されます。
海外でも幅広く採用されている資格のため、MOSはパソコンスキルの中でも世界中で人気の資格です。
スペシャリストとエキスパート
MOS資格には2種類のレベルがあり、WordやExcelのスペシャリストとエキスパートには以下の違いがあります。
試験科目 | 一般レベル(スペシャリスト) | 上級レベル(エキスパート) |
Word (文書作成ソフト) | 文字サイズやフォント の変更、表の作成・編 集、作成した文書の印 刷など、Wordでの基本 的な編集機能を理解し ている方 | スタイル機能や目次・ 索引作成などの長文 機能、他のアプリケ ーションソフトから のデータ取り込みな ど、Wordでの高度な 機能を理解している方 |
Excel (表計算ソフト) | 数式や基本的な関数の作 成、セルの書式設定、グ ラフ作成など、Excelで の基本的な操作を理解し ている方 | ピボットテーブルなど のデータ分析、条件付 き書式や入力規則の設 定、マクロの作成・編 集など、Excelでの高度 な機能を理解している方 |
一般レベルのスペシャリストは実務者向けで、上級レベルのエキスパートは、データ管理を行う人や管理職向けです。
MOS資格の受験方法
MOS試験の受験方法には2通りあります。
全国一斉試験と随時試験があり、それぞれ受験会場や日時が違うため注意しましょう。
MOSの詳しい受験方法はこちらから確認可能です。
MOSの合格率・合格点
MOS資格の合格点は、公式には公開されていません。
しかし合格点と合格率は以下のようにいわれています。
合格点 | 700点/1000点 |
合格率 | 80%(スペシャリスト)、60%(エキスパート) |
またMOS試験の難易度や他の受験者の得点によって若干変動します。
MOS 各科目の試験範囲
MOSでは以下の5つの科目があります。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Word(ワード)
Wordの試験範囲は以下の6つです。
文書の管理 | 文書内を移動する 文書の書式を設定する 文書を保存、共有する 文書を検査する |
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 | 文字列や段落を挿入する 文字列や段落の書式を設定する 文書にセクションを作成、設定する |
表やリストの管理 | 表を作成する 表を変更する リストを作成、変更する |
参考資料の作成と管理 | 参照のための要素を作成、管理する 参照のための一覧を作成、管理する |
グラフィック要素の挿入と書式設定 | 図やテキストボックスを挿入する 図やテキストボックスを書式設定する グラフィック要素にテキストを追加する グラフィック要素を変更する |
文書の共同作業の管理 | コメントを追加、管理する 変更履歴を管理する |
Wordの試験では、文章の作成や編集以外にもグラフや表作成が問われます。
スキルをマスターすることにより、文章の読みやすさや見栄えが良くなります。
Excel(エクセル)
Excelでは、データの管理や編集が主な問題です。
グラフの作成や正しいグラフの使い方も問われます。
Excelの試験範囲は以下の通りです。
ワークシートやブックの管理 | ブックにデータをインポートする ブック内を移動する ワークシートやブックの書式を設定する オプションと表示をカスタマイズする 共同作業と配付のためにブックを準備する |
セルやセル範囲のデータの管理 | シートのデータを操作する セルやセル範囲の書式を設定する 名前付き範囲を定義、参照する データを視覚的にまとめる |
テーブルとテーブルのデータの管理 | テーブルを作成する 書式設定する テーブルを変更する テーブルのデータをフィルター、並べ替える |
数式や関数を使用した演算の実行 | 参照を追加する データを計算する 加工する 文字列を変更する 書式設定する |
グラフの管理 | グラフを作成する グラフを変更する グラフを書式設定する |
PowerPoint(パワーポイント)
PowerPointでは、スライドの作成やデザインの編集が試験で問われます。
操作を理解することで、見やすいスライドの作り方や今まで使わなかったコマンドも学べます。
PowerPointの試験範囲は、以下の通りです。
プレゼンテーションの管理 | スライド、配布資料、ノートのマスターを変更する プレゼンテーションのオプションや表示を変更する プレゼンテーションの印刷設定を行う スライドショーを設定、実行する 共同作業用にプレゼンテーションを準備する |
スライドの管理 | スライドを挿入、変更、並べ替え、グループ化する |
テキスト、図形、 画像の挿入と書式設定 | テキストを書式設定する リンクを挿入する 図を挿入する 書式設定する グラフィック要素を挿入する 書式設定する スライド上の図形を並べ替える グループ化する |
表、グラフ、SmartArt、 3Dモデル、メディアの挿入 | 表を挿入する 書式設定する グラフを挿入、変更する SmartArt を挿入する 書式設定する 3Dモデルを挿入、変更する メディアを挿入、管理する |
画面切り替えや アニメーションの適用 | 画面切り替えを適用、設定する スライドのコンテンツにアニメーションを設定する アニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する |
Access(アクセス)
Accessの試験では、データの管理やクエリ、フォーム、レポートの管理や編集の操作が問われます。
Accessの試験範囲は、以下の通りです。
データベースの作成と管理 | データベースを作成、変更する リレーションシップとキーを管理する データベース内を移動、保護、管理する データを印刷、エクスポートする |
テーブルの作成 | テーブルを作成、管理する テーブル内のレコードを管理する フィールドを作成、変更する |
クエリの作成 | クエリを作成、変更する クエリ内で集計やグループ化を行う |
フォームの作成 | フォームを作成する フォームにコントロールを設定する フォームを書式設定する |
レポートの作成 | レポートを作成する レポートのコントロールを設定する レポートを書式設定する |
Outlook(アウトルック)
Outlookでは、メッセージの管理や予定表、イベントの作成など組織を管理する操作を試験で問われます。
秘書の方や組織で仕事をすることが多い人に向いています。
Outlookの試験範囲は、以下の通りです。
Outlook環境の管理 | Outlookの設定をカスタマイズする メールの設定をカスタマイズする 検索操作を行う 情報を印刷、保存する |
メッセージの管理 | メッセージを作成する メッセージにコンテンツを挿入する メッセージを整理、管理する |
スケジュールの管理 | 予定表を作成、管理する 予定、会議、イベントを作成、整理、管理する |
連絡先とタスクの管理 | 連絡先を作成する 管理する 連絡先グループを作成する 管理する タスクを作成、管理する |
MOS資格の難易度
合格率や合格点を確認しても、一概には難易度がわかりません。
MOS資格を取ることは、難しいのか偏差値で客観的に確認してみましょう。
MOS資格の難易度を他の資格と比較した場合、以下の通りです。
資格 | 偏差値 |
一般レベル | 38 |
ファイナンシャル・プランナー3級 | 37 |
自動車運転免許 | 35 |
資格 | 偏差値 |
上級レベル | 41 |
歯科衛生士 | 44 |
ファイナンシャル・プランナー2級 | 48 |
多くの方が持っている、自動車運転免許や合格率が高いファイナンシャル・プランナー3級と偏差値は同じです。
そのためMOS資格を取ることは、簡単といえます。
MOS資格を持つことで有利になる職種は?
MOS資格を持つことで有利になる職種は以下の通りです。
- 事務職
- 営業職
- 士業
順番に詳しく見ていきましょう!
事務職
1つ目は事務職の方におすすめです。
総務や経理などはどの業務でもオフィススキルが求められます。
資料作成やバックオフィス業務でWordやExcelは欠かせません。
業務の効率化にも活かせるため、MOSの資格を取得すると業務効率が向上します。
営業職
事務職と同様に営業職でもオフィスソフトは、欠かせません。
営業資料の作成や広告など外部への宣伝にWordやPowerPointが必要だからです。
見せ方一つで営業成績が変わるため、スキルを身につけるデメリットはありません。
士業
弁護士や税理士などの相談業務で資料が必要です。
また顧客のデータ管理もExcelで管理するところが多いです。
官公庁に提出する資料もすべてパソコンで作成します。
MOS資格を得るメリットとは
MOS資格を得るメリットは以下の通りです。
- 就職・転職が有利になる
- 海外でも通用する
- 業務効率を改善できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
就職・転職が有利になる
MOSの資格を取得すれば、一部の業種で就職や転職が有利になります。
特に事務職では必須のパソコンスキルのため、多くの職場で重宝されます。
企業によって、求めるスキルに若干の違いはありますが、多くの企業が認知しているため転職や就職が有利になることは間違いないです。
また試験内容が実務に近い内容のため、持っているスキルの目安にもなります。
海外でも通用する
MOSの資格は国際的に通用する資格です。
海外でもオフィスソフトを使う企業や組織は多く、即戦力として使えます。
また認定証も日本語だけでなく、外国語にも変更可能なため、海外でもスキルの証明が可能です。
業務効率を改善できる
MOS資格を取得しなくても、Wordなどのオフィスソフトは使えます。
しかしMOS資格を取得すれば、効率よく活用する方法や機能を学べます。
自分が請け負っている業務の効率が向上すれば、組織全体の業務効率改善も可能です。
エキスパートの資格を取得すれば、高度な設定を使って業務を行えます。
MOS資格のための勉強法・対策
MOS資格を取得する方法として、独学と通信講座の利用が挙げられます。
それぞれの勉強法を見ていきましょう。
独学
独学でMOSの取得は、十分可能です。
独学でおすすめのテキストは以下の2つです。
- よくわかるマスターシリーズ(FOM出版)
- MOS対策テキスト(日経BP)
テキストの巻末にある模擬試験を何度も解いて、試験前までに満点にしましょう。
模擬試験と本番の試験は非常に似ているため、模擬試験を学習する時は時間を決めて学習すると本番で時間に余裕が持てます。
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通信講座
通信講座はテキストだけでなく、動画でMOSを学習したい人におすすめです。
通信講座は、初学者でもわかりやすい講義内容になっており、誰でもMOS試験に合格できるように工夫されています。
またわからない部分も、メールなどで徹底的にサポートされるため、わからない部分や疑問点をできる限り解決してくれます。
特におすすめの通信講座はユーキャンです。
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ユーキャンのMOS講座についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をおすすめします!
もし通信講座を考えている方は、ぜひ一度無料の資料請求を検討してみてください。
MOS資格を取得して、今後のキャリアに活かそう!
今回はMOS資格について解説しました。
MOS資格は難易度が低く、必要な試験の勉強時間も短いです。
テキストや通信講座も多数あるため、自分に合ったものを選びましょう。
この資格は実用的なスキルが身につき、生涯どこでも使えます。
MOSの資格はさまざまな業種で活用できるため、これから資格の取得を考えている方はぜひ検討してみてください。
また資格を取得したら、今後のキャリアに活かしましょう。
みなさんの充実した人生を願っています!それではまた!
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