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投稿日:2023年6月8日 | 更新日:2024年01月12日
「秘書検定に独学で合格したい!」と思ったものの、どのような勉強方法が効果的なのか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
本記事では、秘書検定に独学で挑戦するためにおすすめの勉強方法や合格のためのコツをご紹介します。
短期間で効果的に勉強する方法や、合格率を上げるためのテキストの使い方、学校と両立できる勉強方法など、役立つ情報が満載です。秘書検定に挑戦する方は、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事は2024年1月時点の情報です
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秘書検定とは
秘書検定は、公益財団法人実務技能検定協会が実施する民間資格です。
どの級も年齢や学歴などに関係なく誰でも受けることができ、これまでにおよそ800万人が受験しています。
ここでは、秘書検定の概要についてお伝えします。
秘書検定はどんな人が受ける?
秘書検定は「秘書になる人が受験する試験」だと思われがちですが、実際は就職活動やキャリアアップのために受験する人も多い検定試験です。
社会人として働く上で必要なマナーや技能、ビジネスの実務に即した対応方法などについて学ぶことができるため、そのような方々に選ばれています。
もちろん、秘書職や一般事務などとの相性は良く、そのような業界への就職・転職に向けて受験する方もいます。
秘書検定の級別の難易度は?
秘書検定3級と2級は、筆記試験のみで合否が決まります。9割がマークシート方式で、残りの1割が記述式です。
秘書検定3級は受験生の多くを高校生が占める級です。
初歩的なビジネスマナー・技能を問う問題が多数で、難易度はそれほど高くありません。
上司がスムーズに仕事をするためのサポートや適切な言葉遣い、身だしなみといった「人に好印象を与える対応」が問われます。
3級に合格することで履歴書に記載することができるので、3級から秘書検定にチャレンジしステップアップを目指していくという方もいます。
秘書検定2級は、3級よりもやや複雑なビジネスシーンを想定した試験で、その分難易度が上がります。業務の優先順位づけや効率のよい進め方、冠婚葬祭のマナーなどが問われます。
合格率は5割から6割程度になっており、就職活動でアピールするなら2級以上の合格を目指すのが良いと言われています。
秘書検定準1級からは面接試験がある分、さらに難易度が上がります。
テキストや参考書での学習だけではなく、面接試験対策も必要になります。
秘書検定準1級は上司からの相談や後輩へのアドバイスなど、判断力や対応力を問うものが出題されます。面接では、言葉遣いや態度、振る舞いといった「人柄の表現力」までが試験範囲となる級です。合格率は4割ほどです。
秘書検定1級では、筆記試験が全問記述となります。
上司の仕事内容を理解しやるべきことを判断する技能や、上司が仕事を円滑に進められるように準備を整えておくスキルが求められます。
面接試験で求められるレベルも高く、合格率は2割から3割ほどになっています。
秘書検定に合格するメリットは?
ここからは、秘書検定に合格することのメリットについてご紹介します。
「秘書検定を受験しようか迷っている」という方はぜひ参考にしてみてください。
秘書検定合格はビジネスマナーを身につけていることの証明になる
秘書検定は民間資格ですが、文部科学省の後援を受けている検定試験です。
そのため信用性や認知度が高く、秘書検定に合格していることはビジネスマナーを身につけていることの力強い証明になります。
正しい敬語やマナーが身に付く
秘書検定に向けて学ぶことによって、正しい敬語やマナーを身につけることができます。
マナーが身についていて、丁寧な振る舞いや気配りができる人は、誰からも信頼されます。
「感じの良い人」になることは仕事を円滑に進めていく上でとても重要なことです。
秘書検定では、ビジネスシーンのみならず冠婚葬祭のマナーも問われるため、プライベート役立つ知識が得られます。勉強する機会が中々ない知識やマナーも、秘書検定に向けた学習で網羅することができます。
秘書検定は就活や転職の際に評価される
秘書検定は、2級以上を取得すると就職活動の際に評価されると言われています。
2級以上に合格した実績があれば、就職後に必要なマナーや知識・技能がすでに身についているとしてアドバンテージがもらえるのです。
一般事務や秘書としての就職・転職にはもちろん、接客業であるキャビンアテンダントや空港のグランドスタッフ、ホテルスタッフを目指す場合などにも大いに役立つでしょう。
また、「資格の欄や自己PR欄に何も書けることがない」という方は、秘書検定に挑戦することで履歴書を充実させることができます。
合格すれば資格欄を一つ埋めることができますし、受験に向けて努力したことをエントリーシートや面接でアピールすることも可能になります。
資格試験に合格するための勉強方法が体得できる
秘書検定に合格するためにした勉強は、他の資格試験を目指す上でも役立ちます。
一度資格試験の勉強方法を体得しておけば、どんな試験にも応用することができます。
スキルアップを目指したい時や何か新しいことを学びたくなった時に、秘書検定に向けて勉強した経験が役立ちます。
秘書検定は独学可能?
合格に多くのメリットがあり、これまでたくさんの人に受験されている秘書検定。独学で合格を目指すのは可能なのでしょうか。
秘書検定は勉強方法によっては独学で合格できる
秘書検定に独学で合格できるかどうかは、受験する級によって異なってきます。
試験内容が筆記試験のみの3級・2級は、参考書や問題集だけでの対策が可能なため、独学できると考えられます。
一方、準1級・1級は筆記試験に加えて面接試験があるため、独学するのは難しいでしょう。
面接試験では、出された課題に適切に対応できるかという事だけでなく、態度や振る舞い、言葉遣いなども総合的に審査されます。
合格するためには、自分の良い点や悪い点を指摘・ブラッシュアップしてもらえるような環境が必要です。
また、1級では筆記試験の全ての問題が記述問題になります。
そのため独学での合格はかなり難しいでしょう。1級合格のためには、練習問題を添削してもらい「合格できる答案」が書けるようになることが必要です。
どうしても準1級や1級を独学したい場合には、合格した経験のある人に試験のポイントを聞いたり、自分の姿をビデオにおさめて客観的に分析したりといった工夫が必要でしょう。
秘書検定を独学するならまずテキストを用意しよう
「独学すると決めたけど、何から始めて良いかわからない…」という方は、まずはテキストを用意するところから始めましょう。
秘書検定はたくさんの人が受験しているため、さまざまな参考書・問題集が出版されています。
口コミや人気ランキングなどの情報を集め、購入したいテキストの目星をいくつかつけて書店に向かいます。
テキスト選びは合否を左右する重要な要素と言えるため、慎重に行うようにします。必ず実際に手に取った上で自分に合った参考書を選ぶようにしましょう。(参考書の選び方については次の章の「自分に合うテキストを選ぶ」をご覧ください。)
独学で合格するためのコツ
ここからは、秘書検定に独学で合格するためのコツについてお伝えします。受験当日を自信をもって迎えられるよう準備しましょう!
自分の勉強方法に合うテキストを選ぶ
秘書検定のテキストにはさまざまなものがあります。以下のポイントを参考にして、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
まずは、
・持ち運びに便利な重さかどうか
・テキストは開きやすいかどうか
・「勉強しよう」という気持ちになれるデザインかどうか
といった「使い心地」や「見た目」について自分が気に入るかをチェックします。
その上で、
・解説が簡潔なものが良いか、充実していた方が良いか
・オールカラーのものが良いか、イラストや写真が適度に含まれているものが良いか
・参考書と問題集が一体になっているものが良いか、そうでないものが良いか
といった「内容のわかりやすさ」「勉強のしやすさ」に注意して選びましょう。
その参考書を使いやすいと思うか、そうでないと思うかは、使う人によって変わってきます。
そのため書店に足を運んで実際に手に取り、使いやすさを肌で確認することが必要です。
自分が気に入ったものでなければ勉強へのモチベーションを保つことが難しいので、複数のテキストを比較して「これで勉強したい!」と思えるものを購入しましょう。
勉強の開始時期や合格までの勉強時間
秘書検定2級の合格に必要な勉強時間は、30時間から50時間、準1級では90〜120時間と言われています。
毎日決まった時間勉強の時間を確保することができ、コツコツと努力できる方は1日1時間を目安にするのがおすすめです。
1日のうちにまとまった時間をとれる場合は、1日2〜3時間の勉強で短期合格を狙うのも良いですね。
勉強を開始する時期は早すぎても遅すぎてもよくないと言えます。
開始時期が早すぎては試験日までモチベーションを保つのが難しいですし、遅すぎでも知識が定着しないまま受験の日を迎えることになってしまうからです。
試験直前の2週間は持てる時間をできるだけ多く試験勉強に投下するようにします。
使える時間に合わせてスケジュールを立てる
時間には限りがありますから、まずは一日あたり使える時間を洗い出してみましょう。その上で無理のないようにスケジュールを立てるようにします。
参考書で1日○ページ、もしくは1日○章進めるといった具合に立ててゆき、進捗状況によっては途中でスケジュールを立て直していくようにしましょう。
突発的な用事などで勉強できない日があっても、後で帳尻を合わせられるのが独学の良いところです。
無理なくスケジュールを立て、1日ごとに達成感を味わいながら学習を進めていきましょう。
決めた目標は、参考書の表紙の裏やノートの初めのページなどに書き込んでおくのがおすすめです。
秘書検定合格のためにおすすめの勉強方法
ここからは、秘書検定に合格するためにおすすめの勉強方法についてお伝えしていきます。
「試験までに時間がない!」
「どうしても一発で合格したい!」
「学校や仕事、子育てと勉強を両立したい」
「独学が不安…」
という方はぜひ参考にしてみてください。
スキマ時間にテンポ良く
試験日までにもう時間がないという方でも、逆転合格が狙えるのが独学の良いところです。
自分のペースで勉強できるので、試験直前に追い上げることが可能です。
まずは1日のうちのいつ、どれだけ時間が使えるかを時間を洗い出すことをおすすめします。
電車に乗っている時間や食事後のリラックスタイムはもちろん、入浴中や寝付くまでの時間など、わずかな時間にも勉強することができます。スキマ時間を有効に使えるかどうかが試験の合否を左右します。
時間が限られているため参考書の内容を全て網羅しようとせず、既に知っているところは飛ばしてテンポ良く進めていくようにしましょう。
試験に「出る順」に構成されている参考書を利用し、頻出のテーマを重点的に学ぶようにするのがおすすめです。
間違えた問題や覚えづらい項目はノートにまとめ、試験開始直前まで手元に置いて眺めることができるようにしておきましょう。
過去問や予想問題をたくさん解く
独学でも秘書検定に一発合格したいなら、過去問や予想問題をたくさん解くという勉強方法が有効です。傾向を掴むことができれば、試験本番で始めてみる問題にも対処しやすいからです。
テキストの問題を解いていく上で重要なことは、正解・不正解にこだわらずに解説をしっかりと読み込むことです。
解説を読んで理解が曖昧な箇所に気づいたら、テキストに戻って知識を入れ直すようにしましょう。
同じ知識も別の角度から何度も学ぶようにすると、記憶がさらに定着します。
学校や仕事・子育てと両立しながらのおすすめ勉強方法
学校や仕事、子育てをしながら勉強する上で「疲れ」と「勉強時間の確保」は大敵です。
これらに対応するためには、パワーのある朝の時間を使うのがおすすめです。
家族や友達がまだ寝ている時間に起き出し、静かな環境で勉強するようにします。時に周囲の協力を得ながら、気合を入れて勉強できる時間を確保するようにしましょう。
また、まとまった勉強時間を確保できない方にはアプリや検定対策サイトを利用した勉強方法もおすすめです。スマホさえあればいつでも気軽に勉強できるので、秘書検定の過去問や予想問題を解くことができるアプリ・検定対策サイトを調べて活用してみましょう。
独学するのが不安という方におすすめの勉強方法
「自分に勉強が続けられるか」「途中で挫折してしまうのではないか」と独学することを不安に思う方もいるでしょう。
そういう方は、秘書検定に挑戦することを身近な人に宣言しておくことがおすすめです。
「宣言したからには勉強しなければ」という、拘束力を伴うモチベーションが生まれ、勉強を継続しやすくなります。
どうしても周囲に宣言することに抵抗がある方は、同じ目標を掲げる人が集うSNSアプリで宣言するのもおすすめです。「継続」「習慣化」などと検索すると、工夫の凝らされたアプリをいくつも見つけることができますよ。
通学・オンラインでも学習可能
「通学やオンラインが良いか、独学が良いか」と悩まれる方へ、どの勉強方法が合うか考える上でのヒントを提供します。
オンライン受講
独学の場合、参考書や問題集を買い揃えればいつでもどこででも学習することができます。
しかしプロのサポートを受けることができないので、面接対策や全記述式の筆記試験対策には苦労するでしょう。
資格スクールへの通学や通信講座の受講は、各級のテキストの他に副教材や添削がついたりと心強い試験対策講義を受けることができます。
しかし、受講には3万円以上の費用が必要となることも多く、費用面でのネックは大きいでしょう。
結局のところ、どちらが良いとは言い切ることは難しそうです。
スクールへ通う
資格スクールへの通学は、秘書検定を知り尽くしたプロから合格のためのノウハウを直接学ぶことができるので、確実に合格を目指したいという方におすすめです。
オンライン講座であれば、独学と同様に自分の好きな時間に勉強することが可能なため、学校や仕事に忙しい方にはぴったりでしょう。
どちらもサポート体制が確立されているので、わからないことがあったときややる気が起きないときなどに、質問したり励ましてもらったりすることができます。
模擬面接やDVD教材などで面接対策ができるのも、スクールや通信講座を受講するメリットです。特に準1級や1級への合格を目指すなら、プロの力を借りて対策するのが良いでしょう。
まとめ:効率の良い勉強方法を知って合格を目指そう
勉強方法は秘書検定の合格を目指す上で大切な要素になります。
自分に合った勉強方法を確立し、効率よく勉強を進めていきましょう。今回ご紹介した情報が皆さんの参考になりましたら幸いです。
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