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司法書士は独立しても稼げる?独立開業の流れやメリット、考えられるリスクまで徹底解説!

司法書士

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投稿日:2022年7月21日 | 更新日:2024年01月15日

「独立して司法書士事務所を開業したいけど、高収入を狙うのは厳しい?」「開業しても仕事がないって本当?」「実務経験なしでも開業できる?実務経験は何年必要?」

司法書士資格を取得したからには、最終的な独立開業を目指したいという方は多いのではないでしょうか?

そこで、このページでは、司法書士が事務所を開業する際に必要な準備から、メリット・デメリット、考えられるリスクまで、司法書士の独立開業について徹底解説します!

この記事で分かること

  • 司法書士が開業するメリット・デメリット
  • 司法書士が独立開業する手順と必要な準備
  • 司法書士に対する需要と将来性
  • おすすめの通信講座

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司法書士とは

司法書士とは?

司法書士は、司法書士法に基づいた国家資格です。

有資格者だけが業務をすることが許されている専門職で、業務独占資格となっています。

司法書士は、相続や不動産登記など、一般市民の生活に身近な司法に関連した案件を扱います。

そのため、暮らしの法律家と呼ばれることもあります。

一部業務内容が重複する行政書士資格や、弁護士になるための司法試験とのW受験をする場合にも、司法書士資格は人気な資格となっています。

司法書士についてまだよく分かっていない。。という方は、こちらのページをチェックしてみてください!

司法書士の仕事や資格について詳しく解説しています。

司法書士の働き方

司法書士には、大まかに3つの働き方があります。以下の通りです。

  1. 勤務司法書士
  2. 組織内司法書士
  3. 開業司法書士

1.勤務司法書士

勤務司法書士とは、司法書士事務所に雇われている司法書士を指します。

司法書士=独立開業!という印象が強い方が多いと思いますが、実際には、司法書士資格を取得してすぐに独立開業する司法書士は少ないです。

まずは、司法書士事務所に所属し、勤務司法書士として働きながら、実務経験を積み、自らの司法書士としての能力の向上を目指すのが一般的です。

2.組織内司法書士

組織内司法書士とは、司法書士資格と専門知識を生かして、企業の法務部や総務部などで活躍する司法書士を指します。

組織内司法書士には、収入が安定している所属する企業の福利厚生を受けることが出来るなどのメリットもあります。

また、組織内司法書士に対する需要は、年々高まっているのも魅力的です。

近年、企業のコンプライアンス(法令遵守)に対する意識は高まりを見せています。

これに伴って、企業の司法書士に対する需要も高まっています。

3.開業司法書士

開業司法書士とは、取得した司法書士資格を元に、独立開業した司法書士を指します。

独立開業をすると、受注する仕事の内容や、稼働量などを全て自分の裁量で決めることが出来ます。

これは、長い目で自らのキャリア形成について考えたときに、大きなメリットになりえます。

例えば、育児や介護など、場合によっては仕事よりも優先しなくてはならないもの、優先したいものが出来た時に、開業司法書士であれば、ワークライフバランスを考慮して働くことが出来ます。

これが、司法書士資格を取った方の多くが最終的な独立・開業を目指す大きな理由の一つです。

業務内容

先ほど、司法書士は、一般市民の生活に身近な司法に関連した案件を扱うと述べました。

具体的には、どのような業務を行っているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

司法書士が行う主な業務は、以下の7つです。

  1. 不動産登記業務
  2. 商業登記業務
  3. 裁判事務業務
  4. 供託業務
  5. 法務局・地方法務局への申し立て
  6. 検察庁への告訴・告発
  7. 簡易裁判所における、民事紛争解決に関する手続きの代行(損害賠償額140万円まで)(認定司法書士のみの業務)

司法書士は独立・開業がしやすい

「司法書士といえば独立開業!」といった印象をお持ちの方は多いと思います。

というのも、司法書士は比較的独立開業がしやすい職種なのです。

その理由について、主なものを2つ解説したいと思います。

  1. 少ない資金で開業できる
  2. 実務経験がなくても開業できる

1.少ない資金で開業できる

司法書士は、多職種と比較しても、少ない資金で事務所を開業することができます。

というのも、司法書士事務所は、規模の小さな事務所でも開業することができます。

広いスペースや、費用の掛かる特殊な設備などは必要ありません。

他職種の場合、キッチンなどの特別な設備を導入する必要があったり、原料や材料を仕入れたり、在庫の管理や倉庫の整備なども必要になる場合があります。

しかしながら、司法書士事務所を開業する場合には、初期費用を含め、ランニングコストについても抑えることが出来ます。

司法書士事務所の開業に際して最低限必要なものといえば、事務用品と机と椅子、電話やインターネットといった通信環境と、クライアントを応対するための応接セット程度でしょう。

このように、司法書士は比較的少ない資金で開業することが出来ます。

これは、司法書士が独立開業しやすい理由の一つです。

2.実務経験がなくても開業できる

司法書士が独立開業に向いている職種であるもう一つの理由として、実務未経験でも開業することが可能である点が挙げられます。

確かに、司法書士資格を取得後、実務経験を積むために司法書士事務所に就職し、勤務司法書士として一定期間働いてから独立開業する、というのが一般的です。

しかしながら、司法書士業界には、司法書士資格を取得してすぐに独立開業する、いわゆる「即独」という文化があります。

司法書士が「即独」できる理由として、新人研修の手厚さが挙げられます。

司法書士資格を取得した後、希望者は司法書士会に入会・登録することが出来ます。

(開業司法書士として独立開業をする場合には、司法書士会への入会・登録は必須になります。)

司法書士会に入会した際に、必ず受けなくてはならないのが「新人研修」です。

新人研修は大きく3つに分けることが出来ます。(中央新人研修、ブロック新人研修、司法書士会新人研修)

その中でも、ブロック新人研修と司法書士会新人研修では、実務に直結するような知識や技術を身に付けることが出来ます。

このように、司法書士は新人研修が手厚いため、司法書士試験合格後すぐに独立開業する(いわゆる「即独」)ことが可能となっています。

司法書士として独立開業するメリット・デメリット

司法書士として開業するメリット

司法書士が独立開業するメリットとして、主なものを4つ紹介します。

  1. 高収入を狙える
  2. 開業のしやすさ
  3. 廃業率が低い
  4. ライフプランに合わせてキャリアを積むことが出来る

1.高収入を狙える

司法書士の中でも、開業司法書士は収入の面から考えて、非常に夢のある職業であるといえます。

まず、司法書士の年収について解説すると、以下のようになります。

司法書士の年収
勤務司法書士約449万円
組織内司法書士760万~1,000万円(32.8%)次いで、500万~750万円(27.6%)
開業司法書士400万~500万円、1,000万~2,000万円(どちらも14.6%)

このようにみると、独立開業に成功すれば、開業司法書士は高収入を狙うことのできる職業であることがお分かりいただけるかと思います。

このように、年収の高さは開業司法書士の魅力の一つです。

参照元:令和2年分 民間給与実態統計調査|国税庁 (nta.go.jp)

司法書士の仕事の平均年収は449万円/平均時給は998円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス (xn--pckua2a7gp15o89zb.com)

企業に勤める“司法書士(有資格者)”の働き方 – 日本組織内司法書士協会 (inhouseshihoshoshi.com)

日本司法書士会連合会 司法書士白書2019年版

令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

2.開業のしやすさ

先ほども述べたように、少ない資金で開業できる点、実務経験がなくても開業できる点などから、年齢や性別、実務経験の有無にかかわらず、司法書士は開業しやすい資格とされています。

具体的に言えば、事務所に電話・インターネット(パソコン)などといった通信環境、机と応接セットさえあれば開業することが出来ます。

費用の面から考えても、司法書士は独立開業に向いています。

司法書士会への登録費用約10万円を含んでも、50万円から司法書士事務所を開業できるといわれています。

自宅兼事務所として開業する場合には、さらに安く開業することもできるでしょう。

このように、事務所の開業のしやすさは開業司法書士の魅力の一つです。

3.廃業率が低い

廃業率
中小企業3.5%(2022年度)
行政書士事務所3.6%(令和元年度)
司法書士事務所2.7%(令和元年度)

司法書士は、独立開業したのちの廃業率が低い士業であることで知られています。

開業司法書士の廃業率は、2.7%(2020年度)となっています。

これは他の職業と比較しても、低い廃業率です。

司法書士事務所の多くは中小規模であるため、中小企業として扱われます。

そこで、日本の中小企業の廃業率と司法書士事務所の廃業率を比較してみましょう。

中小企業庁が発表している中小企業白書によると、日本の中小企業の廃業率は、3.5%(2022年度)となっています。

また、司法書士とのダブルライセンスを考える際に、人気の資格として名前の挙がる行政書士とも比較してみましょう。

総務省が発表している行政書士の登録状況によると、行政書士の廃業率は、3.6%(令和元年度)となっています。

このように、他の職業と比較しても、開業司法書士の廃業率は低いといえます。

参照元:司法書士白書 2020年度版

2019年版 中小企業白書 (meti.go.jp)

総務省 行政書士の登録状況(令和元年度)

4.ライフプランに合わせてキャリアを積むことが出来る

これは、司法書士にとどまらず独立開業できるすべての職種においていえることですが、独立開業することによって、自分のライフプランに合わせて自由に仕事をすることが出来ます。

独立開業をすると、受注する仕事の内容も量も、すべて自分の裁量で決めることができます。

また、介護や趣味など、場合によっては仕事よりも優先しなくてはならないもの、優先したいものが出来ることもあります。

特に、女性の場合には、結婚や出産、育児によるキャリアの中断という問題もあります。

しかし、開業司法書士であれば、自由に自分の好きな仕事ができるというだけでなく、ワークライフバランスを考慮して働くことも出来ます。

このように、開業司法書士は、仕事の内容や量など、様々な面で柔軟に働くことが出来ます。

これは、司法書士が独立開業する大きなメリットの一つでしょう。

司法書士として開業するデメリット

このように、開業司法書士には開業司法書士にしかない魅力が多くあります。

とはいっても、司法書士が独立開業することには、デメリットもあります。

主なものを2つ紹介します。

  1. 失敗のリスク
  2. 営業力

1.失敗のリスク

司法書士の廃業率は低いと先ほど述べましたが、とはいえ、独立開業する場合には、廃業のリスクは少なからず存在します。

しかし、司法書士は、独立開業の際の初期費用が安く済むだけでなく、ランニングコストも安価で済むので、廃業のリスクは低いです。

ないとは言えない、少なからずあるといった域を出ません。

司法書士事務所を開業する際には、仮に仕事がなかったとしても3か月~半年は運営できるような資金を蓄えておくと安心だといわれています。

しかしながら、独立開業した司法書士の多くは開業した月から仕事を受注できるというのが一般的です。

2.営業力

開業司法書士は、自ら仕事を取りに行き、仕事を受注しないことには、収入を得ることはできません。

ここで重要になってくるのが「営業力」です。

また、開業司法書士は、個人事業主という位置づけとなるので、経営者としての手腕も重要になってきます。

いくら司法書士としての能力が高くても、それを生かすためには、司法書士事務所を経営し、仕事を受注しなくてはならないのです。

このように聞くと、怖気づいてしまう方もいるかもしれません。

しかし、実際には、クラウドソーシングサービスなどを利用することで、人脈などに頼らずとも仕事を受注することはできます。

また、成年後見業務のリーガルサポート会員になることで月額報酬を得ることもできます。

司法書士事務所を開業する際には、もちろん営業力や人脈、経営者としての腕前はあるに越したことはありません。

しかし、そのような能力に多少自信がなかったとしても、基本的には、仕事を受注し、収入を得ることはできます。

独立開業のメリット

  • 高収入を狙える
  • 開業のしやすさ
  • 廃業率が低い
  • ライフプランに合わせてキャリアを積むことが出来る

独立開業のデメリット

  • 失敗リスク
  • 営業力

このように、司法書士が独立開業することには、以上のようなメリット・デメリットがあります。

独立開業までに必要な準備

司法書士が独立開業を目指す際に、取るべき手順必要になる準備について解説します。

順を追って解説すると、大きく分けて以下の4つの手順に分けることが出来ます。

  1. 実務経験を積む
  2. 具体的な独立計画を立てる
  3. 事務所の契約、司法書士会への登録申請
  4. 挨拶状を送る

1.実務経験を積む

独立開業の前に、勤務司法書士として司法書士事務所に勤務することで実務経験を積むことが出来ます。

実務経験を積んでから独立するか、「即独」するかは、人それぞれの判断によるでしょう。

一般的に、20代~30代前半で司法書士資格を取得した場合には、資格取得後いきなり独立開業するというよりも、勤務司法書士として1年~3年ほど実務経験を積んだタイミングで独立開業するケースが多いです。

これに対して、30代後半~で司法書士資格を取得した場合には、「即独」するケースが多いです。

自分の状況やキャリアプランに合わせて検討しましょう。

勤務時代に身につけておくと良いスキル

実務経験を積む際に、身につけておいた方がよいスキルとして、決済業務(不動産売買の立ち合い業務)が挙げられます。

というのも、決済業務を行うことで、不動産登記の基本を学ぶことが出来るためです。

決済業務には、住所変更登記、抵当権抹消登記、所有権移転登記、抵当権設定登記等の複数の登記申請が関連してきます。

決済業務を通して、様々な登記申請の実務経験を積むことが出来ます。

また、決済業務について、ある程度の実務経験を積んでおけば、独立開業後の収入減に困る可能性が低くなります。

というのも、決済業務のスキルを身につけておくことで、「決済ヘルプ」を受注することが出来るためです。

決済ヘルプとは、事務所に所属する司法書士だけでは対応しきれなくなった決済業務を、他の司法書士に委託することです。

要するに、司法書士事務所からの外注のことです。

決済ヘルプは、1件2~3万円で比較的簡単に受注することができます。

そのため、開業した事務所が軌道に乗るまでは決済ヘルプを受注することで収入を得る、といった開業司法書士も少なくありません。

2.具体的な独立計画を立てる

本格的に独立開業することを決めたら、具体的な独立計画を立てる必要があります。

詳細に言えば、以下の4つが重要になってきます。

  • 理念の設定
  • 事務所を決める
  • 必要な備品をそろえる
  • ホームページの知識を身につける

理念の設定

司法書士の業務は多岐にわたりますが、「司法書士が対応できるすべての業務に精通しています!なんでもお任せください!」と言っても、効果的な集客は見込めません。

そこで、理念の設定が重要になります。

事務所の理念を、具体的かつ詳細に決めることで、効果的な集客を見込むことが出来ます。

自分の事務所は何に特化した事務所にするのか何をもって他の事務所との差別化を図るのか、そういったことを決めていきましょう。

依頼者の立場から考えても、例えば、「この事務所は相続問題に特化しています!」などと宣伝されている方が、他の事務所との違いが分かりやすくなり、依頼しやすくなります。

このような点で、理念の設定は非常に重要です。

事務所を決める

理念を決めたら、事務所の場所を決定します。

事務所の場所は、集客効果と初期費用、ランニングコストのバランスを考慮して決定することをお勧めします。

集客効果を考えれば、首都圏の大通り沿いなどが適しています。

しかしながら、首都圏の大通り沿いなどは、家賃などの維持費が高額な傾向があります。

開業した司法書士事務所を軌道に乗せるには、初期費用を抑えることとランニングコストを抑えることが重要です。

そこで、自宅を事務所として開業する司法書士の方も一定数います。

自宅兼事務所として開業することで、初期費用もランニングコストも抑えることが出来ます。

かといって、田舎の一軒家を事務所に設定しても効果的な集客は見込めません。

実際には、間を取って、家賃を抑えつつ、人通りの多い、看板が目につきやすい場所に事務所を設定するのが一般的です。

必要な備品をそろえる

事務所も決めたら、次は、必要な備品をそろえていきましょう。

具体的には、

  • 通信環境(電話やインターネット、パソコンなど)
  • 机と椅子
  • 応接セット
  • プリンター
  • 消耗品(事務用品や名刺など)

です。

プリンターなどは購入すると高くつくので、リース契約なども活用しながら、できる限り費用を抑えて準備していきましょう。

ホームページの知識を身に付ける

いざ独立開業するとなったときに、集客のカギとなるのはホームページです。

通常、名刺交換の後には、必ずweb検索されると考えてよいです。

そうなったときに、事務所のホームページが見つからなければ、信用がなくなってしまいます。

できれば、名刺を作成する時点で、ホームページも完成させ、名刺にホームページのURLを掲載しておくと良いでしょう。

3.事務所の契約、司法書士会への登録申請

具体的な独立計画を立て、勤務先を退職したら、いよいよ事務所の契約司法書士会への登録申請を行います。

これで、晴れて司法書士事務所の開業達成となります。

4.挨拶状を送る

晴れて司法書士事務所を開業することが出来たら、今までお世話になった仕事関係の方々や、知人友人に挨拶状を送るのを忘れないようしましょう。

挨拶状をきっかけに、仕事が入ることもあります。

挨拶状の作成は、外注したり、フォーマットに沿って作成することもできますが、ご自身で気持ちのこもった挨拶状を作成することをお勧めします。

というのも、気持ちのこもった挨拶状は長く受取人の手元に残ります。

そうすることで、何かあったときに仕事を依頼してもらえる可能性が高まります。

司法書士が独立するには

  1. 実務経験を積む
  2. 具体的な独立計画を立てる
  3. 事務所の契約、司法書士会への登録
  4. 挨拶状を送る

以上が、司法書士事務所を開業する際に必要な準備と手順です。

司法書士の仕事の将来性

ここまで、独立開業のメリット・デメリットや、開業の手順などについて解説してきました。

ここからは、そんな司法書士の将来性について解説していきたいと思います。

国際化による司法書士へのニーズの高まり

日本の国際化に伴い、司法書士に対するニーズはますます大きくなることが予想されます。

司法書士が行う業務の一つとして、帰化申請があります。

帰化申請とは、外国籍の方が日本国籍を取得するために行う申請のことです。

帰化申請には、行政書士と司法書士のみ携わることが出来ます。

帰化申請に特化した司法書士事務所も数多くあり、帰化申請に関連した司法書士に対する高いニーズを見て取ることが出来ます。

これからますます国際化が進むであろう日本において、日本国籍の取得を希望する外国人は増えるでしょう。

それに伴って、司法書士に対するニーズも大きくなっていくことが予想されます。

高齢化社会における司法書士のニーズ

日本の高齢化はますますの加速を見せていますが、これに伴い、司法書士に対するニーズも高まることが予想されます。

司法書士は、相続人調査や相続登記業務など、相続に関する様々な手続きを行うことが出来ます。

また、相続に関連した手続きができるだけでなく、司法書士は成年後見人になることもできます。

成年後見人とは、判断能力が低下したために、自分一人では判断が出来ない人に代わって、本人の財産を管理し、病院への入院手続きから介護施設への入所手続き、税金の支払いまで、様々な事柄を本人に代わって行う人のことです。

原則、成年後見人には身近な親族を選任することが推奨されています。

しかしながら、親族間で争いがある場合や、本人の持つ財産が高額な場合には、親族は成年後見人になることはできません。

また、成年後見人になると、適切な財産管理と家庭裁判所への報告が求められるため、煩わしいという事情から、司法書士などの専門家が成年後見人になる場合が多い、というのが現実です。

このように、高齢化が進む日本の社会で、相続や成年後見に関する手続きに携わることのできる司法書士には、大きな需要があります。

このように、司法書士には現在、そして将来においても大きな需要を見込むことが出来ます。

独立開業しても、仕事がなくなる、日銭に困るというようなことはまず無いと考えてよいでしょう。

超難関の司法書士試験に合格するには?

ここまで、司法書士が独立開業するメリットや、手順、司法書士に対する需要などについて解説してきました。

このように、たくさんの魅力にあふれた司法書士資格ですが、司法書士試験は非常に難易度の高い試験となっています。

超難関の司法書士試験に合格するには?

このように、司法書士試験は非常に難関な試験です。

司法書士試験は試験範囲が非常に広範なうえに、不動産登記法、商業登記法など、普段の生活する中であまり親しみのない法律科目の配点が非常に高く、とっつきにくい試験であるといえます。

また、司法書士試験をより困難なものにしているのは、記述式試験の存在です。

記述式試験の対策としては、とにかく確実に演習量を増やすことが重要です。

加えて、作成した答案を添削し、振り返ることも必要になります。

これらの学習を効率良く行い、超難関の司法書士試験に合格するために、通信講座の受講をお勧めします

おすすめの通信講座

ここからは、司法書士試験対策にぴったりの通信講座を3つ紹介します。

1)ユーキャン

まず、通信講座業界大手のユーキャンから、ユーキャン 司法書士合格指導講座を紹介します。

ユーキャン 司法書士合格指導講座の特徴は、以下の1つです。

  1. 受講生の約9割が初学者
  2. 学費全額キャッシュバック制度

1.受講生の約9割が初学者

ユーキャン 司法書士合格指導講座受講生の86%は初学者となっています。

司法書士資格の取得には、日常生活ではあまり聞きなれない法律についても、深く理解することが必要不可欠です。

初めて法律の勉強をする方でも、理解しやすく、安心して学習を進めることが出来るように、カリキュラムは構成されています。

2.学費全額キャッシュバック制度

ユーキャン 司法書士合格指導講座には、学費全額キャッシュバック制度があります。

ユーキャンの司法書士合格指導講座を修了した後、司法書士試験に合格した方を対象に、一括払いで受講した方には169,000円を、分割払いで受講した方には171,000円キャッシュバックする制度です。

新たに司法書士資格の取得を目指して学習を開始する人を支援する制度となっています。

*利用条件は以下の通りです。

  • ユーキャン 司法書士合格指導講座を修了した方
  • ご受講開始から指導期限切れ後の次の試験までに司法書士試験に合格した方
  • 合格証書のコピーの提出が可能な方
  • 学びオンライン プラスにご登録済みの方
  • 受講体験取材を受け、取材内容とお写真、お名前などの広告掲載が可能な方
  • 学費を全額お支払い済みの方

【ユーキャン 司法書士合格指導講座の受講申込、資料請求(無料)はこちらからどうぞ!】

2)LEC東京リーガルマインド

次に、LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座を紹介します。

LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座の特徴は、以下の1つです。

  1. 手の届きやすい低価格
  2. 1回15分のユニット制講義

1.手の届きやすい低価格

LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座は、79,800円(税込み)という手の届きやすい低価格で展開されています。

LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座は、通学過程における設備使用費、テキスト製本印刷費、講義DVD作成費などの大幅な削減により、低価格での講座展開を実現しています。

例えば、

  • ユーキャン 司法書士合格指導講座:169,000円(税込み)(一括払いの場合)
  • アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラム:173,800円(税込み)

となっています。

これらと比較しても、LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座の価格設定が安いことは明らかです。

2.1回15分のユニット制講義

LEC東京リーガルマインド スマホで司法書士S式合格講座は、1単元を15分の講義で学習することが出来る、ユニット制を採用しています。

また、講義動画はすべてスマートフォンで視聴することができます。

そのため、隙間時間を利用して、効率的かつスピーディーに学習を進めるのにぴったりな講座となっています。

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3)アガルートアカデミー

次に、アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムを紹介します。

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムの特徴は、以下の1つです。

  1. 合格特典
  2. 無料質問制度
  3. 緻密な記述式試験対策

1.合格特典

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムでは、合格特典を利用することが出来ます。

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムを申込んだ方で、司法書士試験に合格した方を対象に、実際に支払った金額の全額返金と、合格お祝い金現金3万円の贈呈を行う制度です。

*利用条件は以下の通りです。

  • 合否通知書(成績通知書)データの提出
  • 合格体験記の提出
  • 合格者インタビューのへのご出演・ご成立

2.無料質問制度

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムには、無料質問制度があります。

学習を進める上で、分からないことや疑問に思った点があれば、いつでも、何度でも、無料で、Facebook質問対応を通じて講師に質問をすることが出来ます。

3.緻密な記述式試験対策

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムでは、綿密な記述式試験の対策が行われています。

アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムの記述式試験対策は、以下の3ステップに分けられています。

  1. 短い事例を利用したシンプルな記述問題で、記述問題の「解き方」を身に付ける
  2. 過去問を題材とした長文の記述問題で、記述問題の「歩き方」を身に付ける(本試験の記述問題における思考方法や、対応方法を身に付ける)
  3. ライブ感のある講義で、本試験過去問10年分を徹底解説する、記述過去問対策講座

このように、合格に向けて徹底的に練られた記述式試験対策計画は、アガルートアカデミー 司法書士試験入門総合カリキュラムの大きな特徴です。

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以上が、司法書士試験対策におすすめの通信講座です。

まとめ

ここまで、司法書士が開業する際のメリット・デメリットや、独立開業の手順、必要な準備などについて解説してきました。

ここまでをまとめると、

  • 司法書士は独立開業しやすい!
  • 開業司法書士は高収入を狙うこともでき、廃業のリスクも低い!
  • 「即独」という選択肢もある
  • 司法書士資格は超難関資格。。
  • 司法書士試験合格には通信講座の受講がおすすめ!

司法書士は、相続や登記などの案件を扱うため、市民の生活に欠かせないお仕事です。

また、開業司法書士として独立開業すれば、高収入を狙うこともできる上に、ワークライフバランスを重視しながら長く仕事を続けることもできます。

暮らしの法律家とも呼ばれる司法書士、これを機に資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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