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投稿日:2023年8月21日 | 更新日:2023年12月08日
「働きながら司法書士は目指せるの」
「社会人が目指すメリットって?デメリットって?」
働きながら司法書士を目指す社会人の中にはこのような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
仕事を持つ社会人が勉強時間を確保することは容易ではありません。
本記事では、社会人が資格を取得できるのか、またそのメリットなどを解説します。
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働きながら司法書士を目指すことはできる?
社会人が働きながら司法書士を目指すことができるのか、受験資格と仕事と試験勉強の両立という点から解説します。
社会人は受験資格を満たすのか
「働きながら司法書士を目指すことはできるのか」について受験資格の点から見ていきましょう。
司法書士の受験資格は、年齢、性別、学歴等に関係なく、だれでも受験が可能です。
つまり、年齢や学歴に関係なく、働きながら受験を目指す社会人も司法書士を目指して、試験を受験することができるのです。
実際、司法書士の受験者の平均年齢は40.65歳です。
最低年齢は20歳、最高年齢は71歳ですので、幅広い年齢層の受験生がいると予想されます。
なかには働きながら司法書士を目指す社会人がいてもおかしくありません。
受験資格という点では、「働きながら司法書士を目指すことができる」と言えます。
仕事と試験勉強の両立は可能か
試験を受験できても、働きながら、試験に合格して司法書士として働くことができるかはまた別の話です。
司法書士は合格率5%前後の難易度の高い試験です。
働きながら勉強する社会人は仕事が忙しく、平日勉強する時間が全く確保できない場合、試験勉強に集中することは難しいでしょう。
社会人に限らず司法書士の試験だけに集中している受験生が多い中で働きながら、片手間で試験勉強に取り組んで簡単に合格できる試験ではないからです。
しかし、実際には働きながら司法書士に合格している受験生がいます。
このような受験生の多くは、働きながら予備校や通信講座に通い、効率的に学習を進めています。
さまざまな通信講座のホームページでは働きながら司法書士に合格した人の体験記などを閲覧することができます。
社会人が働きながら司法書士を目指すメリットとは?
働きながら司法書士を目指すことは非常に大変なイメージがありますが、メリットがたくさんあります。
- 社会人経験が活かせる
- 司法書士試験の知識を日常生活に活かせる
- 働き方の選択肢が増える
- 精神的な負担を減らせる
以下で、社会人が働きながら司法書士を目指すメリットを詳しく解説します。
社会人経験が活かせる
働きながら司法書士を目指す人はすでに社会人経験があります。
司法書士に合格した後に社会人の経験を活かせるシーンがあります。
例えば、顧客や登記所、裁判所などの関係者との対応、文書作成、メール・電話対応などは社会人として基本的なスキルがあれば上手に処理できるでしょう。
これらのスキルは働きながら勉強する社会人にとっては当たり前ですが、司法書士として働くときに有利に働きます。
多くの受験生は司法書士に合格後、司法書士事務所に就職しますが、事務所では実務について研修があってもビジネスマナーは教えてくれないこともあります。
社会人経験がなく、司法書士になる人に比べて、働きながら司法書士を目指す社会人には大きな強みがあります。
実際に司法書士事務所の求人でも社会人経験を求めていることが珍しくありません。
司法書士試験の知識を日常生活に活かせる
意外かもしれませんが、司法書士の試験勉強で身につけた知識は日常生活で活かすことができます。
司法書士の仕事内容は登記や供託の手続き、相続関連業務などです。
例えば、マイホームを購入した時に登記手続きを司法書士に依頼したり、相続発生時に相続登記を司法書士に依頼することがあるかもしれません。
これらの業務を依頼すると、数万円の手数料がかかりますが、試験勉強を通じて前提知識があれば、自分で対応することができます。
マイホーム購入や相続などは誰にでも発生しうるイベントですので、家族や友人を助けることもできるでしょう。
働き方の選択肢が増える
現在働いている業界にもよりますが、司法書士は一般的な社会人よりも働き方について多くの選択肢を持っていると言えるでしょう。
一般的に試験に合格すると、司法書士事務所や総合事務所と呼ばれる弁護士や行政書士なども所属する大きな事務所に就職します。
これらの事務所は得意分野が異なるので、事務所の選択次第で興味のある分野の司法書士として働くことができます。
一般企業の法務部も転職先として有力です。
銀行や商社、不動産などの業界では法律を専門的に扱う法務部が存在し、司法書士の需要があります。
これらの業界の企業は大企業であることも珍しくなく、現在働いている職場より待遇が良くなる可能性があります。
司法書士として、独立開業する選択肢もあります。
司法書士事務所で数年経験を積んだあとに事務所を開設すれば、司法書士事務所の社長として働くことができます。
また、働きながら司法書士を目指す人は司法書士に合格後も現在働く企業に勤務を続けることも選択肢の一つです。
法令遵守やコンプライアンスの意識が高まる中で司法書士など士業の資格を昇進の条件や優遇条件に設定している企業もあります。
そのような企業で働きながら司法書士を目指し、合格後も働き続けるのも良いでしょう。
精神的な負担を減らせる
試験勉強に専念するために仕事を辞めた人は、司法書士に合格しないと後がないという精神的なプレッシャーがあります。
しかし、働きながら勉強する場合、万が一不合格でも現在の仕事を続けられるという精神的な支えがあります。
また、働きながら試験勉強に取り組む場合、継続して収入を得ることができます。
日々の生活に困ることがなく、貯金を気にしながら勉強に集中できない事態を回避できます。
また、司法書士は難関資格であり、独学で試験に挑戦すると何年も掛かる可能性があります。
お金に余裕があれば、予備校や通信講座に通うこともできるでしょう。
働きながら予備校に通えば、授業料を分割払いにして、毎月の収入から授業料を捻出できるでしょう。
編集部おすすめの司法書士通信講座に関する記事はこちら。
社会人が働きながら司法書士を目指すデメリットとは?
働きながら司法書士を目指した場合、仕事を辞めて勉強に専念するよりもいくつかデメリットがあります。
- 仕事と試験勉強両方に失敗する可能性がある
- 働きながらだと長い期間がかかる可能性がある
社会人が働きながら司法書士を目指すデメリットを解説します。
仕事と試験勉強両方に失敗する可能性がある
働きながら司法書士を目指すことは簡単ではありません。
平日は社会人として働きながら、帰宅後や休日に勉強しないといけません。
勉強時間を確保しようとするあまり仕事を疎かにすると仕事がいい加減になるかもしれません。
反対に仕事を優先しすぎると、試験勉強に十分な時間を確保できません。
司法書士合格には3000時間の勉強時間が必要だと言われているので、勉強時間を確保できないことは致命的です。
結果として、仕事と試験両方に失敗する可能性があります。
働きながらだと長い期間がかかる可能性がある
働きながら司法書士の勉強をする人は必然的に勉強だけに集中している人よりも勉強時間が短くなります。
一般的に司法書士の試験に合格するために必要な勉強時間は3000時間と言るので、
仮に1日8時間勉強すれば、1年で到達しますが、平日働きながら、8時間の勉強時間を確保することは難しいでしょう。
帰宅後の4時間を勉強に充てる場合、勉強の期間は2年に伸びます。
どうにか勉強時間を確保するために睡眠時間を削ることも考えられますがおすすめできません。
睡眠不足だと勉強に集中できず、仕事でもミスをしがちになるからです。
平日の勉強時間が短くなるのは仕方ないと割り切るしかありませんが、その分勉強の期間が長くなることは考慮しておきましょう。
まとめ
本記事では、社会人が働きながら司法書士を目指すことが可能なのか、また働きながら勉強するメリットやデメリットなどを解説しました。
平日働きながら、勉強し、難関の国家資格に合格することは容易ではありません。
しかし、働きながら目指すからこそ、精神的に余裕ができたり、予備校や通信講座にお金を使えるというメリットが大きいです。
実際に合格者の合格体験記などを読むと、毎年多くの社会人が働きながら司法書士に合格しています。
独学でも無理ではありませんが、勉強時間を確保できない場合、かなりの年数がかかる可能性があります。
予備校や通信講座に通い効率的に学習する、通勤時間や休日を有効活用するといった工夫が必要になります。
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