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中小企業診断士資格を取得した後のメリットにはどんなことがある?

中小企業診断士

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投稿日:2023年8月25日 | 更新日:2024年09月25日

中小企業診断士資格を取得することには、多くのメリットがあります。

中小企業診断士の資格を取得することで、より高度な仕事が出来るようになったり、報酬アップや人脈の拡大、就職や転職、独立開業にも有利になったりすることなどです。

さらにこの記事では、そんな中小企業診断士資格の難易度や、お勧めの通信講座の紹介、資格の概要、合格するためのコツなどをご紹介します。

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中小企業診断士の資格を取得することのメリットは?

中小企業診断士の資格を取得すると、次のような多くのメリットを享受することができます。

■まわりに資格取得を自慢できる

中小企業診断士資格は、現在多くのビジネスパーソンに注目されている資格ですから、取得すれば、職場や友人にもしっかり自慢できます。

さらに、中小企業診断士資格に合格することで、仕事に自信がつき、その後の人生にも大きな安心感を与えてくれることでしょう。

■収入がアップする

中小企業診断士資格は、学習をスタートする段階から、費用を補助する会社があります。

合格すればさらにお祝い金を支給したり、毎月資格手当を支給する企業も多くあります。

また、試験実施機関である中小企業診断協会では、資格取得後の診断士に対して、「著作」や「講演」、「コンサルティング」の案件も紹介してくれます。

スクールセレクト編集部
スクールセレクト編集部

副業を容認する企業が増えているため、中小企業診断士を取得していれば、収入の幅も格段に広がる可能性があるのでおすすめの資格です。

■高度な仕事が出来る

中小企業診断士の資格を取得すると、経営者レベルの知識があると認定されますので、従来の仕事より、格段にグレードの高い仕事を任されるようになります。

さらに社内のいろいろな部署からコンサルティングの依頼を受ける場合もあるため、仕事のやりがいが非常に大きくなります。

■昇格・栄転する

資格取得を評価され、高度な仕事が出来るようになると、おのずと昇格したり、希望の部署へ栄転することも多くあります。

■人脈が広がる

中小企業診断士の資格を取得して、高度な仕事を任されるようになると、今まで直接会えることができなかった自社の経営層や、他部署のトップ、金融機関、中小企業を支援する公的機関、あるいは中小企業診断士を取得した仲間など、一気に人脈が広がっていきます。

■就職・転職が有利になる

もし、中小企業診断士資格を学生時代に取得していたら、多くの優良企業からスカウトが来ることでしょう。

転職する時も非常に有利です。好条件でスムーズに出来ることでしょう。

■独立開業も可能に

将来的に経営コンサルタント事務所を開業することも充分可能です。

その際、公認会計士や税理士、社会保険労務士など、財務や人材のコンサルタントと共同してコンサルティングファームを作ることも可能です。

さらに、特定の分野に経験や強みがあれば、事業会社として起業することも可能です。

中小企業診断士資格の難易度

中小企業診断士資格のメリットは、多岐に渡っていることはご理解いただけたと思いますが、その難易度はどうなっているのでしょうか?

他資格との比較や、最近の合格率などを見ていきましょう。

■中小企業診断士資格の合格率は?

近年の合格率

中小企業診断協会の発表によると、最近の1次試験:平均32.3%、2次試験:平均18.5%となっています(※)。

【1次試験の合格率推移】平均32.3%

平成30年令和元年令和2年令和3年令和4年
23.5%30.2%42.5%36.4%28.9%

【2次試験の合格率推移】平均18.5%

平成30年令和元年令和2年令和3年令和4年
18.8%18.3%18.4%18.3%18.7%

過去5年の平均で計算すると、ストレート合格の確率は約6%になります。

かなりの難関資格といえるでしょう。

(※)中小企業診断協会 中小企業診断士試験「申込者数・受験者数・合格数の推移」

他の有望資格との比較

直接の比較は難しい面もありますが、中小企業診断士に近い国家資格の令和4年度の合格率を比較してみると、なかなかの難関資格のあることが分かります。

社会保険労務士5.3%
税理士18.8%
中小企業診断士5.4%

 (※中小企業診断士は令和4年度の1次合格率×2次試験の合格率で算出)

 ■中小企業診断士資格合格のために必要な勉強時間は?

中小企業診断士資格に合格するためには、俗に「1000時間」が必要であるといわれています。

1日にすると約2.7時間になります。

特に社会人の場合、1日に約3時間もの時間を確保するのは至難の業です。

通勤時間や休日なども活用して勉強時間を確保したり、効率の良い勉強方法を選択する必要がありそうです。

中小企業診断士の資格取得におすすめの通信講座

中小企業診断士資格を取得するための方法としては、「独学」「通信講座」「スクール」などがありますが、忙しい受験者にとってメリットの多い通信講座について、おすすめの講座をご紹介します。

■スタディング

講座の特徴

経営・法律・労務・会計・金融・不動産・建築・公務員・医療・ITと、広い範囲の講座を提供しています。
中小企業診断士講座では、短期間で国家試験に合格した人の勉強法を徹底的に研究することで、講座内容を作っているようです。

AIを活用し「仕事などで忙しい人」が「短期間で」合格できるようにカリキュラムが組まれているようです。

費用

中小企業診断士 1次2次合格コース[2023+2024年度試験対応]一括    59,400円(割引制度あり)

実績

151名(2022年度2次試験 合格体験談数)

■診断士ゼミナール

講座の特徴

中小企業診断士に特化した通信講座。

この講座の特徴は、高い1次試験合格率(2021年度74%)、低価格受講料、年間受講延長無料、質問無料無制限などとなっています。

費用

1次2次試験プレミアムフルコース 59,780円(印刷テキストが必要な場合は別途 23,980円必要)

合格実績

156名(2021年度2次試験合格者数)

■クレアール

講座の特徴

主に会計、経営、労務、法律、IT関係の資格を中心に11の講座をWeb配信で行っています。
中小企業診断士講座では、「非常識合格法」といわれる、過去の出題傾向を隈なく分析し、出題範囲の高いテーマに絞って授業を行うのが、この講座の特徴のようです。

費用

1次2次ストレート合格パーフェクトコース 250,000円(割引制度あり)

実績

表記無し。

中小企業診断士の資格取得のメリットを受けるためには、まずは試験の合格を目指そう

資格取得後に多くのメリットがある中小企業診断士ですが、そのメリットを享受するためには、当たり前ですが、まずは中小企業診断士試験に合格しなくてはなりません。

そもそも、中小企業診断士とはどんな資格なのか?その概要と資格取得のためのコツを見ていきましょう。

■中小企業診断士は国家資格

中小企業診断士とは、我が国唯一の経営コンサルタントの国家資格です。

中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。

「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。

■中小企業診断士は特に社会人に人気

中小企業診断士の資格は、特に社会人に人気のある資格です。

社会人として一通りの仕事生活を体験した後、「次の一手」として目指す人が多いといわれる資格です。

日本経済新聞社と日経HRが2016年に発表した「ビジネスパーソンを対象に新たに取得したい資格(語学検定含む)」という調査で、首位の人気資格は中小企業診断士でした。

経営全般に関する知識をバランスよく身につけることができ、転職やキャリアアップを目指す人、起業予備軍、コンサルタントとして定年後に働こうと思っている人、など様々な層に関心が広まっているようです。

■中小企業診断士試験の内容

中小企業診断士の試験は、1次試験・2次筆記試験・2次口述試験・実務補習を経て、中小企業診断士になれます。

1次試験

「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」の7科目についてマークシート様式の筆記試験を行い、中小企業診断士としての基礎的能力があるかどうかを判定します。

2次試験(筆記試験)

中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ~Ⅳの4科目が出題され、論述で解答します。

中小企業の経営事例を元に改善提案を行う、中小企業診断士の応用能力を判定する試験です。

2次試験(口述試験)

1次の筆記試験の合格者に対して、面接形式で行う試験です。

中小企業診断士としての適性を判定するものです。しかし、この試験で不合格になる人はほとんどいません。

実務補習

15日間かけて実在の企業を診断する実習です。

試験ではありませんが、中小企業診断士としての実践力を養成する重要な実習であるといえます。

■中小企業診断士資格取得のコツ

どんな資格もそうですが、資格ごとに合格のコツがあります。中小企業診断士の場合は、以下のようなコツがあります。

無駄のない学習

ビジネスパーソンに非常に人気の高い中小企業診断士ですが、1次試験は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」と7科目もあり、範囲が膨大なため効率的な学習が求められます。

基本は過去問の出題傾向を分析し、重要テーマから押さえていくことが重要です。

さらに、受験者の多くを占める社会人にとって、科目によっては現在のキャリアを活かせる科目もあります。その点を考慮して、最短で合格できるような工夫が必要です。

短期勝負を心掛ける

科目や出題範囲が広すぎるため、長期計画で学習を進めようという人を見かけますが、あまりおすすめ出来ません。

経済や会計や法律、ITなどの分野はトレンドがどんどん変化していきます。

そのため、長期的に学習していると、余計に学習しないといけない分野が増えてしまいます。

最適な学習方法を見つける

中小企業診断士資格の学習方法には、「独学」「通信講座」「スクール」などの方法があります。

自分の使える時間や費用、費用対効果などをよく考えて、学習方法を決めましょう。

まず、独学からスタートして、その上で最適な通信講座やスクールを決定していくという方法もあります。

教材を増やし過ぎない

学習意欲が高いと、色々な参考書や問題集を揃えたくなります。

しかし全ての教材を消化するのは難しいですし、活用しきれなかったことが不安や焦りに繋がり、学習効率を下げます。

まずは基本となるテキストを中心に学習し、参考書は1冊以内に絞ることをお勧めします。

参考書の利用は基本テキストの不明点を解消することや学習内容のまとめをするためなどに限定し、学習量を増やし過ぎないようにしましょう。

少ない教材でも、一通りやり遂げると、達成感から自信や安心に繋がります。

中小企業診断士の資格を取得することのメリットまとめ

中小企業診断士の資格を取得することのメリットを中心に、資格の難易度やおすすめの通信講座、試験の概要などをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

中小企業診断士は、社会人としてキャリアアップしたり独立開業出来たりと、非常にメリットが多様な資格です。

社会人が取りたい資格の上位にランクインしているのも、納得できますね。

この機会に中小企業診断士のことを知ったあなた、ぜひチャレンジして色々なメリットをゲットしていきましょう。

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