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テニスが上達しない…練習内容が間違っている!?原因と改善案4選

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投稿日:2023年10月5日 | 更新日:2023年12月08日

ずっとテニスを続けているのに後からスクールを始めた人に実力を抜かれてしまった。
必死でやっているのになかなか上達しない。なぜテニスが下手なままなのだろう。
そんな風にお悩みの人がたくさんいると思います。
練習はしているのに上達しない、結果が伴っていない、その原因は「練習方法が間違っている」のかもしれません。

現在のあなたの状態は、あなたが今まで行ってきた「練習」が作っています。

例えば早起きの方法を練習した人は、早起きする人になれるように、

世の中の全ての現象は「練習の質と量」に原因するといえます。

あなたが今、テニスが上達しないと感じていたら、その理由はスクールの選び方などではなく、あなたの練習方法にあるのかもしれません。

あなたのテニスが上達しない理由を知るために、練習内容を分析しましょう。

今回は、テニスが上達しない人が陥りがちな「間違った練習方法5選」についてお話ししていきます。

テニスが上達しない人の練習の特徴とは?その1:「予測力」を鍛えながら練習していない。

 例えばラリー練習の中でも、

「この位置に打ったら相手はどう動き、どんなボールを返してくるのか」というように観察し傾向をインプットしたり、

「この回転数、速度のサーブに対して、この角度でラケットを当てるとどうなるのか」というように様々なプレーを試してその結果をインプットしたりと

頭を使いながら練習に臨めば、試合における多くの情報や傾向を学ぶことができます。

あなたは「感覚に頼りがち」なプレーをしていませんか?

「頭を使ったプレー」を本当にできていますか??  

体力がなくて練習についていくので必死で、頭なんて使っている余裕がないよ! と言う人もいるかもしれませんが、しっかり頭を使ってテニスをすれば、

1早めに予測し 2準備を早く することで

ストロークのミスが減る上、今までよりも前の打点で打てるようになるので、余計な体力を消費せず、より頭を使う余裕ができるはずです!  

対処法:頭を使って、様々な情報をインプットしよう!

この記事を読んだらすぐに、練習中から頭を働かせて、理由の分析を続けるようにしましょう。

期間を決めて、この時期はサーブの方法について、この時期はインパクトの瞬間の角度について意識しながら練習をする、というように決めるのもよいでしょう。

インプットされた情報量が多くなれば多くなる程、それをもとにより正確な予測がしやすくなります。

思考を膨らませるには、元手となる知識が必要です。

例えば研究者というのは、考える力が強いというだけでなれるのではなく、大学および大学院で本を読み、必要な知識を十分に得た人がなれるのです。

練習を通して多くの知識をインプットして、それを元に予測する練習を繰り返すことで、予測力を鍛えることができるでしょう。

テニスが上達しない人の練習の特徴とは?その2:「練習のための練習」をしている

ラリー練習であれば「ラリーをただ多くつなげるための練習」といったように、ただ練習を上手にこなすための練習になっていませんか?

サーブ練習であれば、「本番の緊張や流れを想定せず、ただひたすらサーブをこなす」練習になっていませんか?

あくまでも練習を行う理由は本番のためであり、常に本番の試合を意識して行うべきものです。

練習のメニューによって習得できる項目が異なります。それぞれの練習のテーマをしっかりと理解し、判断と実行を何度も繰り返しながら取り組むことで、その技術が習得可能となります。

よくあるパターンとして、「テニスのスクールに通っている」ということに安心して、通ってさえいればうまくなるだろうと、ただとりあえず練習に参加する状態になってしまうことがあります。

頭を使わずにただ練習をこなしているだけでは非効率的です。

効率的に上達するためには、コーチや指導者に任せるのではなく、自分自身が練習の意味やポイントをしっかりと理解すること大変重要です。

また、個人によって習得すべき課題が異なります。

単にボールを打つだけ、サーブをするだけではなく、どういう意味があってそのボールを打っているのか、一球一球に対して向き合いながら練習にのぞみましょう。

対処法:常に本番を意識した練習を

練習をする時には
「この練習を行う理由は何なのか」
「この練習に取り組むことでどのような能力を身につけられるのか」
常に考えながら練習に臨みましょう。

・実際の試合においてはこの技術はどの場面で使われるのか

・この技術を身に付けたらどのようなメリットがあるのか

想像力を膨らませながら練習に取り組むことは、辛い期間においては努力を継続するモチベーションにもなるでしょう。

以下に、具体的にどのようにしたら「実践的な練習」になるのか、具体例6選を紹介します。

1 あらかじめ練習の計画を立てる。


あらかじめ自分に必要なスキル、技術に合わせて練習の計画を立てることはおおいに実践的な練習に役立ちます
計画を立てようと試みることは、自分の苦手を見つけるきっかけになりますし、ものごとの上達において必須であるPDCAサイクルを回すきっかけになります。

PDCAサイクルとは?ー上達につながるプロセスである

PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の4つのタームから成る仮説検証型プロセスを循環させ、人の能力や物の品質を高めようという概念のことです。

テニスの上達を目的としてPDCAサイクルを回すとすれば、以下のような形になります。

1.Plan(計画)

自身の課題を克服するための練習計画を立てる(いつまでに克服しなければならないか、を具体的に)

2.Do(実行)

実際の試合を想定しながら練習に臨む

3.Check(測定・評価)

練習後、今回の練習における良い点、なぜ良いプレーができたのか、悪い点、なぜ悪いプレーになってしまったのか を分析する。

4.Action(対策・改善)

checkで得た課題をもとにそれを改善できるような次回の練習計画、目標を決める。

あらかじめ計画を立て、PDCAサイクルを回す頻度を高めることで、日に日に練習の質が上がることを実感できるでしょう。

2 高め合える練習仲間を見つける


クラブやスクール内のメンバーの中にもモチベーションの差はあるものです。その中で、「上達したい」という気持ちが強い人を見つけて、お互いを鼓舞し合うことは、モチベーションの維持につながります。

1人でモチベーションを維持しなくてはならない状態は非常に大変です。

努力を続けられる人に見られる共通点は、その人自身の意志の力が強いというより、高め合える仲間を見つけ信頼関係を構築するなどといった環境の構築が上手くいっていることです。

自身の所属するスクールの中で、高い志をもった努力ができる仲間を見つけ、お互いに日々切磋琢磨し合いましょう。

練習の終わりにお互いのプレーにコメントをするのも良いでしょう。

3 プレー動画の分析


スクールのコーチに自分の練習や試合を撮影してもらい、見返すのもよいでしょう。

「1.練習の計画を立てる」がテニスにおける予習とするなら、動画を見ての自己分析は復習であるといえるでしょう。
あなたは試合での振り返りをどのくらい行っているでしょうか?

なかなか試合中の記憶とは曖昧で、自分がどんなミスを重ね、 相手に対してどのような戦略をしていたか?は自覚しにくいと思います。
これを追究できれば次の練習や試合に役立ち、勝つテニスへの近道となるでしょう。

4 スクールのコーチとの協力


「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」

吉田兼好の『徒然草』第52段「仁和寺にある法師」に書かれた言葉です。
現代語で言うと、「どんな些細な物事にも指導してくれる人は欲しいものだ」という意味になります。
スクールや部活におけるコーチは、間違いなく私たちの「先達」であるといえます。先を生きて、自分より多くの経験を得て、自分より多くのことを知っている人です。
ミスが増えた時ブランクを乗り越えなくてはならない時、コーチに聞くことで、問題解決までの時間を早め、効率的な練習を行うことができます
もちろんスクールのコーチの言うことが全て自分に当てはまるわけではないですが、自分に合ったフォームや戦略を身につけるきっかけを得ることは、間違いなくできるでしょう。

5 筋トレと体力トレーニング


試合中、頭を使いながら適切な動きをするには、体力や筋力が必ず必要です。
部活やスクール、そのほかにも仕事や学校はあるでしょうが、合間を縫って時間を作って体力トレーニングに挑戦してみましょう。
以下に短い時間でできて、家など狭いスペースでも行うことができる、テニスをプレーする上で効果的な筋トレを3つご紹介します。

以上の3つの筋トレはなぜ効果的であるといえるのか?

ここでは、体の中でも大きな筋肉(大胸筋、脊柱起立筋、大腿四頭筋など)を集中的に鍛えることができるものをピックアップしています。

効率的に代謝をアップするには、面積が大きい筋肉部位を鍛えなくてはならないのです。

 ①トランクローテーション【脊柱起立筋、腹筋群】

クランチ(膝を90度に曲げた状態のまま肩甲骨辺りから上体を丸める)の状態を作り、膝で丸めた毛布などの柔らかいものを挟みながら、両手で持った重りを左右の床にタッチします。腹筋群全体にアプローチすることができる上、上体をひねる動作はラケットのスイングの動きにも活かせるでしょう。

 ②マウンテンクライマー【大腿四頭筋、脊柱起立筋】

腕立て伏せの姿勢から、膝を交互に胸にくっつけるように引き寄せます。

腕立て伏せの状態で腿上げをするような形になります。

太もも前部の大きな筋肉である大腿四頭筋に効果的にアプローチすることができます。

 ③バーピージャンプ【全身運動、持久力】

しゃがむ、腕立て伏せの状態で足を伸ばす、足を戻す、立ち上がってジャンプの動作を繰り返します。体全体の筋肉をバランスよく使うことで、持久力の向上が見込まれます。

以上の筋トレを30秒行い、10秒休憩をとり、次のメニューに移るということを10回繰り返します。

週一回の筋トレからでもいいので始めてみましょう。

6 メンタルトレーニング


試合中は思わぬ非常事態が起こります。
試合の展開によっては、心も体力も辛い時間帯もあるでしょう。
そのような時間を耐え切らなくてはならない、そのためにはメンタルを保つ能力が必要です。
「テニス選手に対するメンタルトレーニングの実施と効用性」という論文の中では、メンタルトレーニングを行うことで、「忍耐力・勝利意欲・自己コントロール・リラックス・集中力・自信」の尺度において優位に向上がみられたと言及されています。

成功している人の共通点として必ず、「メンタルが強い人」は真っ先に挙げられるでしょう。

メンタルトレーニングには「マインドフルネス瞑想」がおすすめです。

マインドフルネス瞑想は、脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくし、仕事のパフォーマンスを上げる効果があり、医学やビジネスの世界で大きな注目を集めています。

IT企業を中心に、マインドフルネス瞑想を社員研修に取り入れる会社も増えています。

以下に初心者に良いマインドフルネス瞑想の方法を説明します。
1. 背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
2. 息を吸ったときに、おなかや胸がふくらむのを感じ、心の中で「膨らみ、膨らみ」と実況する。呼吸はコントロールせず、そのとき一番したいように呼吸する。
3. 息を吐いたときに、おなかや胸がちぢむのを感じ、心の中で「縮み、縮み」と実況する。

雑念や気になる物事が浮かんできた場合は、「雑念、雑念」と心の中でつぶやき、「戻ります」と言って、再び呼吸に意識を戻します。

呼吸の瞑想は、1日10分ほど行い、慣れてくれば時間をのばしても構いません。

すぐに毎日はできなくても、少し心のざわつきを感じた時にふと試してみるのがよいでしょう。

テニスが上達しない人の練習の特徴とは?その3:スクールの練習時間に占める「試合」の時間・頻度が過剰

スクール内での試合は確かに良い経験になりますが、技術的な向上にはつながりません

試合の中では様々な種類のショットを打つことが求められます。

試合の中では一回や二回だけ打つそのショットを、確実に安定して打てるようになるために、何度も繰り返して練習をすることが必要です。
さらに、試合を行う上で本当に重要な目的は、「試合中に見つけた課題、苦手を克服すること」なのです。

スクール中の試合で培われる能力→ゲームのプランニング能力予測能力
スクール中の練習で培われる能力→技術力!

もちろんスクール中の試合で培われる能力は重要なものですが、それ以上に技術力がないとゲームプランニングも戦略も実行に移すことができません。

以降の章でも述べますが、プロの試合において多くの戦術が観察できるのは、基礎的なサーブやショット、ラリーの技術のレベルが高いからです。

基本的なスキルのレベルを上げることができれば、戦術やゲームコントロールの知識が何もなかったとしても上級者といわれるレベルになることはできるでしょう。

対処法:試合の比率は多くとも5割に

現代では様々なスポーツ本があり、著名な先生の間でも、スポーツにおいて「何を重要視するか」によって提唱する試合と練習の割合は違っているのが現状です。
自信が目標とする先生や選手にならって練習と試合の割合を設定しつつ、自分にあった割合を見つけていくのがよいでしょう。

テニスが上達しない人の練習の特徴とは?その4:「奇跡のサーブ」を求めた練習方法

決まれば必ず一点取れる奇跡のサーブが打てたとしても、それが打てる頻度が10回に1回であり、9回は失敗してしまうのだとしたら、それは本当に試合中で使えるショットでしょうか。
たしかに、スクールの誰一人触れない奇跡のサーブは打てたら気持ち良く、達成感もあるものですが、私たちの目的は試合で勝つことです。

身につけるべきは、決まれば必ず点をとれる成功率10%のサーブより、点を取れないとしても、失点をしない成功率70%のサーブです。

子供のような「しょぼいサーブじゃ恥ずかしい…」という考えは今すぐに捨てましょう。

対処法:7割の成功率の「ナイスサーブ」を打とう

 7割以上入るサーブが実際に「試合中で使えるサーブ」です。

実際に試合の状況を想像すれば理解は難しくないでしょう。

成功率5~6割のサーブは試合で使うには勇気がいります。

試合中には緊張で体も硬くなり、思ったように動けないことも多々あるため、成功率はさらに下がるでしょう。

「奇跡のサーブ」を打ちたい気持ちをぐっとこらえて、今できるショットの成功率を高めるための練習に取り組みましょう。

+α 上手くならない人はプロの試合を積極的に見に行こう!その理由は?

スクールの友達の試合だけでなくプロの試合を観に行くことは、正しい練習法を身につける上で非常に有益です。

スクールの仲間と一緒に見にいくのも良いでしょう。

プロの試合を通してどのようなことが得られるのかを以下に挙げます。

1.テクニックの学習

プロの試合では、世界のトップ選手たちが高度なテクニックを披露します。

彼らの動き方や、ショットの選択などを観察することで、自分のテニススキルを向上させるためのコツやアイデアを得ることができます。

プロのテニス選手と一口にいっても様々なタイプの選手がいます。

わかりやすい例で言うと、グリップの握り方(厚い握り方:フルウエスタン、薄い握り方:コンチネンタルなど)だけでも人によって違います。

自分に似た特徴や体型、身体的スキルを持つテニス選手を優先的に観察し、戦い方を学ぶことで、早い上達を見込めるでしょう。

プロの試合を見る時にはノートと筆記用具を持っていくことをおすすめします。

2. 戦略の理解

プロのテニスの試合では、ほとんどの選手の技術的な実力が拮抗しているからこそ、アマチュアのテニスの試合よりも戦略的な要素が際立ちます。

どのように相手の弱点を捉え、弱点を突くのかを学びます。試合を観戦することで、戦略的なプレーのアイデアを得て、自分のゲームプランを改善することができます。

3.コミュニティとつながりを得ることができる。

プロのテニスの試合を観に来る人は、多くが熱心なテニスの愛好家です。

隣の席に座った他のファンと交流し、テニスに関する情報や意見を交換することができます。

筆者である私も、テニスの試合を観戦していて隣に座っていた人と意気投合し、その人が所属するテニススクールに何度か遊びに行かせてもらって、新たな技術や戦術を組み立てるコツを身につけることができた、という経験があります。

ファンとしてはもちろん、プレイヤーとしても交流できる相手を見つける良いチャンスになるでしょう。

テニスが下手だから、上達しないからと諦めないで

いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、間違った練習内容の原因とその改善案についてお話ししました。
この内容をすぐに全て達成するとまではいかなくても、スクール一回の練習で一つの項目に挑戦していけば、あなたの練習の質はどんどん上がり、1ヶ月経つ頃にはミスが減り、見違えるほど上達するでしょう。

上達をするための確かな情報を得てから、実践に移せるかどうかが、成長する人とそうでない人の違いです。

体力は年齢とともに衰える、ということは学術的にも統計をとって証明されています。
しかし、個人のスキルの向上に限界はありません。

子供の時にスクールに通い始めなかったからといって諦める必要はありません。

「どうせ下手だから」と後ろ向きな考えになっている人もいるかもしれません。
でも、どんなに上達スピードが遅いとしても、それは「これ以上、上手くはならないだろう」と決めつける理由にはならないのです。


才能に自信がなくても、

いつもミスしてしまい自分に自信がなくても、

今日学んだ正しい練習方法で地道に頑張っていけば、必ず上達することができる

ということが、私がみなさんにお伝えしたいことです。

最後まで読了いただきありがとうございました。

皆様のテニスの上達を心より祈っています!

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