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投稿日:2024年7月26日 | 更新日:2024年07月26日
「CADって難しいかも…」
「独学で習得できるの?」
「何から勉強したらいいか分からない!」
とお悩みの未経験・初心者の皆様へ。
本記事では、CADの学習を独学で始めるために必要な準備に学習方法、就職・転職に有利なCADの資格について幅広く紹介します。
これからCADの学習を独学で始める皆様に向けて、「難しい」という先入観を取りはらって、スキル習得・キャリアチェンジのお役に立てれば幸いです。
そして、「独学はやっぱり難しい」「効率よく身につけたい」とお考えの皆様には、オンラインスクールの受講がおすすめです。
未経験・初心者でも、CADの独学が可能である2つの理由
CADの習得については、初心者・未経験者でも以下の理由から、独学での習得が可能です。
・特別な技能は不要
・学習環境が豊富
それぞれの理由について、一つ一つ解説します。
特別な技能は不要
パソコンの基本的な操作ができれば、いつでも開始できます。
必要なスキルや知識は、これから身につけていきましょう。
独学でも約3ヶ月あれば、基本的なスキルを習得できます。
学習環境が豊富
書籍が数多く出版されているうえに、Webサイト・Youtubeの動画を活用すれば、無料でも学習が可能です。
書籍やWebサイトで学んだノウハウを、動画をもとに実際に作図をすることで、理解を深めることができます。
未経験・初心者にとって、CADの独学が難しいと言われる2つの理由
一方で、「未経験・初心者には、CADの独学が難しい」と言われるポイントは以下の通りです。
・CADの種類が幅広い
・CADの操作が難しい
それぞれの理由と対策方法について、一つ一つ解説します。
CADの種類が幅広い
CADには、平面で作図する2DCADと立体で作図する3DCADがあります。
その上、分野ごとに専用のCADがあり、様々な企業からソフトが提供されています。
しかし、「2DCADでできることは、3DCADでもできる」ことから、初めから3DCADを使用すれば問題ありません。
また、1つのソフトの操作方法を覚えたら別のソフトにも応用できるため、まずは1つのソフトを確実に使いこなせるようになりましょう。
CADの操作が難しい
「操作手順を覚えるのが大変」「コマンドが多い」といった点も、不安に思われている方も多いのではないでしょうか?
CADの操作手順は目的に応じてある程度決まっているため、見本の動画などを参考に作業を繰り返せば習得可能です。
また、全てのコマンドを覚えようとする必要はありません。
なぜなら、自分の業務に必要な機能は、繰り返し使うことで自然に覚えていくからです。
また、ソフトによっては、ポインターをコマンドの上に置くと説明してくれるものもあるので、存分に活用しましょう。
CADの独学を始めるのに必要な5つの準備
未経験・初心者がCADの勉強を始めるのに、以下の準備が必要です。
・PC
・CADソフト
・プリンター
・練習図面
・教材
準備する上での注意点を、一つ一つ解説していきます。
パソコン
CADソフトをインストールするためのパソコンが必要です。
WindowsかMacかで悩む場合は、Windowsを選んだ方が無難でしょう。
Mac用のCADソフトも増えてきたものの、Windowsが主流だからです。
スペックについては、スムーズにソフトが動作するように、CPUはCore i7以上、メモリは16GBのものを選ぶことをおすすめします。
CADソフト
CADソフトについては、初めは無料のソフトから始めることをおすすめします。
代表的な3DCADソフトは、Autodeskの「Fusion360」が有名で、非商用利用なら無償で使用可能です。
プリンター
プリンターは、A4サイズが印刷できれば問題ないですが、仕事内容によってはA3サイズを使用することもあります。
金銭的に余裕がある方はA3まで印刷できるプリンターを準備しておくことをおすすめします。
また、インクジェットプリンターは印刷コストがかさむため、印刷コストの安いレーザープリンターがおすすめです。
作図の間違いを防ぐために、紙に印刷してチェックすることを心がけましょう。
練習図面
CADソフトによる図面作成を練習するための図面で、「モデルの形状」「寸法線」「タイトル・タイトルボックス」を網羅している図面を選択しましょう。
図面通りをもとに作図をすすめることで、CADソフトの機能を使いながら習得できます。
教材
CADの操作方法を学ぶ場合は、使用するCADソフトの名前が明記されている教本がおすすめです。
※インストールしたCADソフトのバージョンも確認してください。
他にも、製図の知識・練習問題集・資格の取得など、様々な種類の教材があるので、用途に合わせて選択しましょう。
CADスキルを独学で習得する方法を徹底解説
未経験・初心者がCADスキルの習得を成功させるための「学習方法」「学習ステップ」「注意すべきポイント」について紹介します。
一つ一つを確実に理解し、実践していきましょう。
CADスキルを習得するための3つの学習方法
書籍・ Webサイトで勉強する
書籍には、CADの基本操作を一通り網羅しているという特徴があります。
いきなり操作するのは難しいので、まずは書籍で操作手順や図面の作成手順について学習しましょう。
また、Webサイトについては、自分がわからないところをピンポイントで検索できるところが長所です。
書籍を片手に操作をして、不明点がでてきたら随時Webサイトで調べることで、理解を深めることができます。
動画で学ぶ
公式サイトやYouTubeの解説動画をもとに、実際に手を動かしてCADを操作しましょう。
参考書・ Webサイトでノウハウを学ぶ「インプット」と、動画を見ながら手を動かす「アウトプット」を両立させることが大切です。
製図を行う
動画の解説や練習用の図面をもとに、CADで作図を進めていきましょう。
そして、一つの作図が終わったら、作業手順を繰り返すことで、学んだノウハウを定着させることができます。
CADスキルを習得するための3つの学習ステップ
基本操作をマスターする
教材・ソフトのチュートリアルをもとに、ソフトの基本操作を学びましょう。
アイコンごとに、どんなことができるのか試してみることがおすすめです。
わからない操作があれば、Webサイト・動画・ヘルプで調べましょう。
CADで簡単な作図をする
操作を一通り覚えたら、練習図面の見た目を真似しながら作図してみましょう。
始めはシンプルな図面でも問題ありません。
繰り返し作図することで、学んだ知識や操作方法を定着させましょう。
CADで実践的な作図ができる
2次元または3次元・用紙の選択・尺度の設定・レイヤーなどの設定を行い、実務を想定した作図をしましょう。
そして、作図した図面は、必ず印刷してミスがないかを確認しましょう。
CADスキル習得を独学で成功させるための3つのポイント
目標を明確にする
「いつまでに身につけたいか?」「どの業界で働きたいか?」など、目標を明確にしましょう。
将来の目標から逆算することで、現在の自分の課題が明確になるからです。
また、将来働きたい業界・会社に合わせて、学習するCADソフトや資格を選択すれば、効率的に学習を進められます。
そして、学習がうまく進まず、モチベーションが落ちてしまった時も、将来CADオペレーターとして活躍する姿をイメージすることで、乗り越えることができるでしょう。
アウトプットを重視する
本や動画を見て理解できたつもりでも、いざCADで作図すると何から始めればいいのかわからなくなることがあります。
また、コマンドや機能は量が膨大すぎて、全て覚えるのはほぼ不可能です。
よって、基本的なルールが理解できたら、CADを操作して製図を数多く行うことをおすすめします。
膨大なコマンドや機能も繰り返し使用することで、自然に覚えることができるでしょう。
不明点を質問・相談できる環境をつくる
「効率よく学習を進める」「一人で悩みを抱え込まない」ために、質問・相談できる仲間をつくることをおすすめします。
「周りに相談できる人がいない」といった人には、「MENTA」などのサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
CADオペレーターへの就職・転職に有利な資格4選
CADに関する資格を取得することは、未経験者がCADのスキルをアピールするうえで大きな強みとなります。
そこで、代表的な4つの資格について、解説していきます。
・CAD利用技術者試験
・オートデスク認定資格プログラム
・建築CAD検定試験
・CADデザインマスター認定試験
CAD利用技術者試験
CADオペレーターに求められるスキルを証明できるCAD資格です。
CADの操作や図面の知識から、実践的な製図の方法までが幅広く出題されます。
CAD試験の中でも知名度が高いため、「未経験からCADオペレーターを目指す全ての人」におすすめです。
オートデスク認定資格プログラム
世界で多く使用されているCADソフトの一つである「AutoCAD」の基礎知識や操作スキルを証明できるCAD資格です。
試験は実技形式で、指示に従って作図の作成や編集を行うことになります。
「AutoCADを採用している会社に就職・転職を考えている人」におすすめです。
建築CAD検定試験
建築図面の作図に特化したCAD資格です。
よって、CADの知識だけでなく、製図や設計などの建築に関する知識も求められます。
「建設業界への就職・転職を考えている人」におすすめです。
CADデザインマスター認定試験
CADソフトの実用的なスキルを証明できるCAD資格です。
「3次元CADトレーサー認定試験」「3次元CADアドミニストレーター認定試験」「CADアドミニストレーター認定試験」の3つに分かれ、全て実技試験です。
「CAD利用技術者試験に合格した人」または「すでにCADオペレーターとして働いている人」におすすめです。
「独学はやっぱり難しい!」そんな人には、CADオンラインスクールの受講がおすすめ
CADのスキルは独学での習得も可能ですが、どうしても「学習効率が上がらない」「モチベーションが上がらない」といった皆様には、オンラインスクールを利用することをおすすめします。
オンラインスクールでは、充実したカリキュラム・経験豊富なメンターを、自分のペースで活用できることが大きな魅力です。
CAD操作での不明点から、教材や資格の選択など学習の進め方まで、困ったことを質問することで、学習効率を向上できます。
また、同じ志をもつ受講者たちと切磋琢磨しあうことで、モチベーションを上げることができるでしょう。
「独学が難しい」と感じた人は、オンラインスクールを活用して、CADのスキルを効率よく身につけましょう。
まとめ
本記事では、未経験・初心者の皆様に向けて、CADを独学で習得する方法を解説しました。
CADの勉強を始めるために行う準備するアイテムと選択するポイントは、以下の通りです。
・Core i7以上のCPU・16GBのメモリ・OSがWindowsのパソコン
・初めは「Fusion360」など無料で使える3DCADソフト
・A3まで印刷できるレーザープリンター
・「モデル形状」「寸法線」「タイトル・タイトルボックス」を網羅している練習図面
・対象のソフト名がタイトルに明記されている教材
また、学習を成功させるために、以下の「学習方法」「学習ステップ」「成功ポイント」を押さえておきましょう。
3つの学習方法
・操作手順や図面の作成手順について、参考書や Webサイトで学習する
・動画を見ながらCADを操作する
・動画の解説や練習用の図面をもとに、実際に作図を行う
3つの学習ステップ
・ソフトの基本操作を学ぶ
・練習図面の見た目を真似しながら、簡単な作図をする
・細かい設定を行い、実務を想定した作図をする
3つの成功ポイント
・「習得する期限」「習得後のビジョン」を設定し、目標を明確にする
・アウトプットを重視し、コマンドや操作は、作図しながら覚える
・「MENTA」などのサービスを利用して、質問・相談できる環境をつくる
未経験からの就職・転職を有利にするためのCADの資格は、以下の4つです。
・未経験からCADオペレーターを目指すなら、CAD利用技術者試験
・AutoCADのスキルをアピールするなら、オートデスク認定資格プログラム
・建設業界への就職・転職を考えているなら、建築CAD検定試験
・CAD利用技術者試験に合格した人なら、CADデザインマスター認定試験
そして、「独学はやっぱり難しい!」といった皆様には、オンラインスクールを利用することをおすすめします。
実用的なカリキュラムと経験豊富なメンターで効率を向上させ、同じ志をもつ受講者たちと切磋琢磨しあいながら高いモチベーションで学習に臨みましょう。
本記事が、これからCADの学習を始める皆様のお役に立ちましたら幸いです。