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投稿日:2024年2月5日 | 更新日:2024年02月05日
毎日さまざまな媒体でニュースが流れていますが、今日見たニュースは本当に正しい情報なのでしょうか?
情報が満ち溢れているWeb上やSNS上では、誤った内容やフェイクも多く紛れているのが事実です。
そのために大切なことは、受け取り側である私たちが、正しく情報を解釈する知識やスキルを高めることです。
そのスキルを認定するための資格が「ニュース時事能力検定」です。
今回は、ニュース時事能力検定の概要や取得のメリット、難易度、検定に向けての勉強法などについて解説します。
ニュース時事能力検定とは?
ニュース時事能力検定は、新聞やテレビなどをはじめとするメディアのニュース報道を理解し、活用する力を養い、認定する検定です。
日本ニュース時事能力検定強化などが主催しています。
時事力とは、社会でのイベントや出来事を多角的かつ公平に理解・判断して、その課題の解決に向けての基盤となる総合的な力です。
本来メディアは公正な報道でなければおかしいのですが、実際には報道各社によってもポジションや論調が異なりますし、受け取る側の私たちの考え方によっても理解や判断も変わります。
そのために、時事力が求められ、不透明な今の時代を乗り切るために、必要な力となります。
そしてニュース時事能力検定は時事力を測るただひとつの検定と言われています。
ニュース時事能力検定の受験資格
ニュース時事能力検定については、受験資格は特にありません。
学歴・年齢・性別・国籍などは一切関係なく誰でも受験可能です。
そのため中高生から大学生、一般の社会人まで、幅広い層の方々が受験対象となっています。
つまり、誰でも受験できるということです。
受験対象の目安としては準2級が中学生~一般、2級が高校生~一般、1級が大学生と一般です。
ニュース時事能力検定の特徴
「ニュース時事能力検定」(N検)は、新聞やテレビのニュース報道を正確に理解し、時事力を養成することを目的とした資格です。
以下にその主な特徴をまとめてみました。
1. 時事力の向上: 現代社会の様々な問題に対して客観的に把握し、適切な対策を講じる能力、すなわち「時事力」を培うことができます。
2. 幅広い出題範囲: 「政治」「経済」「暮らし」「社会・環境」「国際」の5つの分野から均衡よく出題され、総合的な時事力を測定します。
3. 入試・就職に有利: 合格者は450校の大学・短大の入試で優遇されるほか、企業の採用試験でも高く評価されます。
4. 効果的な対策が可能: 公式テキストや問題集が提供され、必要な勉強時間も少なくて済むとされています。
5. 幅広い対象者: 学生から一般の社会人まで、多岐にわたる層の受験者が存在します。
これらの特徴から、ニュース時事能力検定は、情報過多の現代社会において、自分で必要な情報を的確に選択する力の源となる資格と言えます。
ニュース時事能力検定の概要
ニュース時事能力検定は5級から1級までありますが、基本的な概要は以下のとおりです。
科目出題範囲
ニュース時事能力検定の出題範囲は、検定日から遡って1ヶ月前までの「政治」「経済」「暮らし」「社会および環境」「国際」の5分野で構成されたニュースです。
なお、2級から5級までの検定問題の約6割は、公式テキストや問題集から出題されます。
各時事問題の背景や経緯を理解しているのかを試される形式が多いので、公式テキストなどの教材と日々のニュースを精鋭しながら学習しましょう。
出題形式・解答方法
出題形式・回答方式は2級から5級までは四肢択一のマークシート式、1級は四肢択一のマークシート式および記述式です。
試験時間
試験時間は、どの級であっても50分です。
合格基準
合格ラインは45問出題され、各級とも100点満点で2級から5級は70点程度、1級は80点程度で合格です。
受験料
ニュース時事能力検定の受験料は以下のとおりです。
5級 | 2,700円 |
4級 | 2,800円 |
3級 | 3,300円 |
準2級 | 3,800円 |
2級 | 4,800円 |
1級 | 6,900円 |
試験会場
ニュース時事能力検定の試験会場には、公開会場と準会場の2つの種類があります。
公開会場は全国37都市の主要都市にあり、大学、高校、市民会館、公民館などが含まれます。
一方で、準会場は企業や学校などの団体で試験が実施されます。団体で申し込みを行うと、指定された場所で受験できます。
準会場では、公開会場よりも受験費用が少ないです。
試験当日は、受験票に記載された会場に、検定開始時間までに到着するようにしましょう。
試験会場を選ぶ際には、以下の点に留意することが大切です。
・会場の場所: 自宅や職場から近い会場を選ぶと、当日の移動に余裕を持てます
・会場の交通手段: 公共交通機関でアクセスしやすいかを確認しましょう。
・会場の設備: 会場の設備が整っているか確認し、特に筆記用具や時計の持ち込みに関する制限を把握しておくと良いです。
最後に、お申し込み後の受験会場の変更はできませんので、ご留意ください。
また、自宅で受験するIBT試験もあります。
ニュース時事能力検定のIBT試験は、インターネット経由で受験する試験です。
受験には自前のカメラ付きパソコンが必要で、タブレットやスマートフォンでは受験できません。
試験中は終始カメラを通じて試験監督が監視をしています。
なお、マークシート試験とIBT試験を両方申し込むことはできません。異なる級であってもできません。
ニュース時事能力検定の試験日程はいつ?
2024年度のニュース時事能力検定の個人受験は、公開会場で行われるマークシート試験の日程が公開されています。
直近の試験日程は以下のとおりです。
試験日
2024年6月23日(日)
マークシート試験の実施される級は1級、2級、準2級、3級、4級、5級です。
IBTの実施される級は、2級・準2級・3級です。
合格発表日
マークシート試験: 2024年7月23日(火)
IBT: 2024年7月16日(火)
ニュース時事能力検定1級から4級の難易度って?
あくまでも目安ではありますが、2級までであれば、公式のテキストや問題集もかなり薄く、1日1時間程度の勉強を1ヶ月程度行えば十分合格圏に届くでしょう。
1級を取得しようと思ったら、単語を理解し、自らの力でアウトプットする必要があるので、かなりの力が必要です。
一方、2級までであれば、公式問題集からの出題も多く、日々コツコツ勉強を行っていれば容易といえます。
合格率から見てみると5級が90%程度、4級が80%程度、3級が60%、準2級が40%程度、2級が45%、1級が40%程度です。
このことからも、4級まではかなり低い難易度で、3級~2級は若干難しい、1級の難易度はかなり高いといえます。
ニュース時事能力検定を取得するメリットは?
ニュース時事能力検定を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- 入試や就活に有利になる可能性がある
- 社会の潮流からさまざまな事柄が読める力となる
1つずつ詳しく解説します。
入試や就活に有利になる可能性がある
入試の面では総合型選抜においてニュース検定を活用できる大学は263校、一般選抜でも63校で活用できる資格です。
上智大学・中央大学・東京都市大学・東京理科大学・法政大学・明治大学などで活用できる資格です。
就活に関しては、メディア系企業への就職を目指す方にとっては大きなメリットがある資格です。
主な活用企業は、毎日新聞社・朝日新聞社・テレビ朝日などです。
取得する検定区分にもよりますが、保有している資格としてアピールすることで、十分に評価の対象となるでしょう。
履歴書に「ニュース時事能力検定合格」と記載されていれば、十分にアピールになるでしょう。
社会の潮流からさまざまな事柄が読める力になる
世の中の動向を理解することで、将来の変化を予測する能力が向上します。漠然と時事を知るだけでなく、出来事が社会に与える影響を正確に読み解くことで、適切な行動を選択できるようになります。
就職や転職においても、志望する業界が成長中なのか、停滞しているのかを的確に理解できれば、将来に向けての戦略を構築できます。時事を読み解く力は、非常に重要なスキルであり、これを身につけることで将来がより良い方向に変わる可能性があります。
ニュース時事能力検定の勉強法
ニュース時事能力検定の試験に向けての代表的な勉強法は以下の2つです。
詳しく見ていきましょう。
テキスト・問題集の活用
実際の試験には、さまざまな分野から満遍なく出題されるので、いつの分野に特化しないように注意しましょう。
公式テキストを読み込む際も、細かい数字まで覚え込もうとするのではなく、出来事の全体像を掴んでください。
そのページの理解度を確認するには、ページの下部にある確認テストを行えば十分です。
大事なことはニュースを暗記するのではなく、理解するということです。
公式テキストで理解したら、公式問題集を活用して、自分がどこでつまづいているのかを確認します。
ここまでの流れをひと通り終わったらひたすら問題集に取り組みます。問題集と全く同じ問題が出題されることも多々あります。
問題集では正答率で90%以上を目指しましょう。
また、問題を解きっぱなしではなく、解説を必ず読みましょう。答えを覚えるだけでは、問題を少し変えるなど発展されたらお手上げです。
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最新ニュースのチェック
テキストと問題集の活用だけでは、時事問題の対応ができていません。
そこで、テレビのニュース番組やスマホのニュースアプリを活用します。テレビニュースの場合は、芸能ニュースなどがないNHKをおすすめします。
また、ニュース時事能力検定協会の公式サイトに毎日一問時事問題が出題されるので、毎日チェックしましょう。
公式テキストや問題集の発行後に発生した、重要なニュースの要点をまとめて紹介してくれる「Newsピックアップ」も活用しましょう。
これらの方法を活用しながら、効果的でかつ継続的に学習を進め、ニュース時事能力検定に備えていきましょう。
まとめ
ニュース時事能力検定の受験や事前の学習で得られる時事力は、実際の報道や世の中のさまざまな意見やニュースの基礎となる知識を網羅しています。
今まで何気なく見ていたニュースでも検定合格という目標ができれば、見方が変わってきます。
これらはビジネスパーソンや就活生にはもちろん、現代人の一人として欠かせない教養になっていくでしょう。
今まで何気なく見ているニュースも検定という目標ができれば、見方も変わってきます。ぜひニュース検定を受けて、時事力に差をつけましょう。