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投稿日:2024年2月2日 | 更新日:2024年02月05日
趣味でジェルネイルを楽しんでいると次第に上達してきて、「これを仕事にできないかな?」と考える人もいるでしょう。
好きなことを仕事にできれば、やりがいもある上に収入に結びつき、一石二鳥です。
ジェルネイルを仕事にする場合に取得しておくと役立つおすすめの資格や勉強法、スクール、通信講座、独学のどの方法がいいのかについて詳しく解説します。
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ジェルネイル技能検定試験とは?
ジェルネイルの資格には、JNAジェルネイル技能検定試験があります。
NPO法人日本ネイリスト協会が主催の試験で、ネイルに関する正しい知識や安全な技術の確立を目的としたものです。
プロとして、お客様にジェルネイルを施術するために必要な知識と技術を身に着けるためにも、ぜひ取得しておきたい資格です。
ジェルネイル技能検定試験は初級・中級・上級に分かれており、技能や知識のレベルに合わせて受験できます。
なお、飛び級はできず、中級の受験には初級の合格、上級の受験には中級の合格が必要になります。
ジェルネイル技能検定試験の日程・試験会場
ジェルネイル技能検定試験は、年4回実施されています。
試験会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡です。
各地方の大都市でしか行われないので、受験地へ向かうまでの交通費が高額になる場合もあります。
事前に受験地までの交通手段や費用などを確認しておくのがおすすめです。
ジェルネイル技能検定試験初級の内容
ジェルネイル技能検定試験初級の試験内容は下記の通りです。
- 第一課題
- 第二課題
- 筆記試験
第一課題
初級の第一課題は、ネイルケアです。
手指の消毒からポリッシュオフ・ファイリング・キューティクルクリーンまでを35分で行います。
課題は、モデルの手の爪10本に赤いポリッシュが塗ってある状態から開始します。
衛星面や手指・爪を傷つけないための基本的な技能や技術が問われる課題で、非常に大切な項目です。
実際に爪への施術を行いますが、爪の扱いだけでなく細かいテーブルセッティングの方法や用具の取り扱いができているか等、かなり細かくチェックされます。
禁止事項なども定められていますので、テキストなどをしっかりと読み込んで覚えておくことがおすすめです。
第二課題
第二課題では、実際に爪にポリッシュを塗ってアートを施していきます。
第一課題と同様に手指消毒から始まり、ベースコートとカラーポリッシュを手の爪10本に塗布してからジェルアートを行います。
持ち時間は60分です。
アートの種類はピーコックに指定されているので入念に練習しておきましょう。
また、ジェルネイルには硬化の時間が必要ですので、すべての手順を手際良くこなして持ち時間をうまく使うようにしましょう。
筆記試験
筆記試験では、ネイル全般に関する基礎知識を問う問題とジェルネイルに特化した問題の2種類が出題されます。
問題数は全部で60問です。
ネイル全般に関する基礎知識を問う問題では、衛生や皮膚科学・爪の構造に関する問題から、爪の病気やトラブルに関する問題に加え、ネイルケアやジェルネイルの手順についての設問も出題されます。
筆記試験60問のうち50問がネイル全般に関する基礎知識の問題ですので、問題集などでしっかりと勉強しておきましょう。
ジェルネイルに特化した問題は10問出題されます。
基本的な知識を問う問題が中心ですがしっかりと勉強し、全体の正答率を上げましょう。
ジェルネイル技能検定試験中級の内容
ジェルネイル技能検定試験中級の内容は、初級と同様に第一課題・第二課題・筆記試験に分かれています。
初級のような基礎的な課題に加え、より発展的な内容が出題されます。
第一課題
第一課題は、ネイルケアとカラーリングです。
初級と同様に消毒からキューティクルクリーンまで行ったあと、ポリッシュを二度塗りしてトップコートまで塗ります。
適切な手順で施術を行えているか、仕上がりのクオリティが保たれているかが審査のポイントです。
所要時間は30分です。
第二課題
第二課題では、ジェルグラデーション・ジェルイクステンション・ジェルフレンチカラーリングを指定された指に施します。
カラーやデザインの詳細なども細かく指定がありますので、事前にしっかり確認した上で練習を積むことが大切です。
所要時間は85分です。
筆記試験
中級の筆記試験では、初級で出題される基礎的な知識に加え、プロフェッショナルとしての高度な知識を問われる問題が出題されます。
問題集などで繰り返し勉強しておきましょう。
試験時間は30分です。
ジェルネイル技能検定試験上級の内容
ジェルネイル技能検定試験上級には、筆記試験はありません。
10分間の事前審査と実技試験85分のみで合否を判定します。
上級の実技試験
上級の実技試験では、指定された5本の指にイクステンションをします。
- 右手人差し指・中指にジェルクリアスカルプチュア
- 右手薬指にジェルチップオーバーレイ・ネイルアート
- 左手中指にジェルチップオーバーレイ
- 左手薬指にジェルチップオーバーレイ・フレンチルック
上記のように指定されています。
全てを時間内にきちんと仕上げるには、高度な技術と手際の良さが求められます。
実際の試験を想定した上で繰り返し練習しましょう。
ジェルネイル技能検定試験におすすめの勉強方法は?
ジェルネイル技能検定試験で資格取得を目指すとき、有効な対策方法としておすすめするのは、
- 専門学校やスクールなどの教室に通う
- 通信講座などを使って勉強する
- 独学で勉強する
の3つに分けられます。
ここでは、専門学校やスクール、通信講座などのメリット・デメリットについて解説します。
専門学校やスクールで資格取得を目指すのがおすすめ
専門学校やスクールなどで資格取得を目指すメリットには、
- モチベーションの維持がしやすい
- スクールの講師に直接指導してもらえる
- スクールの設備を使える
- 出題傾向などの情報を得やすい
の4点があります。
モチベーションの維持がしやすい
専門学校やスクールには、自分と同じくジェルネイルの技術を向上させたい人が集まっています。
筆記試験の勉強や実技の練習などでモチベーションが上がらないときも、同じ教室に頑張っている人が大勢いるのでやる気を保ちやすいです。
講師に直接指導してもらえる
他の資格試験と異なり、ジェルネイル技能検定試験では実技試験の練習が必要です。
スクールの講師に直接指導してもらえることは大きなアドバンテージになります。
動画やテキストだけではわかりにくい技術も、直接指導を受けることで身につきやすくなります。
スクールの設備を使える
専門学校やスクールに通っていれば、校内の設備を使って練習ができます。
ネイルサロンで使われる、プロと同等の設備を使って練習できることは大きなメリットです。
プロになりたい場合のサポートが充実している
専門学校やスクールには、ネイリストの求人が集まります。
卒業後にプロのネイリストとして働きたい場合に、スクールのサポートを受けることもできるのも嬉しいポイントです。
専門学校やスクールに通う方法で資格取得を目指すデメリット
専門学校やスクールに通って資格取得を目指すデメリットは、
- 費用が高額
- 通学のための時間を確保する必要がある
の2点です。
専門学校やスクールに通うには、数十万円の費用がかかります。
お金をあまりかけられない人にはおすすめできません。
また、専門学校やスクールに通うには、通うための時間を確保する必要があります。
仕事や家事・育児をしながら資格を取りたい人には、時間を作って学校に通うのはハードルが高いといえるでしょう。
通信講座で資格取得を目指すのがおすすめ
通信講座でジェルネイルの資格取得を目指すメリットは、
- スクールに通うほどのお金はかからない
- 講師の添削を受けられる
- 動画コンテンツなどを使って学べる
- 用具もセットになっているコースがある
の4つです。
スクールに通うほどのお金はかからない
ネイルスクールに通うと数十万円もの学費がかかりますが、通信講座の場合は10万円以下で始められるケースも多く経済的です。
「新しいことに挑戦したいけど、いきなり数十万円単位の出費があるのは困る」という人には通信講座がおすすめです。
スクール同様、講師の添削を受けられる
講座によって添削の仕方は異なりますが、大手資格通信講座のジェルネイル講座では、講師がネイルチップ1枚1枚を丁寧にチェックし、添削してくれます。
検定試験の内容に沿った内容で指導を受けられるので、自信につながります。
動画教材などを使って学べる
通信講座では直接指導を受けられない代わりに、動画教材で施術のコツを学べるケースも多いです。
スクールと違って苦手な作業の教材を何度も見直して復習することもできるので、実技練習の大きな助けになるでしょう。
用具もセットになっているコースがある
ネイリストの施術には、多くの用具が必要です。
それらを素人が一から集めるのはなかなか骨が折れる作業ともいえるでしょう。
通信講座には資格取得に必要な用具がすべてセットになっているコースもあり、安心です。
通信講座で資格取得を目指すデメリット
通信講座で資格取得を目指すデメリットは、
- 講師に直接指導を受けられない
- 上級資格は講座の対象外の場合がある
の2点です。
通信講座の特性上、講師に直接指導を受けることはできません。
また、大手通信講座だと講座の対象がジェルネイル検定初級やネイリスト検定3級など、初心者向けの資格のみが対象になっている場合も多いです。
既にジェルネイル検定初級を取得している場合は通信講座が使えないこともあります。
自分が受けたい試験に講座が対応しているか、あらかじめ確認しておきましょう。
対策本での独学、個人学習でジェルネイル検定試験に合格できる?
経済的な理由などでスクールや通信講座などを受講できない場合は、市販のテキストや参考書を使い個人で試験対策をすることになります。
未経験でも、ジェルネイル検定試験に合格することはできるのでしょうか。
受験者の経験や技能にもよりますが、初級であれば未経験でもしっかり対策さえすれば資格取得は決して難しくないといわれています。
特に趣味でジェルネイルをやっている人であれば、知識と実技試験のコツさえつかめば十分合格可能です。
中級でもネイリストとして働いた経験がある人であれば勉強次第で合格を狙えます。
上級となるとプロの中でも特に優れた技術が必要になりますので、個人戦でそこまで辿り着くのはよほどのスペシャリストでないと難しいでしょう。
独学で資格取得を目指すメリット
スクール等を利用せず個人学習で資格取得を目指すメリットは、最低限のコストで勉強できることです。
テキストや最低限の用具を用意すれば自分のペースで勉強を続けられます。
最近は動画サイトなどを駆使して実技対策をすることもできるので、工夫次第でコストを抑えつつ実技対策をすることも可能です。
家族・友人の中にネイリストがいれば、実技試験のアドバイスを求めるのもよいでしょう。
独学で資格取得を目指すデメリット
独学で資格取得を目指す場合は、
- モチベーションの維持が難しい
- 講師の指導が受けられない
- 必要な情報を得にくい
など、さまざまなデメリットがあります。
勉強に行き詰まったとき、モチベーションが上がらないときに頼る人がおらず、苦労する可能性が高いです。特にジェルネイル検定試験の特性上、実技試験の指導をしてくれる人がいないことは大きなハンデとなります。
どうしてもコツがつかめない場合は、無理をせず通信講座を利用するのもよいでしょう。
まとめ:独学でジェルネイル検定試験に合格して趣味を仕事に!
独学でジェルネイル検定試験に合格するのは大変ですが、受験する級数によっては決して不可能ではありません。
自分に合った勉強法を見つけ、繰り返し勉強と練習を積むのがおすすめです。
自分の趣味に関わる資格を取得し、選択肢を広げましょう。
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