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宅建通信講座5社を項目別に徹底比較!

宅建士

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投稿日:2022年1月24日 | 更新日:2024年04月05日

就職やキャリアアップにおいて役立つ「宅建士」の資格。

「~士」と付く資格を持つ弁護士・公認会計士・行政書士などの「士業」のなかで、宅建は比較的合格しやすく、初心者の方でもしっかりと学習をすれば、取得することができる人気の国家資格といわれています。

しかし、やはり時間のない日々のなかでの勉強では、途中で挫折してしまう恐れがあり、独学で合格できるのか不安になってしまいますよね。

宅建の通信講座を検討してみたものの、種類が多すぎて「どの通信講座も違いがわからない!」「購入してから後悔したくない!」と、思っている方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな「宅地建物取引士」(通称「宅建」)の資格取得に向けて選択するべき通信講座を、通学講座・通信講座・独学とも比較しながら、学習方法を選ぶうえで大切なポイントとともにわかりやすく紹介していきます!

通信講座で宅建の一発合格を目指しましょう!

宅建士 おすすめ講座
スタディング

スキマ時間を活用して無理なく続く!
短期合格を目指せるプログラム!

フォーサイト

通信教育だからこそ実現できる低価格!
理解が深まるフルカラーテキスト

クレアール

\資格受験指導歴53年/
無駄を省いたクレアール独自の効率的学習法「非常識合格法」メソッド

宅建士の基本的な情報はこちらから。

宅建資格取得に向けて必要なこと・必要な時間・労力は?

そもそも、宅建資格をとるためには何が必要で、どのくらいの時間と労力がかかるのでしょうか?

取得のための費用(受験料・学習にかける費用)

受験料

宅建資格を取得するためにまず絶対に必要な受験料です。

試験を主催している 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 によると、

受験手数料は7000円かかります。※受験手数料は、消費税及び地方消費税は非課税

勉強にかける費用

独学の場合

最もコストが安く済む独学での勉強を行った場合はいくらかかるのでしょうか?

Amazonなどの通販サイトから、基本テキスト演習用問題集過去問題集等の相場を調査したところ下記のようになりました。

基本テキスト(約3000円)+ 演習用問題集(約3000円) + 過去問題集(約3000円)=約9000円

ほどの値段がかかるでしょう。

通信講座の場合

独学の次に安く済む学習方法は通信講座です。

様々な通信講座を調査したところ、約2万円~18万円はかかるということがわかりました。価格帯にかなり幅がありますが、通信講座の場合、最低でも約2万円はかかるということです。

通学講座の場合

そして最も値段がかかるのが通学での学習です。もちろん通学講座を受講することによる他の学習方法とは異なったメリットもありますが、調査によると、約10万円〜28万円かかるということでした。最低でも約10万円程はかかる見込みです。

以上の調査から、すなわち最低でも受験料+テキストにかける費用 の約1万6000円が、かかると予想されます。独学で勉強した場合、かなり低価格に資格を取得できる可能性もありますが、万が一試験に不合格だった場合、2度目の受験料を含めると、結果的に通信講座を利用した場合と同程度の料金がかかってしまうかもしれません。

宅建資格試験の難易度

宅建資格試験の合格率は約16%(過去10年間)です。

極めて低い数字のように思われますが、宅建資格の試験は受験資格に制限がないうえ、不動産業界の人間であれば、会社から強制的に受けさせられる人の多い試験であるため、年間約20万人もの人が受験します。つまり、しっかりと勉強をしないまま不合格になってしまうケースが多いのだと推測されるでしょう。

合格率が実際よりも難しい試験のように見せているとはいえ、油断は禁物です。

試験は50点満点で、例年35点前後の点数が合格ラインですので、7割を超える点数を獲得すれば合格することができます。

4択マークシート形式で、

  • 宅建業法(20問)
  • 民法(権利問題)(14問)
  • 法令上の制限(8問)
  • 税および、その他関連知識(8問)

の問題が問われます。

しっかりと学習を進め、一発合格を目指しましょう。

宅建合格に必要な勉強時間・期間

宅建合格のために必要な勉強時間は、人によって全く異なります。もちろん、法律に詳しい方、もともと基礎知識が身についている方、非常に勉強効率のいい方の場合、最低100時間ほどの勉強で合格できる方もいます。その一方で、全くの初心者(法律や不動産に関する知識が全くない方)では、500時間ほど必要とする方もおり、各自のレベルによって、合格までに要する時間にはかなりばらつきがあります。

平均すると、約200時間~300時間ほどの時間がかかるといわれており、例えば1日2時間の勉強を毎日続けた場合、4ヶ月~5ヶ月かかります。

宅建士の難易度や勉強時間はこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

独学 or 通学講座 or 通信講座  勉強法比較!

いざ宅建の学習を始めようと思っても、どう勉強すればよいのかわからない、独学・通学・通信講座でまだ迷っている、という方も多いのではないでしょうか?

簡単に各勉強法のメリット・デメリットをまとめて、比較していきたいと思います。

独学

独学のメリット

  • 費用がかからない・安い(約9000円 +受験料7000円)
  • 自分のペースで勉強できる

独学のデメリット

  • 質問できる人がおらず、疑問点の解決に時間がかかる(特に初心者の方)→ 勉強効率が悪い
  • 自分で使うテキストを見極めなければならない
  • モチベーションが続かない → 挫折する可能性
  • スケジュールの自己管理が必要

通信講座

通信のメリット

  • 講義ビデオを早送り・スロー再生したり、巻き戻したりできる → 自分のペースで学習できる
  • プロ講師の指導 / 質の高いテキストで学べる → 独学より効率が良い + より合格に近づく
  • 最新の法改正にも対応できる
  • ものによっては質問できるシステムや、その他サービスが充実している

通信のデメリット

  • 独学よりは費用がかかる(約2万円~18万円+受験料7000円
  • スケジュールの自己管理が必要
  • 通信講座の中にはテキストを送るだけで、結果的に独学と変わらないようなものもある

通学講座

通学のメリット

  • 予備校で同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら学習できる → モチベーションを維持しやすい
  • 勉強習慣のリズムが身に付きやすい
  • プロの講師による指導 + 質のいいテキスト + すぐに質問できる環境 → 効率良く勉強できる
  • スケジュールの自己管理があまり必要ない
  • 最新の法改正にも対応できる

通学のデメリット

  • 費用がかかる(約10万円〜28万円+受験料7000円
  • スケジュールの自由が利かない / 自分のペースで学習できない
  • 定期通学するので半年程度かかる
  • 通学時間がかかる

以上のような違いが、宅建の各勉強方法には考えられます。

要点をまとめると、より着実に合格に向かって勉強したいのであれば予備校に通う「通学講座」費用を抑えたいなら「独学」、そしてその両者のハイブリッドであるのが「通信講座」による勉強です。また通信講座であれば、宅建という分野に馴染みがなく不安な初心者の方でも、比較的やりやすく勉強ができるでしょう。

今回はそんな宅建の「通信講座」を、比較して詳しく見ていきたいと思います!

宅建通信講座を比較するうえでのポイント

自分に合った宅建の通信講座を見分けるのは至難の業です。

各社のホームページを見ても、いまいち違いが分からない、何を基準に選んだらいいのか分からない、といった感想を持っている方も多いのではないでしょうか?

今回の宅建通信講座比較で最優先とする基準

今回は、宅建の通信講座で有力とされている5社の通信講座を、様々な基準から比較していきます。

その際に考慮する最優先の基準はずばり、「一発合格できるかどうか」です。

例えば、誰しも「費用を抑えたい」といった希望はあるでしょう。しかしながら、たとえ料金の安い講座を選んで受講したとしても、試験に落ちたということになれば、その費用はすべて水の泡です。もしも一発合格に失敗し、二度目の受験をすることになれば、1回目受験の教材費+2回目受験の教材費+2回分の受験料がかかってしまい、結果的に自分の想像以上の費用がかかってしまうことも考えられます。だからこそ、重要なのは「一発合格できるかどうか」だといえるでしょう。

その観点のもと、皆さんが各自のニーズに合った講座を選べるよう、以下のような項目で人気各社の通信講座を比較してみました。

宅建通信講座比較項目

  1. テキストの質
  2. 授業(講師)の質
  3. 質問のしやすさ
  4. 初心者への優しさ
  5. 合格率
  6. 料金
  7. 勉強の手軽さ(持ち運べる教材、どこでも勉強できる、など)
  8. サポート体制

人それぞれ優先するポイントは異なります。ですので、これらの項目の中から、特に自分が重視したいポイントを見極めて、それらの項目において秀でている講座を選んでいただきたいと思います。

今回重視しなかった項目

今回はとりわけ、「一発合格できるかどうか」という基準を設けて比較するため、その点に関係のない各社のサービスは比較項目に含めていません。

例えば数多ある通信講座の中には、「試験に落ちた場合の全額返金保証」(不合格の場合実質無料)というサービスを設けている講座もありますが、一発合格を目標とする方々にとって、正直このようなサービスは必要あるでしょうか。

またそもそも、「万が一不合格でも大丈夫」という状況の中で勉強をするのと、「もう次がない」という状況の中で勉強するのでは、圧倒的にモチベーションが異なるでしょう。後者の状況に置かれた方が、より勉強に力が入ると考えられます。

そのため、今回はそのような「一発合格」とは関係のない、「返金保証」「合格後特典」等のサービスは、比較項目から除外しました。「一発合格できるかどうか」という基準をもとに、これから各講座を比較していきたいと思います!

宅建通信講座の項目別比較!

今回比較する宅建通信講座は、以下の5社です。実際のところ宅建通信講座は数多く存在し、TAC・クレアール・スタケン・日建学院・アガルート等の人気通信講座もありますが、今回は比較をわかりやすくするため、際立った特徴を持つ5社の宅建通信講座のみを紹介していきたいと思います。

比較する宅建通信講座5社

  1. 資格の大原 通信講座
  2. 宅建学院 DVD通信講座
  3. フォーサイト 宅建・宅地建物取引士通信講座
  4. ユーキャン 宅地建物取引士(宅建士)資格取得講座
  5. スタディング 宅建士講座

この5社を、先ほど挙げた比較項目

  1. テキストの質
  2. 授業(講師)の質
  3. 質問のしやすさ
  4. 初心者への優しさ
  5. 合格率
  6. 料金
  7. 勉強の手軽さ(持ち運べる教材、どこでも勉強できる、など)
  8. サポート体制

を基準に見ていくと、以下の表のようになりました。

通信講座名テキストの質質問のしやすさ初心者への優しさ合格率料金勉強の手軽さ
スタディング×情報なし¥19,800(税込)~
資格の大原情報なし¥156,800(税込)~
宅建学院情報なし情報なし¥115,500(税込)~×
フォーサイト情報なし65.9%¥63,800(税込)~
ユーキャン情報なし¥63,000(税込)~

これらのデータは、各社ウェブサイトに掲載されている情報及び、口コミの評判をもとに作成しました。

宅建通信講座の傾向

全体として、料金が高い通信講座の方が、テキスト・授業・講師の質が高い傾向にありますが、料金が最も安いスタディングは、紙媒体の教材がないためその分の費用が削減され、質を維持しながらも高いコストパフォーマンスを展開しているといえるでしょう。

またこのように表にしてみると、各社が提供する通信講座のサービスにおける違いが、はっきりと見えてきます。

各社が提供する講座の強み弱みをしっかりと押さえ、自分に合った通信講座を見極めていきたいですね。

宅建通信講座5社の特徴

上の表を踏まえ、各社宅建通信講座の強み・弱み等を、より詳しくまとめていきたいと思います。

1. スタディング 宅建士講座

◎ この通信講座のおすすめポイント ◎

この講座の強みは、圧倒的な料金の安さです。宅建士合格コース レギュラー[2024年度試験対応]の価格は19,800円(税込)~です。

なぜこのような安さを実現しているのかというと、全web教材による学習を行い、教室や大量の講師陣や営業などを使用せず、ITを活用した革新的な学習システム・運営システム開発をした結果によるものだそうです。全web教材による学習のため、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、隙間時間を活用した学習をしたい「時間のない方」には、おすすめです。勉強の手軽さという点において、非常に優れた講座であると言えます。

またweb教材には様々な付属機能が用意されており、学習レポート・マイノート機能・検索機能・問題横断復習機能・メモ機能・勉強仲間機能・スタディングアプリなど、サポートも充実しています。

△ この通信講座のおすすめできないポイント △

まず、質問ができないというのは大きな弱みかもしれません。もし疑問点があった時に助けてもらえる人がいないと、その解決に時間がかかり、勉強効率も悪くなります。他の4社はそのクオリティは異なるといえど、少なくとも質問制度が設けられているので、それがないという欠点は、通信講座を選ぶうえで大きな判断基準となるでしょう。

また前述したように、スタディングは全web教材による学習を行っています。そのため紙媒体で勉強したい人には向いていないかもしれません。ただ、別途7700円を払うことで、紙媒体のテキストを購入することができるので、紙媒体のテキストがいいという方は、その購入をおすすめします。

また口コミの評判によると、内容がややシンプルすぎるため、どちらかというと上級者向けかもしれない、という情報もありました。確かにスタディング 宅建士講座は、「短期間で合格した人の勉強法を徹底的に研究し、だれでも・いつでも・どこでも、短期合格者と同じように効率的に学習できるように開発された究極の試験対策講座です。」と売り出しています。初心者の方にはやや厳しい講座といえるかもしれません。

2023年11月20日追記:2023年9月より、オンライン上で講師に質問ができる学習Q&Aサービスを開始し質問もできるようになりました。
 スタディングの学習Q&Aサービスは、オンライン上で手間なく質問できるだけでなく、有料受講生であれば、他の受講生の質問と講師の回答を見ることができるので、自分で質問しなくても勉強に役立てることができます。
※質問をするにはコースに付属する、もしくは別売で購入する「学習Q&Aチケット」が必要です。

その他の特徴

スタディングでは、無料で初回「宅建業法の全体像」のビデオ講座、問題集、過去問を公開しており、短期合格セミナー「失敗しない宅建士合格法 5つのルール」も無料で視聴できるため、この通信講座との相性をあらかじめ確認することができます。もし気になる方は、実際に利用してみるとよいでしょう。

こんな人におすすめ!

  • 仕事などで忙しく、短期間で合格したい方
  • 隙間時間を活用して勉強したい方
  • あまり費用をかけたくない方
  • 無駄な勉強を省きたい上級者の方

2. 資格の大原 通信講座

◎ この通信講座のおすすめポイント ◎

この通信講座の強みは何といってもテキストの質、授業(講師)の質の高さです。資格取得に特化した予備校の通信講座であるため、実際に予備校で使われている質の高いテキストを使用し、通学コースを教えている優秀な講師陣の授業を受講することができます。そのため口コミでも授業の満足度が高く、より分かりやすい教材による、効率のよい宅建試験の勉強ができるでしょう。

また初心者に優しいという点も特徴です。例えば最もベーシックな「完全合格週2コース・入門(web通信)」は、初めの4ヶ月間は週2回のリアルタイム授業によってしっかりと基礎を形成(インプット)し、最後の2ヶ月で直前対策の演習(アウトプット)を行っていくカリキュラムとなっており、初心者でも安心の長期的なプランのもとに作られています。また、初心者向けの入門講座も用意されており、初心者に対するサポートが手厚いといえます。

さらにWeb通信、DVD通信、資料通信という3つのタイプがあり、web通信を受講したの場合、web講座の動画がどこでも視聴可能(ダウンロードも可能)であるため、勉強の手軽さの面においても秀でているといえるでしょう。

その他にも、幅広いプランが用意されており、初心者のみならず上級者まで各々のレベルに適した講座を受講できる点、定例試験や模擬試験が受けられる点、直近の細かな法改正にも対応できる点、通信講座生でも自習室が使える点、などもポイントです。

△ この通信講座のおすすめできないポイント △

テキストの質、授業(講師)の質、初心者への優しさ、勉強の手軽さなどにおいて秀でている一方、まず大きく目立つ弱みは料金面です。最もベーシックな「完全合格週2コース・入門(web通信)」の料金は156,800円であり、通信講座の相場で見ても最も価格が高い層だといえます。また通学講座とあまり料金が変わらないため、通学に時間を割かれないという点、必ずしも授業をリアルタイムで受けなくてもよいのでフレキシブルに勉強できる点、等のメリットに強く魅力を感じない限り、通学講座を利用した方がよいかもしれません。

またこの講座には質問がしづらいというデメリットもあります。質問ができるシステムは設けられているものの、メールによる質問で、さらには回答に最長1週間はかかってしまうため、そのやりにくさから質問が億劫になってしまう可能性もあります。たくさん質問制度を利用したい方は、この講座を選択しない方がよいかもしれません。

こんな人におすすめ!

  • 通学講座に通えるほどの時間の余裕はないが、隙間時間等を有効活用して、多少費用がかかってでも、手厚い教育サポートを受けながら宅建試験合格に向けた勉強をしたい方
  • 質の高いテキスト・授業(講師)で学びたい方
  • 勉強に不安のある初心者の方

3. 宅建学院 DVD通信講座

◎ この通信講座のおすすめポイント ◎

この通信講座の決定的な特徴は、質問のしやすさです。電話・FAXによる質問専用ホットラインが設置されており、これは今回比較している5社の通信講座の中で唯一のサービスです。電話を利用すれば講師の方がすぐに回答してくれるため、困ったらすぐに解決できるという点で、とても助かるサービスだといえるでしょう。回数無制限で、納得のいくまで質問や相談ができるので、質問の対応を重視、勉強で躓きたくない、という方には非常におすすめの講座です。

また模擬試験・公開模試、そして「宅建超完璧講座」では10回までの添削指導も行っているため、それらの点では、やや手厚いサービスを提供しているといえるでしょう。

△ この通信講座のおすすめできないポイント △

その一方で、料金面と、勉強の手軽さという面においては、ほかの講座に劣っていると言えます。

まず料金面では、「宅建超完璧講座」が115,500円と、宅建通信講座の中では割高です。

また、DVD教材をもとに授業を受講するため、DVDを再生できる機材が必要になるうえ、家以外では学習することができません。その点において、勉強の手軽さの面では、ほかの講座に劣っているといえるでしょう

その他の特徴

その他の特徴として、この講座ではテキストの相性を事前に確認できるという点があります。「宅建学院 DVD講座」は、書店でも販売されている「らくらく宅建塾」(宅建学院著)をテキストとして使用します。そのため実際にこの講座の申し込みに踏み込む前に、じっくりテキストを確認することができるのです。申し込んでみてから相性が悪いと気づいた、などという事態を防げるので、この講座の受講を検討している方は、実際に書店で相性を確かめてみるとよいでしょう。

こんな人におすすめ!

  • 質問の対応を特に重視、勉強で躓きたくない方
  • 主に家だけで勉強する方

4. フォーサイト 宅建・宅地建物取引士通信講座

◎ この通信講座のおすすめポイント ◎

この通信講座の際立った特徴は、その合格率の高さです。ここ10年間の宅建試験の合格率が約16%であるのに対して、フォーサイト受講者の合格率はなんと65.9%です。これは全国平均の約3.92倍に相当します。合格率の集計内容は公表されていませんが、この値は間違いなく業界の中で最も高い層であるといえるでしょう。この安心の合格率は、宅建通信講座を選ぶうえで大事な要素になってくるのではないでしょうか。

また、いつでもどこでも学習できる独自のシステム、eラーニング「ManaBun(マナブン)」を利用することによって、この講座は勉強の気軽さをも提供します。通勤・通学、昼食、家事・育児などの隙間時間に、スマートフォンなどでManaBunアプリを有効活用することで、より合格に近づくことが可能になるでしょう。

△ この通信講座のおすすめできないポイント △

この講座は他と比較して、特に際立った弱みはありません。

ただこの講座は質問のしやすさという点において、今一つかもしれません。質問はeラーニング「ManaBun」より24時間受付を行っていますが、回答には数日かかるため、すぐ疑問に思ったことを解決したい方には向いていないかもしれません。

その他の特徴

この講座のその他特筆すべき特徴は、何といってもバーチャル講師の存在です。プロの声優を起用、プロの講師が監修した講義動画であるため、聞きやすく理解しやすい授業動画となっている模様です。人によって好き嫌いは分かれるでしょうが、このようなバーチャル講師に教わることで楽しく勉強ができるだろうという方には、ぜひおすすめです。一部の授業ではリアル講師とバーチャル講師を自由に選択することが可能なシステムとなっているので、いつもの授業動画に飽きたら、たまにバーチャル講師の授業を受けてみる、というのも、気分転換になっていいかもしれませんね。

こんな人におすすめ!

  • 合格率を基準に選びたい方
  • 隙間時間を有効活用して勉強したい方
  • バーチャル講師に魅力を感じる方

5. ユーキャン 宅地建物取引士(宅建士)資格取得講座

◎ この通信講座のおすすめポイント ◎

この講座の強みは何といっても、初心者に優しいという点です。ユーキャンはみなさんご存じの通り資格通信講座として有名な大手であり、経験豊富なユーキャン講師陣による、多くの人にわかりやすいテキストと授業を提供しています。

さらに勉強の手軽さという面でもこの講座は優れているといえるでしょう。例えばテキストや動画講義をスマホやパソコン、タブレットから閲覧することができるうえ、WEBテストを通した弱点対策や、スケジュール・課題管理までもをスマホで行ってくれるサービスが提供されています。

またその他のサービスも充実しており、プロの講師による添削指導(7回まで)や、法改正や試験動向などの最新情報も逐一お届けしてくれます。

これほどサービスが充実しているにもかかわらず、料金はなんと宅建通信講座の相場ほどです。ユーキャンの宅地建物取引士講座は63,000円(税込)~で、今回比較している5社の中でも価格の安い方です。さらにユーキャンの宅建講座は、教育訓練給付金制度の対象講座となっており、一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、修了時点までに実際に支払った学費の20%(上限10万円)が支給されます。そのため、非常にコストパフォーマンスのよい講座となっているといえるでしょう。

△ この通信講座のできないポイント △

様々なサービスを提供しているこの講座の唯一の欠点は、質問がしにくいという点です。質問サービスも提供されているものの、メールや郵便等による講師への質問であるため、その場で回答してもらうこともできないうえ、メールや郵便を送るという手間がかかってしまいます。このような手間を考えたら、人によっては質問すること自体億劫になってしまうかもしれません。そのため質問を重視したい方には、あまりお勧めできないと言えます。

こんな人におすすめ!

  • 講座講座選びに失敗したくない方(間違いなく無難で後悔はしない講座!)
  • サービスの充実度とコストパフォーマンス重視の方
  • 隙間時間を有効活用して勉強したい方
  • 勉強に不安のある初心者の方

宅建通信講座比較 まとめ

このように、以下8つの比較項目を用いながら5社の宅建通信講座を比較してきましたが、皆さん自分に合った通信講座は見極められたでしょうか。

宅建通信講座比較項目

  1. テキストの質
  2. 授業(講師)の質
  3. 質問のしやすさ
  4. 初心者への優しさ
  5. 合格率
  6. 料金
  7. 勉強の手軽さ(持ち運べる教材、どこでも勉強できる、など)
  8. サポート体制

宅建の通信講座は、今回扱った5社のほかにも様々なものがあります。似たような通信講座が沢山あり、すべて同じように見えてしまうかもしれません。しかし、上記8つの観点で比較をしていくと、実際のところ今回のように想像以上に強み・弱みがはっきりと異なることが分かり、ひとえにランキングだけでは比較できない違いがあります。このような観点から自分に合った講座を見極めていくことで、後悔なく通信講座を選ぶことができ、宅建試験の一発合格に近づくことができるでしょう。

宅建試験情報

2021年度の宅建試験申込期間は既に終了していますが、次回の受験を考える皆さんに向けて、最後に次回の試験日程の告知時期や、試験内容などについてまとめていきたいと思います。

宅建試験日

毎年1回、10月の第3日曜日に、次の時間で実施

午後1時~午後3時(2時間)

ただし、登録講習修了者は、午後1時10分~午後3時(1時間50分)

※今年度は新型コロナウィルス感染症の影響により、一部の試験地(都道府県)において、受験者を10月と12月に分けて試験が実施されました。(10月だけでは試験会場が不足してしまうため)

宅建試験実施公告等

毎年6月の第1金曜日に、次の方法により発表

  1. 官報への掲載
  2. 一般財団法人不動産適正取引推進機構ホームページへの掲載

宅建試験の内容

50問・四肢択一式による筆記試験

ただし、登録講習修了者は45問

出題科目は大きく4科目に分かれ、「宅建業法」「権利関係(民法など)」「法令上の制限」「税・その他」となっています。

宅建試験受験資格

年齢、性別、学歴等の制約なし

誰でも受験可能

宅建試験実施場所

原則として、現在お住まいの試験地(都道府県)での受験

合格後、資格登録は、試験地の都道府県知事に申請

宅建試験受験手数料

7,000円

受験手数料は、消費税及び地方消費税は非課税

宅建試験合格発表

原則として、12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日に、都道府県ごとに発表

宅建士 おすすめ講座
スタディング

スキマ時間を活用して無理なく続く!
短期合格を目指せるプログラム!

フォーサイト

通信教育だからこそ実現できる低価格!
理解が深まるフルカラーテキスト

クレアール

\資格受験指導歴53年/
無駄を省いたクレアール独自の効率的学習法「非常識合格法」メソッド

こちらの記事も参考にしてみてください。

▼その他資格に関して興味のある方

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