投稿日：2024年1月16日 | 更新日：2024年01月16日

土地家屋調査士の試験は難易度が高いので、勉強時間が1,000時間程度必要といわれています。

合格を目指すための勉強時間やどのような対策をすればよいのか、どのような勉強法があるのかを紹介します。

試験合格に近づける勉強法を選択するのが、土地家屋調査士試験突破の近道です。

※この記事は2023年9月現在の情報となっております。

土地家屋調査士の試験対策には無理ないスケジュールと十分な勉強時間が必要

土地家屋調査士の試験は難易度が高いことから、しっかりとした勉強時間を確保することが重要です。土地家屋調査士の勉強を初めておこなう学習未経験者と、何度か土地家屋調査士の試験を受験したことがある学習経験者では勉強時間も異なります。

もちろん、土地家屋調査士について初めて勉強する人の方が多くの勉強時間を要します。

理解度などによっても勉強時間は変わってくるという点を押さえておくとよいです。

受験資格の制限がないので、だれでも受けられる試験ですが難易度は他の資格試験と比べても高いので無理ないスケジュールでしっかり勉強しましょう。

土地家屋調査士の初学者の勉強時間はどのくらい？

土地家屋調査士の勉強が初めての初学者は、土地家屋調査士試験がどのような問題から構成されているかから押さえなければなりません。

どのような分野からの出題か、試験がどのような方式かを知ることで対策が立てられます。

一般的に土地家屋調査士試験が初めての人に必要な勉強時間は1,000時間程度といわれています。平日に2時間弱、休日に3時間程度を1年間かけて毎日学習した場合の内訳です。

最低でも1,000時間程度の勉強時間が必要になってくるため、長期戦を覚悟しておかなければなりません。

独学で勉強する場合は1,000時間程度の勉強時間が必要ですが、学習方法によってはこれよりも勉強時間を減らすことも可能です。

土地家屋調査士の学習経験者の勉強時間

土地家屋調査士試験の勉強をしたことがある人は、初学者の1,000時間程度の勉強時間より少ない学習時間で対策できますが理解度によりけりといえます。

土地家屋調査士の試験を受験したことがある人は、どれくらいの点数をとれていたかを確認するのがおすすめです。

合格点まであと少しであれば苦手な分野を中心に取り組めば合格も見えてきます。

仮に、独学の勉強で不合格になった経験があるなら他の勉強方法を選ぶことも1つの手段です。

通信講座などであれば苦手なところだけを中心に学べるコースなども用意されているので要チェックです。

午前免除がカギ！土地家屋調査士試験を効率的な勉強時間で合格するポイント

土地家屋調査士の試験は難易度が高いので、試験を少しでも有利に進めるためのポイントをおさえておきましょう。

具体的には以下の3つをチェック。

• 試験の時間配分
• 記述問題の添削をしてもらえる勉強法を選ぶ
• 免除制度を利用する

少しでも土地家屋調査士試験合格にプラスになることがあるなら、利用しない手はありません。

試験の時間配分

土地家屋調査士の試験時間は短いと言われることも多いです。制限時間内に問題を解けるような練習を何度もしておくとよいです。

土地家屋調査士の筆記試験は以下のように構成されています。

• 午前の部：試験時間2時間　　　多肢択一式問題10問、記述式問題1問
• 出題内容：民法に関する知識、土地及び家屋の調査及び測量に関する知識及び技能

• 午後の部：試験時間2時間30分　多肢択一式問題20問、記述式問題2問
• 出題内容：民法に関する知識、登記の申請手続及び審査請求の手続に関する知識、筆界に関する知識その他土地家屋調査士法に規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

（※出題内容は割愛しているため、詳細は土地家屋調査士試験受験案内書をご確認ください。）

試験は多肢択一式と記述式問題からなり、午前の部と午後の部どちらも各成績のいずれかが基準点を達しない時点で不合格となります。

そのため、時間配分ができずに解けない問題があると不合格になる確率も上がります。

すべての問題を正答するとまではいかなくても、時間内に問題を解いてより正答数をあげられるような対策が必要です。

参照元：【令和5年度土地家屋調査士試験受験案内書】

記述問題の添削をしてもらえる勉強法を選ぶ

記述式問題は午前の部で1問で40点満点、午後の部で2問で50点満点という配点です。前述したとおり、基準点を達しないものがあれば不合格となってしまうので記述式問題を制することが要といってもよいでしょう。

特に、記述式問題の対策の方法が重要です。実際に問題を解いてもどのくらいの点数がもらえる解答か判断するのは、独学で勉強していても難しいです。

添削などをしてもらえるとどこが間違っているのか、何が足りないかが一目瞭然です。記述問題も土地家屋調査士の試験合格には欠かせない要素なので、添削などをしてもらえる勉強法の選択を推奨します。

免除制度を利用する

土地家屋調査士試験の受験には、筆記試験の免除制度を利用するのがよいです。

筆記試験の午前免除の申請ができる対象者は以下のとおり。

• 前年度の土地家屋調査士試験の筆記試験合格者
• 測量士、測量士補、一級建築士若しくは二級建築士となる資格を有する者
• 午前の部の試験について筆記試験に合格した者と同等以上の知識及び技能を有する者として法務大臣が認定した者

いずれも事前の申請により午前の部の筆記試験が免除される仕組みです。

午前の試験と午後の試験を受けると体力的にも負担が大きいので、午前免除で午後の部の筆記試験のみでよい免除制度を使わない手はありません。

実際、筆記試験の午前免除の免除制度を利用する人は大半です。

また、土地家屋調査士の試験を少しでも有利に進めるために他の資格取得をしておくのがよいです。

午前免除の筆記試験の免除対象となる有資格のうち、手がつけやすい資格は測量士補でしょう。

他の試験と比較しても合格率は高めなので事前に測量士補の資格を取得し土地家屋調査士の資格試験に臨むのがベストです。

参照元：【受験資格等について】

勉強法によって必要な勉強時間は異なる！土地家屋調査士試験の3つの勉強法

土地家屋調査士の試験は合格率も低いので、合格は選ぶ勉強法によって決まると言っても過言ではありません。土地家屋調査士試験対策の主な勉強法は以下のとおり。

• 独学
• 専門学校
• 通信講座

それぞれ特徴があるので、自分に合っていると感じる勉強法を選択しましょう。

独学

土地家屋調査士の試験勉強を独学でするのはあまり推奨しません。

土地家屋調査士の試験は難易度が高いことに加え、専門性が高い知識を要する試験です。

ある程度知識が身についていると感じる人ならテキストなどの内容を理解できるかもしれません。

しかし、何が苦手なのかを理解していなければ勉強の対策を立てるのも難しいです。

土地家屋調査士の試験は自分が受けたいときに受けられる試験ではないので、不合格となったら次の試験まで期間が空いてしまいます。

確実に合格を目指すならより合格に近づける勉強法を選ぶとよいでしょう。

専門学校

土地家屋調査士に関係がある技術などを学べる専門学校を選ぶのもありです。

専門学校はじっくりと時間をかけて学習したい人に向いている勉強法です。

専門的な知識をしっかり学べ、必要な力が着実に身につきます。同じような志を持つ仲間と出会えるのもメリットです。

試験対策などを在学中から受けられるので、わからないことがあっても聞ける環境が整っています。ただし、紹介した勉強法のなかでも費用がかかる勉強法です。

働きながら試験対策がしたいなら、他の勉強法を選択しましょう。

通信講座

土地家屋調査士の通信講座は、土地家屋調査士試験に向けた特化コースが多くあります。

レベルに合わせたコースが選べるので、勉強に手がつけやすいのも特徴です。

わからない問題があっても講師が添削するシステムや、サポートしてくれる制度があるので安心して学習が進められます。

スクールセレクト編集部

独学などをしている人で対策ができているか不安な人は、苦手なところだけに特化したコースを受けられる通信講座もあるのでおすすめです。

合格率が高い通信講座であれば合格のノウハウがしっかりしていると安心できるでしょう。

働きながら土地家屋調査士の試験勉強がしたい人にも、通信講座での勉強は向いています。

土地家屋調査士のおすすめの通信講座は？

土地家屋調査士は難易度が高いので、合格を目指せる勉強法で学びましょう。

土地家屋調査士の勉強法としてサポート体制も十分な通信講座をおすすめしますが、そのなかでも特に推奨できる通信講座を紹介します。

土地家屋調査士のおすすめの通信講座は？

土地家屋調査士の資格取得の試験勉強がおこなえる通信講座はいくつかあります。そのなかでも特におすすめできる通信講座を紹介します。

• アガルート
• LEC東京リーガルマインド

それぞれの通信講座の特徴を把握して、自分に合っているものを選ぶことが重要です。

自分に向いている講座で学び、土地家屋調査士試験の合格を目指しましょう。

アガルートで学べる土地家屋調査士試験の種類

2024年合格目標　合格総合講義／一発合格カリキュラム／ダブル合格カリキュラム

• 合格総合講義：162,800円
• 一発合格カリキュラム：338,800円
• 一発合格カリキュラム/ライト：272,800円
• ダブル合格カリキュラム：393,800円
• ダブル合格カリキュラム/ライト：327,800円
• 定期カウンセリング：110,000円

2024年合格目標　中上級総合講義／中上級カリキュラム

• 中上級総合講義：162,800円
• 中上級カリキュラム/ライト：294,800円
• 中上級カリキュラム/フル：360,800円
• 定期カウンセリング：110,000円

2024年合格目標　上級総合講義／上級カリキュラム

• 上級総合講義：162,800円
• 上級カリキュラム/ライト：228,800円
• 上級カリキュラム/フル：305,800円
• 定期カウンセリング：110,000円

カリキュラムオプション

• 合格ゼミ（ウェビナー参加あり）：55,000円
• 合格ゼミ（視聴のみ）：33,000円

2023年合格目標　合格総合講義／一発合格カリキュラム

• 合格総合講義：162,800円
• 一発合格カリキュラム（定期カウンセリングあり）：332,640円
• 一発合格カリキュラム（定期カウンセリングなし）：244,640円

2023年合格目標　中上級総合講義／中上級カリキュラム

• 中上級総合講義：162,800円
• 中上級カリキュラム：262,240円
• 定期カウンセリング：88,000円

2023年合格目標　上級総合講義／上級カリキュラム

• 上級総合講義：162,800円
• 上級カリキュラム：218,240円
• 定期カウンセリング：88,000円

カリキュラムオプション

• 合格ゼミ（添削なし）：33,000円

その他、苦手をつぶす単科講座多数あり。

アガルートのおすすめポイント

• レベルに合わせた講義が選べる
• 高い合格率
• 無料で受講相談ができる

苦手な分野を集中的に学べる単科講座も用意されています。

土地家屋調査士の合格率は10％未満で低いと紹介しましたが、アガルートの合格率は50%を越えています。

全国平均の5倍以上の合格率なので、アガルートでしっかり学べば合格が目指せるのです。

どの講座を選べばよいかや、どのように学習を進めればよいかなどの疑問などには無料の受講相談で対応してもらえます。

LEC東京リーガルマインドで学べる土地家屋調査士試験の種類

2024年合格目標　土地家屋調査士＆測量士補W合格コース

• 通学・Web（フォロー付き）：444,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：495,000円（一般価格）
• 通信・Web：385,000円（一般価格）
• 通信・DVD：440,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

土地家屋調査士＆測量士補W合格コース 民法既習者向け

• 通学・Web（フォロー付き）：385,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：440,000円（一般価格）
• 通信・Web：330,000円（一般価格）
• 通信・DVD：385,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

土地家屋調査士合格コース

• 通学・Web（フォロー付き）：374,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：429,000円（一般価格）
• 通信・Web：319,000円（一般価格）
• 通信・DVD：374,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

2024年合格目標 初学者向け 土地家屋調査士合格コース 民法既習者向け

• 通学・Web（フォロー付き）：319,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：374,000円（一般価格）
• 通信・Web：264,000円（一般価格）
• 通信・DVD：319,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

2023年合格目標 初学者向け 土地家屋調査士合格コース

• 通学・Web（フォロー付き）：374,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：429,000円（一般価格）
• 通信・Web：319,000円（一般価格）
• 通信・DVD：374,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

2023年合格目標 初学者向け 土地家屋調査士合格コース 民法既習者向け

• 通学・Web（フォロー付き）：319,000円（一般価格）
• 通学・DVD（フォロー付き）：374,000円（一般価格）
• 通信・Web：264,000円（一般価格）
• 通信・DVD：319,000円（一般価格）

（※大学生協・書籍部価格、代理店・書籍価格によって価格が異なります。）

LEC東京リーガルマインドのおすすめポイント

• 実力派講師陣が指導
• レベルに合わせたカリキュラムが組まれている
• 効率重視のオリジナルテキスト

LEC東京リーガルマインドは、試験解答速報の正確さなどで高い評価を受けている実力派の講師陣が揃っているのが特徴です。短期間で合格できるように徹底サポートしてくれます。

土地家屋調査士試験に必要な知識が網羅されたオリジナルテキストは、覚えやすさと使いやすさを兼ね備えています。

通信講座で学び土地家屋調査士試験合格を目指そう

土地家屋調査士試験の合格への近道である通信講座で学び、合格を手に入れましょう。

土地家屋調査士になるには土地家屋調査士試験を合格することが条件となっているので、合格を目指せる勉強法の選択が重要です。

通信講座であれば、わからないことがあったときなどサポートが受けられるので安心して学習できます。まずは、紹介した通信講座の資料請求から始めるとよいでしょう。

土地家屋調査士の勉強時間は1000時間以上必要！通信講座で効率的に学ぼう

土地家屋調査士の試験合格には1,000時間程度の時間が必要です。

難易度が高い試験なので日々の勉強でしっかり対策することが求められます。

専門性が高い問題の試験だからこそ選択する勉強法が重要です。

勉強法として独学や通信講座などがありますが、おすすめは通信講座での学習です。

スケジュールに沿って土地家屋調査士に必要な内容を効率的に学べます。

それぞれの特徴を比較して、土地家屋調査士の資格試験合格を目指せるものを選びましょう。

午前の部を免除して午後の部のみの試験を受験するなどの対策を立てるのもよいです。測量士補などの資格を取得し、土地家屋調査士の試験に臨めるスケジュールの設定からおこないましょう。