投稿日：2024年3月25日 | 更新日：2024年03月25日

資格の取得で、キャリアアップやスキルアップを実現したいと考える人は多いのではないでしょうか。

なかには、税理士や中小企業診断士など、独立開業が狙える資格もあります。  

しかし、普段働いている社会人で

「忙しくてなかなか勉強時間が取れない」

「効率的な勉強方法を知りたい」

など考えている人も多いでしょう。 

そこで本記事では、忙しい社会人におすすめの資格の勉強方法を解説します。

キャリアアップやスキルアップを目的に資格取得を考えている人は、ぜひ最後まで読んで自分に合う勉強方法を見つけてください。

資格の勉強の5つのポイント

資格勉強で押さえておきたいポイントは、次の5つです。

効率よく勉強するために、事前にポイントを押さえましょう。

資格ごとに戦略を立てる

資格取得を目指す際は、初めに戦略を立てることがポイントです。

なぜなら、効率的に勉強を進められ、試験の合格率が高まるからです。

また、資格ごとに戦略が異なることも押さえておきましょう。

資格ごとに出題形式や特徴が違うため、戦略を変える必要があります。

勉強を始める前に、自分が目指す資格の出題形式や特徴を確認して戦略を立てましょう。

資格試験は満点や完璧ではなくても問題なし

資格試験は、満点を狙わなくても問題ありません。

満点でなくても、合格点を取ることで資格取得できます。

逆に満点を狙って完璧を目指すと、時間がかかり効率が悪くなります。

資格取得を目指す際は、満点ではなく合格点を狙って効率的に学習することがポイントです。

わからなくても次に進む

勉強を進めるなかで、わからない問題や内容が出てきた場合、立ち止まらず先に進むことが大事です。

勉強時間が限られているなかで、1つの問題で立ち止まると他の内容が学習できません。

実際に、試験でわからない問題がでても、他で点数が取れれば合格できます。

完璧主義を目指さず、わからないときは先に進むことを心がけましょう。

インプットとアウトプットの両方を意識する

資格の勉強では、インプットとアウトプットのバランスが重要です。

内容を定着させるには、ある程度インプットした段階でアウトプットすることが重要です。

特に、難関資格は出題範囲が広く一度でインプットするのは至難です。適度に復習をして知識を定着させましょう。

隙間時間で資格の勉強する

社会人は、勉強時間の確保が困難ですが、隙間時間を活用するとライバルと差をつけられます。

参考書や問題集以外にも解説動画などの学習方法があります。スマホがあれば、通勤時間の電車の中やお昼休憩・食事中など工夫次第で隙間時間でも勉強は可能です。

忙しい社会人だからこそ、いかに隙間時間を活用できるかが合格のポイントといえます。

資格おすすめの勉強方法7選

資格を取るにあたって、おすすめの勉強方法は次の7つです。

社会人は、勉強時間が限られているため、効率よく勉強する必要があります。

自分に合う勉強方法を見つけることが重要です。

資格試験の出題傾向を確認する

出題範囲や配点・出題数など、資格試験の傾向を押さえることがおすすめです。

出題傾向を知ることで、勉強のスケジュールが立てやすく、効率よく学習が進められます。

また、試験はマークシート方式や記述式・CBT方式・技試験など資格によって試験方式が違い、それぞれで対策が変わってくるでしょう。

事前に出題範囲や配点・形式を知ることが、合格への近道です。

初めに過去問を解き全体像をつかむ

資格によって過去問が公開されているため、初めに過去問を解いて全体像をつかみましょう。

実際に過去問を解くことで、上述した出題範囲や試験の難易度などの傾向をつかみやすくなります。

最初はほとんど正解できないかもしれませんが、全体像をつかむことが重要なのでぜひ実践してください。

試験の傾向を知るためには、過去問を最低でも直近3年分を解くことがおすすめです。

参考書は素早く読んで繰り返す

参考書は、じっくり読むより素早く読んで繰り返すことを意識しましょう。

繰り返し読むことで、効率よく勉強が進みます。

1回目に読んだ際は難しいと感じても、2〜3回繰り返すうちに理解できなかった箇所がわかるようになります。

知らない用語を入念に読むと時間がかかり効率が悪くなるため、忙しい社会人にはおすすめできません。

そのため、多少わからないところがあっても気にせず、一旦飛ばして反復することが重要です。

問題集を繰り返し解く方法

問題集を繰り返し解いて、アウトプットを行いましょう。

上述した通り、資格の勉強はインプットだけではなくアウトプットも重要です。

繰り返しアウトプットすれば、問題を解くことに慣れるでしょう。

さらに、問題を繰り返し解くことで自分の苦手な分野も見えてきます。

参考書と問題集の2つを繰り返すことで、合格する力をつけていきましょう。

暗記するポイントを整理する

資格の勉強をする際には、暗記すべきポイントを整理することがおすすめです。

場合によっては、考えるよりも暗記して覚えることで効率が向上します。

暗記をする際は、ノートに書いてみたり単語カードを作ってみたり、自分のやりやすい方法で実践しましょう。

音声や動画を活用する勉強方法

効率的に学習を進めるには、音声や動画の活用も検討しましょう。

インプットする方法は、参考書だけではなく音声や動画もあるため、活用することで視覚と聴覚を使い効率的に勉強できます。

また、音声や動画は、通勤中など隙間時間で活用しやすいことも特徴です。

さらに、資格によってはYouTubeに解説動画もあるので、無料で勉強できます。

自宅では参考書を使って勉強し、外出している際は音声や動画を活用するなど上手く使い分けるとよいでしょう。　　

模擬試験を受ける

資格によっては模擬試験を実施しているため、積極的に受けましょう。

本番に近い形式で模擬試験を受けることで、自分が合格ラインを越えているかがわかります。

もし合格ラインに到達できていない場合は、得点が低かった分野を中心に学習するなど今後の対策に活かせます。

模擬試験は、自身の進捗の確認ができるためおすすめです。

ただし、資格によっては試験会場が自宅から遠かったり、そもそも模擬試験を実施しなかったりします。

このようなケースでは、過去問を使い実際の試験と同じ時間で問題が解けるか実践しましょう。

資格勉強でノートの活用する方法は有効？

ノートの活用は時間がかかりインプットできる量も少ないため、基本的におすすめしません。

しかし、活用の仕方によって、ある程度の効果が期待できます。

ノートの活用を考えている人は、自分に向いているか、試しながら取り入れていきましょう。

基本的にノートの活用する方法はおすすめできない

資格の勉強でノートを活用することは、基本的におすすめできません。

参考書の内容をノートにまとめることは、効率が悪く忙しい社会人には向いているとは言えません。

また、参考書の内容をノートに書くことでインプットはできますが、試験では問題を解かないと点数にならず、試験の対策としては実際に問題を解く方が有効です。

ノートの活用は、時間がかかる割に効果が薄いため、他の勉強方法を実践しましょう。

有効なノートの活用方法

ノートは、活用の仕方によって有効になるでしょう。

例えば、すべての分野ではなく苦手な部分に絞ってノートにまとめることで、理解を深めたり、記憶を定着させたりする際には有効です。

ノートの活用は、問題集や参考書の補助としての使用がおすすめです。

ただし、問題を解くことが重要なので、ノートの作成に時間を使いすぎないように注意しましょう。

資格勉強でやってはいけないこと

資格試験の勉強でやってはいけない方法は、次の3つです。

社会人は、資格勉強に多くの時間を割けないため、効率的に勉強することが大切です。

間違った勉強方法で進めた場合、知識が定着しにくく無駄に時間を浪費してしまうため注意しましょう。

先に参考書を読む方法

資格勉強をする際に、先に参考書を読むと効率が悪くなる場合があります。

参考書から始めると、出題頻度が少ない部分も学習してしまうなど大幅に時間がかかります。

資格試験には、出題傾向や問題のパターンがあるため、先に傾向を知ることが重要です。

効率よく勉強するためには、先に参考書ではなく過去問題を解いて傾向を把握しましょう。

また、参考書を選ぶ際には出題頻度が高いものにチェックがついているような参考書を選ぶと良いでしょう。

参考書を丸暗記する方法

参考書の丸暗記はおすすめできません。

丸暗記は時間がかかるため、忙しい社会人には不可能に近くなります。

そもそも、資格試験は満点を取らなくても合格でき、試験問題も参考書の内容の一部から出題される場合がほとんどです。

また、難関資格の場合は丸暗記で対応できるような内容ではありません。

そのため、ポイントを絞って勉強するほうが効率的です。

時間が少ない社会人だからこそ、丸暗記ではなくポイントを絞って勉強しましょう。

基礎を完璧にしてから問題集を解く方法

基礎知識の定着は大切ですが、実際に問題を解くことが重要です。

先に問題集を解くことで、自分に足りない部分や改善が必要な部分が見えてきます。

ある程度、知識を身につけた時点で、実際に問題を解きましょう。

独学のポイント

独学で勉強を進める際は、次の4つのポイントを押さえましょう。

試験に合格するためには、日々の勉強が重要です。

1人で勉強する独学では途中で挫折しやすいため、継続できる環境を自分で整えましょう。

資格試験までの勉強スケジュールを立てる

自分が取得する資格が決まったら、試験日を確認して勉強スケジュールを立てましょう。

スケジュールを立てずにやみくもに勉強を始めると、途中で挫折したり、十分な対策ができないまま試験を迎えてしまう恐れがあります。

弁護士や税理士など、難易度が高い試験や年に1度しか実施していない試験については、特にスケジュール管理が重要です。

また、苦手な科目に時間を割いたり、体調を崩してしまったりなど、スケジュールにズレが生じることもあるでしょう。

定期的にスケジュール管理を見直しながら、余裕を持って試験を迎えられるように意識しましょう。

1日10分でも勉強を続けることを重視する

どんなに忙しくても、1日に5〜10分程度は勉強を続けることを心がけましょう。

資格試験に合格するためには、毎日の勉強が欠かせませんが、1日でもサボってしまうと途中で挫折しやすくなります。

独学は1人で勉強するため、習慣化が重要です。

モチベーションが低下した場合でも、必ず毎日取り組むことを意識しましょう。

自分に合った勉強方法を見つける

資格取得を途中で挫折しないためには、自分に合った勉強スタイルを見つけることが重要です。

例えば、

「カフェで勉強するほう集中できる」

「時間が取れないから通勤時間を活用する」

「朝起きてからが勉強しやすい」

など人によって自分に合う勉強スタイルは違います。

自分に合った勉強スタイルを見つけ、継続しやすい環境を整えていきましょう。

資格勉強のための仲間を作る

資格勉強をする際は、仲間を作ることがおすすめです。

仲間がいることで、モチベーションの向上や維持が期待できます。

資格勉強は継続が重要なため、共通の目的を持った仲間と励まし合いをしながら、勉強することも一つの手段です。

忙しい社会人におすすめの通信講座

難関資格に挑戦する人や短期間で資格取得したい人は、通信講座や予備校の活用がおすすめです。

資格取得を目指すにあたって、おすすめの通信講座は次の3つです。

通信講座は、提供している講座数などそれぞれ特徴があります。

受講を検討している方は事前に確認を行い、自分に合った講座を受講しましょう。

STUDYing（スタディング）

STUDYingは、KIYOラーニング株式会社が運営している通信講座です。

STUDYingは、短期合格をした方の勉強方法を徹底的に分析して開発されています。

難関資格である税理士や司法書士など数多くのビジネス系の資格が受講でき、学生にはもちろん、忙しいビジネスマンにもおすすめといえます。

キャリアアップや転職で資格取得を考えている方は、STUDYingを検討しましょう。

また、STUDYing無料トライアルを実施しています。受講を考えている方は事前に無料トライアルで講義を受けることがおすすめです。

生涯学習のユーキャン

生涯学習ユーキャンは、株式会社ユーキャンが運営している通信講座です。

仕事でも活かせる資格から趣味としての資格まで、160以上の講座を提供しています。

教材もイラストや図を用いてわかりやすく作られているため、初心者でも無理なく学習できます。

さらに、講義動画のほかにも添削指導サービスやミニテストが受けられるウェブ学習などサービスが充実しており、多くの実績があります。

ユーキャンは数多くの資格に対応しているので、自分に合う資格も見つけやすいでしょう。

アガルートアカデミー

アガルートアカデミーは、株式会社アガルートが運営している通信講座です。

日本で初めて司法試験の講座をデジタル化した予備校で、法律系を中心に数多くの難関資格のコースが用意されています。

さらに、国内外のMBA受験対策にも対応しておりキャリアアップを目指す方に向いている講座です。

アガルートアカデミーは実力の高い講師が多数在籍しており、月1回の電話でのカウンセリングなどサポート体制も充実しています。

通信講座で高いサービスやサポートを受けたい方は、アガルートアカデミーがおすすめです。

資格の勉強方法のまとめ

社会人は、資格勉強に使える時間が限られているため、効率的な勉強方法を実践する必要があります。

資格勉強には、様々な方法があるので、自分に合った手段を選択するとよいでしょう。

難関資格に挑戦する場合や、短い期間で資格を取得したい場合には、通信講座や予備校の活用もおすすめです。

資格が取得できればビジネスの現場で活かせたり、キャリアアップにつなげられたりします。ぜひ自分に合った勉強方法で合格を勝ち取りましょう。