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投稿日:2024年7月30日 | 更新日:2024年07月30日
「取得したい資格は決まってはいるけど、どのように勉強すれば良いのか分からない」
「テキスとと問題集を手に入れたものの、どのように使って勉強すれば良いのか分からない」
「何らかの資格試験に合格して資格を取得したいとは思ってテキストや問題集を集めたけれども、使い方、勉強の仕方が分からない」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それでも、資格は何とか取得しておきたいと思いますよね。
そこで、今回は、小学校6年生で「アマチュア無線」(携帯などとは違って、免許がないと使えない電波があります。その電波を使えるようにするための資格です)を取った筆者が、おすすめの資格の勉強法をお伝え致します。
筆者は、塾や小学校でも子どもに勉強方法を教えてきました。
資格試験の勉強方法は、子どもでも大人でも基本的には変わらないでしょう。
そのときの体験も踏まえつつ、効果的な勉強の仕方をお伝え致します。
忙しくて時間が無い方向けには、こちらの記事で勉強方法を解説しているのでぜひご一読ください。
↓資格試験のおすすめ勉強方法7選!忙しい社会人も効率的に合格できる↓
資格取得の勉強のやり方 おすすめは「暗記」と「問題練習」
【資格試験】勉強の基本その1・まず「計画」
資格試験に限らず、何らかの取得、合格を目指すときにはどんな問題が出されるのか、どのように行われるのかは、皆、一番先に調べることでしょう。
過去の問題を調べることが一番初めの作業です。
その上で、どのように勉強していけばいいのか、いつまでに何をすれば良いのか考えるでしょう。
これが二つ目の作業です。いつまでに、何をするのかは、どんな資格試験を受けるかによって変わってきます。
ここでは、上の2点を踏まえた上でどう勉強していけば良いのか、おすすめのやり方ををお伝え致します。
【資格試験】勉強の基本その2・「暗記」
過去に千葉大学で教授をされていた「頭の体操」の著書で有名な多胡輝先生が勉強に関わる興味深い本を書かれています。
小学生を持つ保護者を対象にした本ですが、「資格」取得にも役立つと思えたことが書いてあります。
その一部を紹介しながら「資格」試験のための勉強法、効果的だと思える勉強のやり方を紹介していきます。
その本の題名は「学習力は丸暗記でつける」です。
東京教育研究所から出版されています(かなり、古い本なので現在、在庫があるかどうかは不明です)。
題名の一部に「丸暗記」とあります。そうです。学習の基本は「丸暗記」なのです。
資格試験でも「暗記」が必要なものは、かなりあります。
特に法律関係の資格でしたら、様々な法律などを覚えていないと話にならないでしょう。
問題集で問題を解くにしても、必要な知識がなければ解けません。
数学に関係のある問題でも、まずは、ある程度の知識は必要でしょう。
鉛筆を削るためには、ナイフか鉛筆削りが必要です。
「暗記」の勉強法は、この「ナイフ」「鉛筆削り」を手に入れるようなものです。
あらゆる問題を解くための「道具」を手にいれるための「暗記」です。
ですから、資格試験に限らず、勉強の基本は「暗記」と言えるのです。
【資格試験】基本その3・「問題練習」の反復
「暗記」を通して、必要な知識を手に入れた次は、問題練習をします。
私は、過去に資格試験の勉強をしたときに、問題集を暗記しました。
小学6年生でしたから、テキストに書かれている内容が難しくよく分かりませんでした(年齢制限のない資格でしたので、小学生でも取得することができました)。
もう、こうなったら、選択問題しか出ないんだから「問題集」で問題そのものと答えを丸暗記しようと考えたのです。
ちなみに、その問題集の題名にも「丸暗記で解く」みたいなことが書かれていたように記憶しています。
資格試験の勉強の基本的な手順は「暗記」のあとに「問題練習」ですが、私のように資格試験の種類によっては、いきなり問題を解くこともできなくはないでしょう。
受験勉強の仕方などでもよく言われますが、薄い一冊の問題集を繰り返し解くことが基本です。
繰り返し解くと言っても、様々な方法があります。
のちほど、資格試験の勉強で効果的だと思われる問題集の使い方、繰り返して使う勉強法をお伝え致します。
【資格試験合格のための勉強法】丸暗記と問題練習で良い理由は何か
【資格試験合格のための勉強法】「丸暗記」で良いのはどうしてか
丸暗記の勉強法は、この「こうなるからああなって」と理屈、理論を考える時間を省くことができます。
どうしてその公式になるのか分からなくても、その公式に当てはめてしまえば答えが出せます。
勉強の仕方と言うと、よく聞くのは「公式を丸暗記するのではなく、理屈が大切、理論立てて、どうしてその公式になるのかを考えることのほうが大切だ」という意見です。
理屈、理論が分かればその公式にたどりつくことはできるでしょう。
しかし、資格試験を受けているときに「こうなるからああなって」と公式を導き出していたら、問題を解く時間が足りなくなってしまいます。
それでも、公式を暗記するだけでは、応用問題が解けないという方もいます。
確かに、そのような一面はあるかもしれません。
ただ、資格試験で出題される問題は、ほぼ決まっているということもあるでしょう(私が小学生の時に受けたアマチュア無線の資格試験は、出題される問題と出題形式が、はっきりと決まっていました)。
過去と全く同じ問題でなくとも、類似した問題が出題されるのであれば、問題そのものを暗記してしまったほうが早道と言えます。
私は、小学校6年生の時に、過去問と答えを暗記する勉強をして、アマチュア無線の資格試験に合格しました。
また、資格試験では、先にも書いたように法律など、そもそも暗記していないと解けない問題もあります。
さらに、暗記をすることで脳に新しいネットワークができると多胡輝先生は言われています。
ネットワークができると、情報の処理能力を速くすることもできるようになるとのことです。
まとめると、「暗記」するのが良いのは、理屈や理論を資格試験の最中で考えなくても良くなるためであり、脳にネットワークができ、情報の処理能力も速くなるからです。
ただし、理屈や理論を考えさせるような種類の資格試験、考えさせたことを答えに書かせるような資格試験であれば、話はまた別です。
ここでは、そうではない資格の勉強法について、お話しています。
「問題練習」で良いのはなぜか
通信教育等に頼らず「問題練習」の反復で取ったアマチュア無線の資格資格試験に合格する勉強の仕方で、問題練習をするのは、当たり前でしょう。
過去にどんな問題が出されているかを知ることができ、どのように対策していけばいいかも考えることができます。
実際の資格試験を解くつもりで、勉強することができます。
場合によっては、過去と全く同じ問題が出されるということもあるでしょう。
私は、資格試験ではありませんが、「この問題は、1年前と全く、同じ、選択肢の並び方まで同じだ」と思った問題が出題された経験があります。
全く同じ問題は、1題や2題ではなく、かなり出されていました。
しっかりと、過去問の対策をして勉強しておけばよかったと思ったものです。
ときどき、資格試験に限らず、勉強を続けていると伸び悩む時期が来ることがあるかもれません。
伸び悩みの時期がくると、「本当にこれで資格試験に合格できるのだろうか、勉強の仕方が間違っているのだろうかと」と心配になったり、焦ったりするかもしれません。
でも、大丈夫です! 伸びやみの時期が終われば「ブレークスルー」(ここでは、一気に実力がグーンと伸びること)が来ると考えられます。
実力は穏やかに伸びているように見えて、あるとき急にグーンと一気にあがってきます。
前出の多胡輝さんも、「学習力は丸暗記でつける」の中で、「勉強でも山登りのように突然視界が開けるときが来る」と言われてます。
あきらめずに、どんどん、問題を解いて資格試験の勉強を進めていきましょう。
以下の記事では大学生におすすめの資格を解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
↓大学生におすすめの資格6選!時間を有効活用して就職活動を有利に進めよう!↓
資格試験合格のための勉強法の具体例 【暗記の仕方】
【資格試験勉強法】暗記の方法 「焦点を絞る」
何かを「暗記」するときには、暗記するものを極力、絞ることです。
多くのことを暗記しなければいけないときでも「細分化」して、「スモールステップ」で、少しずつ、覚えていきます。
このやり方のほうが覚えやすくなりますし、無駄な時間を使わずに済みます。
子どもが、漢字を覚える練習をするときに、よく見る勉強の仕方があります。
ノートに「例文を書いて新出漢字を覚える方法」や「同じ漢字を1行ずっと書く」勉強の仕方です。
「例文を書いて新出漢字を覚える方法」「同じ漢字を1行ずっと書く覚え方、勉強の仕方」どちらも無駄な時間があり、効果的な勉強法とは言えません。
新しく漢字を覚えることが目的ですから、例文を書く必要はないのです。
例文を覚えるわけではないので、例文を書いている時間が無駄になります。
「このような文章の中で、この漢字を使うのだな」と例文を読むのはいいのですが、書くことまでする必要はありません。
覚えなければいけない漢字だけを書いて、練習したほうが無駄な勉強時間がなくなります。
ノートに一行ずっと同じ漢字を書いて覚えさせることもよくありますが、集中力がなくなると覚えることよりも、一行書き終わることが目的となってしまいます。
結局、漢字を覚えることができない子を、私はたくさん見てきました。
「漢字検定」という資格試験もあるので、漢字の覚え方を例に出して、次のブロックで書いていきます。
この勉強方法は、漢字だけでなく、他の資格試験のための勉強にも応用できると思えるためです。
【資格試験勉強法】暗記方法 焦点を絞った「漢字などの覚え方の例」
漢字を覚える練習方法は、英単語を覚えるような時にも応用できます。
具体的な覚え方は、次の通りです。分かりやすくするために、簡単な例で書いておきます。
①どのように読むのか、読み方を確かめます。例文に「テレビを修理したあとに報道番組を見る」とあれば、傍線の漢字部分は「しゅうり」と読むのだなと確認します。
②読み方が分かったら、「修理」という漢字を筆順を確かめてから、「なぞり書き」をします。この時点では、まだ、鉛筆などの筆記用具を使わないで行います。人差し指だけで、テキストの漢字「修理」をなぞって覚えます。これを「なぞり書き」と言います。
③次に、テキストの上にではなく、机の上に、ここでも人差し指だけで書いてみます。これを「もう、覚えたな」と自分で思えるまで、繰り返します。
④そのあとに、問題だけ見て(ふりがなだけを見て)、その漢字が書けるか、ここで初めて、筆記用具を使って、確かめます。
⑤何も見ないで書けるようになるまで、繰り返しノートに書いて覚えます。
また、漢字の覚え方以外の暗記の仕方で、私がよく授業で子どもと一緒にやっていた方法があります。
ある文章や公式、定義などの一部分だけを消してから、唱えさせる方法です。
例えば、三角形の面積を求める公式を覚えさせるのであれば、最初は全部「底辺×高さ÷2」と黒板に書きます。
「÷2」の部分だけを消し「底辺×高さ」にしてから正しい公式を唱えさせます。
次に「×高さ」も消し「底辺」として唱えさせます。さらに「底」だけ残し、唱えさせます。
最後は、全部消してから、子どもに唱えさせます。
唱えられたら、この時点で、すでに公式を覚えたことになります。
たった、これだけのことですが、子どもたちは、結構、喜んでいました。
覚えられたという達成感があったのでしょう。
この黒板に書いたことを消して覚えさせる勉強法は、資格試験の勉強をするときにも、応用できます。
よくあるのは、赤のシートで隠す方法です。
マーカーで隠す方法もあります。覚えたい部分を少しずつ隠していき、最終的には、何も見ずに言える(書ける)ようにします。
【資格試験勉強法】暗記方法 その3「間違えたものだけ覚える勉強法」
漢字の勉強法で言えば、一度、自分でテストを作り本当に覚えたかどうかを確かめます。
間違えた漢字だけをもう一度ノートなどに書いて覚え直し、再テストを自分でします。
全部正解になるまで、この勉強法を繰り返します。
この勉強方法は、漢字だけでなく、英単語などの語学の勉強にも使えます。
今まで書いた手順で、単語などを覚え自分でテストを作り、覚えたかどうかを確かめるという全く同じ方法で勉強することができます。
資格試験で覚えなければいけない暗記事項にも応用できるでしょう。
「間違えたものだけ」を覚える勉強法は、語学の学習だけでなく、様々な資格試験の勉強にも、工夫次第で応用できることでしょう。
資格試験合格のための勉強法の具体例 【問題練習の仕方】
【資格試験勉強法】問題集の使い方(1)
私は、小学校で子どもに勉強の仕方を教えてきました。
現在は、塾でも教えています。私の先輩教師の方からも、子どもへの問題集の使わせ方を教わりました。
そのとき、教わった使い方、勉強の仕方を子どもにも教えてきました。
子どもに教えた方法は、問題を繰り返し解くことです。
「繰り返し」と言うと、1冊全てを丸ごと1ページ目から最後まで何度も繰り返すイメージを持つ方もいるかもしれません。
そうではなく、一度正解した問題には、2周目からは手をつけません。
間違えた問題だけを正解できるまで、解くというやり方をします。
3周目、4周めには、勉強しなければならない問題は少なくなっていきます。
問題集を繰り返すときには、間違えた問題だけを正解するまで繰り返して解くほうが効率的です。
試験までに時間があれば、最初から最後まで繰り返して復習することもできるかもしれませんが、大切なことは間違えたところを覚え直すことです。
間違えたところに焦点をあてて、資格試験の勉強をしたほうが、知識も増え、様々な問題に対応できるようになるでしょう。
また、先に答えを見てしまう勉強法もあります。
この勉強は、無駄に考える時間を省略することができます。問題集によっては、なぜその答えになるのか、書いていないことがあります。
少しは、どうしてそうなるのか考えなければいけないときもあるかもしれませんが、基本的には、まず、答えそのものを「暗記」してしまいます。
そのあとで、理由を考えたほうが効率よく資格試験の勉強を進められるでしょう。
多湖輝先生も、「考える力」は「暗記」のあとにつくと言われています。
【資格試験勉強法】問題集の使い方(2)間違えた問題に記号をつける
資格試験の勉強をするときに、効率的で有効な問題集の使い方は、資格試験の種類によっては違うかもしれませんが、よく言われるように薄い1冊の問題集を繰り返して解くことでしょう。
1冊というのは、試験の科目ごとに1冊です。
ここでは、1冊の問題を繰り返して使うときの方法を紹介します。
①まずは、1冊、全部通して問題を解いて資格取得のための勉強をします。
そのときに、間違えた問題、できなかった問題の番号に、自分なりに、レ点や×などチェックを入れておきます。
②2回目には、間違えた問題すなわち、チェックを入れた問題だけをもう一度解きます。
ここでも間違えた問題、できなかった問題にチェックを入れます。
2回目のチェックの記号と分かるように、1回目の記号とは違うものにして、資格試験の勉強を進めていきます。
③「②」を繰り返して、1冊全部正解するまで、資格試験の勉強をします。
上の①から③の勉強方法は、私が、学校の先輩教師から教えてもらった方法です。
つける印は、教えてもらったものとは違いますが、自分が分かりやすいもので良いでしょう。
これは、学校や塾の子どもたちにも教えている勉強の方法、問題集の使い方です。
こう書くと、子ども向けの勉強法のようにも思えるかもしれませんが、子ども、大人関係なく、資格試験などのあらゆる勉強に使えます。
有効で効率的な使い方、勉強方法なのです。
資格試験勉強法のまとめ
資格は、独学でも過去問の暗記と問題練習の反復の勉強で取得できる!
私が、アマチュア無線の資格試験の勉強をしたときの体験、私の先輩教師から教えてもらった勉強法、授業で子どもに教えてきた勉強法をもとに、ここまで書いてきました。
勉強方法は、ここに書いた他にも様々な方法があります。
人それぞれ、自分に合う勉強の仕方があるでしょう。
自分にあった勉強方法を選択していけばいいのです。
ただ、ここに書いた「暗記」と「問題練習」の勉強方法は、私が小学校6年で、資格試験に合格した事実から考えても、効果があると考えられます。
ですから、勉強法の一つとして、紹介してきました。
今まで書いてきたように、私が考える資格試験の勉強法の基本は、「暗記」と「問題練習」の繰り返しです。
皆様の資格試験の「合格」をお祈りしています。
仕事に役立つ資格が気になる方は以下の記事で詳細を説明しているのでぜひご一読ください。
↓仕事に役立つおすすめの資格11選!3つの目的に合わせて解説↓