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投稿日：2023年8月14日 | 更新日：2023年12月08日
「通関士に向いている人とは？」「適性を調べる方法はある？」
輸入・輸出など貿易に関する手続きや書類作成の業務を担う、通関士。
きつい・大変などの声を聞いて、自分に適正があるのか不安に思う方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、通関士に向いている人の特徴や必要なスキルを紹介します。
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通関士はどんな業務をするの？専門性の高い業務・仕事内容をチェック
通関士に向いている人・適正のある人を知るためには、通関士が行う業務の内容を、ざっくりと把握しておく必要があります。
税関手続き
輸出・輸入を行う際には、品物をチェックし分類、税金を計算する手続きである税関手続きが必要です。
税関手続きを行うのが、通関士の仕事。
独占業務である通関書類の審査や通関書類への記名・捺印も、税関手続きの1つです。
貿易に関係する事務・書類作成
輸出入を行う際には、「輸出申告書」「輸入申告書」「仕入書」など、様々な書類を作成する必要があります。
通関士は依頼者の代理で、貿易に必要な書類も作成するのです。
書類の数・種類は非常に多く、専門的な知識が求められます。
就活前に確認したい通関士の求人・年収の例
自分が通関士に向いている人に該当しなくても、求人が多く年収が良ければ、働いてみたいと考える方は少なくないはずです。
通関士の年収は、平均400万円ほどです。
ポイントは、初任給が事務職の中でも高い21万円が平均であること。
なお、求人の例は以下のとおりです。
| 働き方 | 場所 | 給料 |
| 正社員 | 愛知県 | 年収340万～500万円 |
| 派遣社員 | 神奈川県 | 時給1,650円 |
| 正社員 | 大阪府 | 月給22万～30万円 |
| 正社員 | 東京都 | 年収366万～495万円 |
向いている人でなくても、やりがいを見つけて仕事を続ければ、海外や独立などさまざまな働き方で活躍することが可能。
年収1000万円を稼ぐ通関士もいるため、高収入を目指す人にもおすすめです。
通関士に向いている人・適性がある人の特徴
通関士に向いている人・適性がある人の特徴は以下の4つです。
1.探求心が強い
2.責任感がある
3.輸入・輸出関連が好き
4.黙々と作業できる
順番に確認していきましょう。
1.探究心が強い
探究心が強い人は、自分が納得できるまでとことん調べ上げることができます。
通関・貿易関連の業務では、知らない・見たことのない品物を分類しなければならないことも多々。
わからないことをきちんと調べ、活かせる人こそ、通関士にふさわしいと言えます。
2.責任感がある
通関士の仕事は、小さなミスが重なるとペナルティを課されることがあるほど、責任が大きな仕事です。
責任の重い仕事は、やりがいがあります。
やりがいを感じ、真面目に責任感を持って業務に取り組める人は、通関士に向いている人だと言えるでしょう。
3.輸入・輸出関連が好き
貿易関連の法律は、一定期間で改正されるため、改正されるごとに知識をアップデートする必要があります。
好きなことを極めるのは、楽しいものです。
輸出入に関しての知識に興味がある人なら、新しい知識の吸収も苦にならないでしょう。
4.黙々と作業できる
通関士の仕事には黙々と作業する必要がある、事務手続きも含まれます。
集中して作業を続けるのが苦にならない方なら、仕事がきついと思うことも少ないはずです。
細かい作業も黙々と、集中して取り組める人は通関士に向いている人だと言えるでしょう。
向いている人でも必須！通関士に必要な能力・スキルを解説
向いている人でなくても、スキルを身につければ活躍できるのも、通関士の魅力の1つ。
通関士を目指すなら、以下3つのスキルを磨くのがおすすめです。
1.コミュニケーション力
2.英語力
3.情報をキャッチする力
今足りないものを補えば、通関士に向いている人以外も、やりがいを見つけて仕事を楽しめるでしょう。
1.コミュニケーション力
通関士は貿易事務の手続きの中で、顧客とコミュニケーションを取らなければならないことがあります。
世の中には納得できないことにクレームつける人もいますが、どのような人とも上手くコミュニケーションを取る必要があるのです。
上手くコミュニケーションが取れる人は、通関士に向いている人だと言えます。
なお、コミュニケーション力は鍛えることもできるため、通関士を目指すのであればコミュニケーションの取り方も勉強してみると良いでしょう。
2.英語力
通関業務で取り扱う書類の中には、英語で記載されたものも数多く存在します。
そのため、英語のリーディングが得意な方は、通関士に向いている人だと言えるでしょう。
英語は誰でも習得できるため、通関士を目指すのならばスキルを身につけておくのがおすすめです。
3.情報をキャッチする力
法律の改正や海外の情勢などは、通関士が担う業務に大きな影響を与えます。
新しい情報を手に入れるため、常にアンテナを張っておく必要があるのです。
情報収集や情報をキャッチするスキルを鍛えておけば、周りからの信頼が得やすく、活躍できる場も広がるでしょう。
向いている人でなくても独学で合格できる？通関士になるには
通関士に向いている人以外でも、勉強をすれば試験合格を目指せます。
適性がないのかの診断は難しいため、勉強を始めてから考えるのも1つの手。
なお、試験に合格後、通関業者で働き、登録を受けると初めて通関士として認められます。
ここでは通関士を目指そうか迷っている方向けに、受験や勉強についての疑問を解説するので、参考にしてみてください。
大学や専門学校での勉強は不要
通関士には受験資格がないため、誰でも試験を受けられます。
そして、知識は独学や通信講座で取得できるので、大学や専門学校での勉強は不要です。
通学無しでの勉強なら、気軽に始められるため、勉強を始めてから「自分が通関士に向いている人なのか、向いていないのか」を判断することもできるでしょう。
勉強は必要な知識の暗記が中心
通関士の試験には、たくさんの知識問題が出題されます。
そのため、勉強は関税や法律に関する暗記が中心です。
特に、試験科目の1つである通関業法は暗記で乗り切れることが多く、3科目の中でも手を出しやすい科目。
実務経験がなく、初めて通関士の学習をする方は、はじめに手を付けるのがおすすめです。
実務経験があると科目免除の場合も
通関士の試験は3科目あり、すべての科目の合格基準を満たす必要があります。
しかし、実務経験がある場合、指定の条件をクリアすると科目免除を受けることが可能です。
条件は実務経験5年・15年と厳しい内容ですが、通関業務を担っていた方は、財務省のホームページを確認してみましょう。
難しいと感じたら通関士の通信講座も検討
暗記の量が多く専門的な知識も必要とされる通関士の試験は、たとえ向いている人であっても難易度が高いと感じることも。
効率よく資格取得を目指したいなら、通信講座の利用がおすすめです。
今回は、サポート体制が充実する3つの通信講座を紹介します。
アガルートアカデミー
アガルートアカデミーは、インプットと問題演習の比率にこだわる通信講座で、効率よく通関士に必要な知識を身につけたい方にぴったり。
フェイスブックでの質問回答も実施しているため、わからないことがあればすぐに解決できます。
なお、アガルートアカデミーでは無料のサンプル講義動画が用意されているため、気軽に通関士講座を試すことが可能です。
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フォーサイト
難しいといわれる通関士の試験ですが、フォーサイトは平均の3倍以上の合格率を誇ります。
フルカラーテキストとeラーニングを利用した講義動画で「わかる！」をサポート。
最短3か月で受験できるようカリキュラムが組まれているため、効率よく学習を進められるでしょう。
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ユーキャン
6か月で受験できるよう組まれたカリキュラムが特徴のユーキャンは、完全の知識がない初心者にもおすすめの通信講座です。
受講時には、あなた専用のスケジュールも受け取れます。
質問サービスだけでなく、添削指導も行っており、フォロー体制が整っているのもポイントです。
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やりがいあり！通関士に向いている人のまとめ
関税や貿易に関する専門的な業務を担う通関士は、探究心や責任感があり、黙々と事務作業ができる方に向いています。
また、コミュニケーション力や英語のスキルを身につけておけば、活躍できる場も広がりますよ。
向いている人に該当しなくても、通関士の資格を取り経験を積めば、やりがいを見つけられることもあるでしょう。
通信講座も賢く活用しながら、通関士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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