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Midjourneyの使い方を初心者にわかりやすく解説

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投稿日:2024年5月30日 | 更新日:2024年05月30日

Midjourneyは、テキストで画像生成ができるAIです。今話題のAI活用ですが、初心者は気になっても手を出しにくいと考えていませんか。

ご安心ください。この記事では、Midjourneyの概要から使い方、著作権の問題についても解説します。

最後まで読むと、Midjourneyで画像作成ができるようになるでしょう。画像生成AIの活用にぜひお役立てください。

Midjourneyとは

Midjourneyの概要

Midjourneyとは、アメリカで誕生した画像生成AIです。テキストで指示を出し画像を作成することができます。使いこなせれば、イラストや写真が苦手な人でも非常にクオリティの高い画像を作成することができます。

MidjourneyはDiscordというチャットアプリから指示を出し、画像を生成します。Discordはチャットサービスの名称で、ゲームに特化したコミュニティアプリとして使われています。SlackやLINEのゲーム版とも言えます。

MidjourneyはDiscordを使い指示を出すことで、AIによる画像を生成します。誰でも使いやすいことから、近年注目を集めています。

Midjourneyは無料で使える?

Midjourneyは無料で使用できる?

高精度の画像が生成できるMidjourneyですが、無料で使うことは可能なのでしょうか。2023年10月の最新情報と、Midjourneyの料金プランについても解説します。

Midjourneyの利用を考えている方はぜひ確認してくださいね。

無料版は既に終了している

2023年10月現在、Midjourneyの無料版は終了されており、有料のサブスクリプションのみで利用できます。

無料プランが終了した理由は下記です。

  • 急激な需要の増加
  • 無料で画像を入手するために多くの使い捨てアカウントが作成されたこと

過去には無料プランで25回画像を生成できました。そのため、無料で大量に画像を生成しようと思った人が使い捨てアカウントを何個も作り、無料で画像を入手していたことが原因と考えられます。

料金プランについて

現在の料金プランは4つ存在しています。どれも定期購入のサブスクリプションのプランです。

 Basic PlanStandard PlanPro PlanMega Plan
月額(年払い)$8$24$48$96
月額(月払い)$10$30$60$120
高速GPU時間/月3.3時間15時間30時間60時間
ステルスモードなしなしありあり
最大同時ジョブ数3個3個15個(内訳:高速ジョブ12個、リラックスモードのジョブ3個)15個(内訳:高速ジョブ12個、リラックスモードのジョブ3個)

引用:Midjourney Subscription Plans|Midjourney

支払い方法は年払いと月払いがあり、年払いだと各プランで20%お得です。

各料金プランで差があるのは、高速GPU時間です。高速GPU時間とは、画像生成を高速モードで使用できる時間制限です。この制限を超えて高速モードを利用したい場合は、新たに高速GPUのクレジットを購入します。

ステルスモードとは、Discordで生成された画像を他の人に見られないようにするモードです。MidjourneyはDiscordのパプリックチャンネルで動くため、Basic PlanやStandard Planでは自分の生成した画像を他人に見られてしまいます。

Pro PlanやMega Planではステルスモードに切り替え、他人から画像を見えないようにすることが可能です。

Midjourneyを使い画像を大量に生成するのを考えている方は、高速で画像が生成できることは時間短縮になる重要なポイントなため、重視するとよいでしょう。

Midjourneyの登録方法

Midjourneyの登録方法

MidjourneyはDiscordを利用して使う画像生成AIです。まずはDiscordのアカウントを作成した上で、Midjourneyのルームに入室します。ここでは実際の登録方法について解説します。

Discordのアカウントを作成する

まずはDiscordのアカウントを作成する手順を紹介します。2ステップで簡単に登録できます。

①Discordのアカウントを作成する

Discordの登録ページ、またはアプリでアカウントを作成できます。

引用:Getting Started – Discord|Discord

②メールアドレスを認証する

Discordに登録したメールアドレスに、認証メールが届きます。メール内の「Verify Email」をクリックします。

引用:Getting Started – Discord|Discord

ルームに入室する

Discordのアカウントを作成できたら、Midjourneyのルームに入室します。

①ルームの招待ページにアクセスする

Midjourney公式サイトにて、「Join the Beta」をクリックします。

引用:Midjourney|Midjourney

②招待を受ける

「招待を受ける」をクリックすると、Discordが起動します。

引用:Discord|Discord

③DiscordにMidjourneyのルームが登録される

DiscordにMidjourneyのルームが登録されたら完了です。

サブスクリプションを契約する

Midjourneyを使うためにサブスクリプションを契約します。

①Midjourneyのアカウントサイトを開く

Midjourney公式サイトにて、「Sign In」をクリックします。

引用:Midjourney|Midjourney

クリックした後に、Discordでの認証を求められるため「認証」をクリックします。

②サブスクリプションプランを契約する

使いたいサブスクリプションのプランを選択し、契約します。

Midjourneyの使い方

Midjourneyの使い方

Midjourneyの登録とサブスクリプションの契約ができたら、実際に画像生成を行ってみましょう。MidjourneyはAIにうまく指示を出せると、より高品質な画像を生成できます。ここでは基本的な使い方を解説します。

プロンプトを入力する

まずはDiscordでプロンプトを入力します。プロンプトとは、AIに対して行う指示のことです。Midjourneyのような画像生成AIツールでは、AIに文章で指示を出して、画像を生成させます。

①#newbies-xxもしくは#general-xxチャンネルに移動する

Discordを開き、Midjourneyのルームに移った後は、#newbies-xxもしくは#general-xxのチャンネルに移動します。この2つの種類のチャンネルでは、初心者がMidjourneyを使いやすいチャンネルになっています。

引用:Midjourney Quick Start Guide|Midjourney

②「/image prompt」のコマンドを入力する

実際にコマンドを入力します。Discordのメッセージフィールドに「/image prompt」と入力し、以降は作成したい画像の内容を入力します。

引用:Midjourney Quick Start Guide|Midjourney

画像を選択して精度を上げる

プロンプトを送信すると、4種類の画像が生成されます。この4種類は、少しずつ微妙に異なる画像です。ここから徐々に自分の作りたい画像に近づけていきます。気に入る画像がなければ、再度最初から生成することも可能です。

引用:Midjourney Quick Start Guide|Midjourney

①プロンプトの内容を維持しながらより適切な画像を生成する。

プロンプトの内容を維持しながら、精度を上げていく方法です。生成された画像の下にあるV1〜V4のどれかを選択します。

画像の左上から順に1→2→3→4です。自分の作りたい画像のイメージと近いものを選びましょう。

②画像自体の品質を上げる

生成した画像が、自分の作りたいものとイメージが近づいてきたら、画像自体の品質を上げていきます。

生成された画像の下にあるU1〜U4のどれかを選択します。こちらも同様に画像の左上から順に1→2→3→4です。

選択した画像1枚だけが表示されたら、その画像に1つに対してのオプションの指示が出せるようになります。

具体的な指示は以下です。

オプション名指示内容
Vary (Strong)構成要素などを変える
Vary (Subtle)構成要素は保ちながら、細部のみ変更する
Zoom Out 2x画像を2倍に拡張する
Zoom Out 1.5x画像を1.5倍に拡張する
Custom Zoom任意の倍率で拡張する
← → ↑ ↓ (Pan)指定した方向に画像を拡張する
Favoriteお気に入りタグをつける
WebMidjourneyのWebサイトで画像を開く

引用:Midjourney Quick Start Guide|Midjourney

細やかな指示が出せるため、作成したい画像となるように微調整をしていきましょう。

Vary (Strong)は、元々の指示内容のプロンプトは同じですが構成要素などを変えて新しく4パターン作成します。一方、Vary (Subtle)は、構成要素などは大きく変えずに、微調整した画像を新しく4パターン作成します。

Zoom Outは、画像を拡張する機能です。元の画像を変更せずに、拡張してその分背景などを広げることができます。具体例を下記に紹介します。

元の画像

引用:Midjourney Zoom Out Feature|Midjourney

Zoom Out 2x 

引用:Midjourney Zoom Out Feature|Midjourney

Zoom Out 1.5x

引用:Midjourney Zoom Out Feature|Midjourney

Panは指定した方向に画像を拡張します。例えば「↑」を選択すると、縦に拡張された画像が生成されます。スケールの大きい風景などの画像を生成するときに使うことが多いでしょう。

このように、Midjourneyでは画像自体の微調整をすることができます。慣れたら複雑な調整のプロンプトにも挑戦してみるのもよいでしょう。

うまく指示をだして、作りたい画像を生成しましょう。

画像を出力する

画像が作成できたら、最後に画像を出力します。

画像をクリックしてフルサイズの画像で開き、右クリックし、画像を保存を選択してダンロードします。

これで生成した画像をダウンロードし、完成です。

AI画像生成のコツ

Midjourney AI作成のコツ

Midjourneyで思い通りの画像を生成するには、下記の3つコツがあります。理解してMidjourneyを使いこなしましょう。

  • 英語でプロンプトを実行する
  • 具体的なプロンプトにする
  • 画像の微調整を行う

英語でプロンプトを実行する

プロンプトは日本語でも実行できますが、英語を使うとより精度が高くなります。英語が苦手な人は、翻訳ツールを活用するのがおすすめです。

具体的なプロンプトにする

プロンプトは具体的であればあるほど、理想の画像に近くなるでしょう。生成したい物だけでなく、色や形、状態など、テキストで説明できる限りの指示を入れるとよいです。

画像の微調整を行う

生成した画像は微調整を行うことができます。慣れてきたら、細かい微調整のプロンプトにも挑戦してみましょう。より作りたい画像に近づけられるでしょう。

Midjourneyで生成した画像の商用利用

Midjourneyで作成した画像の商用利用

Midjourneyで作成した画像の商用利用と著作権について解説します。Midjourneyで作成した画像を利用してビジネスを考えている方は必見です。

生成した画像の商用利用はできる?

Midjourneyで作成した画像は商用利用できます。ただし、下記の条件に注意しましょう。

  • 無料会員のときに作成した画像は商用利用できない
  • 年間100万ドル以上の収入のある企業であり、雇用主の代理としてMidjourneyを利用する場合は、Pro Planのメンバーシップを購入する必要がある

参照:Midjourney Terms of Service|Midjourney

Midjourneyを使いこなして画像を生成しよう

Midjourneyを使うと高品質な画像を生成できます。使い方もシンプルなため初めての方でも取り組みやすいです。使い慣れてくれば、思い通りの画像を生成できるようになるでしょう。

Midjourneyは商用利用も可能です。Midjourneyで作成した画像を使ってビジネス利用を考えている方にとっては嬉しいですね。Midjourneyを利用するには有料プランのみとなりますが、月8ドルから始められるため、試しに使ってみるのもよいでしょう。

ぜひMidjourneyを仕事やビジネスにお役立てください。

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