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投稿日:2024年7月26日 | 更新日:2024年07月26日
イラストレーターの仕事につきたいと思っている人は「イラストレーターの仕事ってどんな種類があるの?」「どんな雇用形態があるの?」と疑問に思ったことがあるかもしれません。
今回の記事ではイラストレーターの仕事の種類や、どうしたら安定した収入を得ることができるのか等を解説していきます。
イラストレーターを目指している人はぜひ参考にしてみてください。
イラストレーターとして就ける仕事の種類10選は?
まず、イラストレーターと名乗ることのできる仕事を10種ご紹介していきます。これ以外にもイラストレーターと呼べる仕事はあるかもしれませんが、ここで紹介する職種はその中でも代表的な10種と考えていただければと思います。
アニメーター
アニメーターとは、アニメーション作品を構成する絵を1枚1枚描く職業です。
アニメーターの中には
・原画マン
・動画マン
の大きく分けて二種類の職種があると考えられます。
原画マンは主にアニメーションの中でポイントとなる絵を描く仕事です。キャラクターの動きや表情、背景などの重要なシーンを描くのでなくてはならない職種と言えます。
動画マンは原画と原画の間の絵を描く仕事です。動画は、原画の間の動きを滑らかにするために描かれますので原画マンの作成した絵をうまく繋ぐためのお仕事と言えます。
アニメーターは、日本の文化を世界に広める役割も担っています。日本のアニメは、世界中で人気があり、多くの人々に感動を与えています。アニメーターは、そんな日本のアニメの未来を担う人々です。
CGクリエイター
CGクリエイターは、主にPCのソフトを使ってCGを作成する人のことを指します。作成する対象は多岐に渡り、映画やゲーム内の人物や背景、その他映像作品のエフェクトなどを担当します。
CGクリエイターは作業量が非常に多く、何名かで役割分担をし、それぞれの仕事をするというチーム制をとっていることがほとんどです。
大きく分けて
・モデラー:キャラクターやアイテム等を3Dにする。デザインをもとに、それを実際に形にするといった重要な役割を担っている。
・アニメーター:上記でモデラーが作成したCGモデルを動かすためのアニメーション設定を行う。
・エフェクトアーティスト:炎や煙など、映像に特殊効果や視差効果を加える。
上記3つの職種に分類されます。
ゲーム内の演出やキャラクターデザインなどが好きな人はCGクリエイターを目指すといいでしょう。
キャラクターデザイナー
キャラクターデザイナーとは、アニメやゲーム、企業広告などに登場するキャラクターの外見やイメージをデザインする職業です。
具体的には、作品のテーマや世界観、キャラクターの役割や性格などを踏まえて、キャラクターの顔立ち、髪型、服装、持ち物などから、表情、身長、体重などまでを設定します。そして、それをもとに、イラストやCGなどの形でキャラクターをデザインしていきます。
キャラクターデザイナーは、自分の描いたキャラクターが作品の中で生き生きと活躍する姿を見ることができるのが、何よりのやりがいとなります。また、作品のヒットによって、多くの人に自分の作品を楽しんでもらえることも、キャラクターデザイナーの大きな魅力です。
グラフィックデザイナー
広告からゲーム、紙媒体に至るまで、さまざまなグラフィックを担当するのがグラフィックデザイナーです。
具体的には、以下のようなデザインを制作します。
・ポスター・チラシなどの広告
・パッケージ・ロゴなどの商品デザイン
・書籍・雑誌などの出版物デザイン
・Webサイト・アプリなどのデジタルデザイン
グラフィックデザイナーの仕事は、クライアントの要望をヒアリングし、ターゲット層に効果的に伝わるデザインを制作することです。そのため、高いデザイン力はもちろんのこと、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も求められます。
グラフィックデザイナーは、自分のデザインが多くの人に目に触れる仕事です。そのため、常に新しいデザインに挑戦し、スキルを磨き続けることが求められます。
Webデザイナー
Webデザイナーの仕事は、Webサイトの見た目や使いやすさを向上させ、ユーザーに有益な情報を提供することです。そのため、高いデザイン力はもちろんのこと、ユーザーのニーズを理解する力、そして、Webサイトの技術的な知識も求められます。
Webデザイナーの活躍の場は、Web制作会社や広告代理店、企業のWeb部門などです。近年では、Webサイトの重要性が高まっていることから、Webデザイナーの需要は拡大しています。
Webデザイナーのやりがいは、自分のデザインしたWebサイトがユーザーに喜んでもらえることです。また、クライアントの課題を解決し、満足のいくWebサイトを制作できたときの喜びは、Webデザイナーならではのものです。
コンセプトアーティスト
あまり聞き覚えのない職種かもしれませんが、コンセプトアーティストとは、ゲームや映画、アニメなどの映像作品で使用するビジュアルコンセプトを具体的に視覚化し、イラストやCGなどで表現する職業です。
具体的には、以下のような業務を行います。
・作品のテーマや世界観、キャラクターの役割や性格などを踏まえて、コンセプトをイラストやCGで表現する
・演出家やキャラクターデザイナー、CGデザイナーなどの制作スタッフに、クリエイティブイメージを共有する
・作品のビジュアルイメージを統括する
コンセプトアーティストの仕事は、作品の印象を大きく左右する重要な役割を担っています。そのため、コンセプトアーティストには、高い画力やデザイン力はもちろんのこと、作品の世界観やキャラクターの性格を理解する力、そして、制作スタッフとのコミュニケーション能力も求められます。
漫画家
ご存知の通り、漫画家もイラストレーター職種の一つです。
説明するまでもないかもしれませんが、漫画家は漫画を描く人を指します。漫画は、絵や文字を用いて、ストーリーやキャラクターを表現する芸術的な表現形式のひとつです。漫画家の仕事は、漫画を描いて「読者に楽しんでもらうこと」となります。
漫画家になるには、まず漫画を描く技術を身につける必要があります。そのため、美術系の専門学校や大学で漫画を学ぶのが一般的です。また、独学でスキルを身につける人もいます。
プロ漫画家は、漫画家として一般的な職種です。同人誌作家は、自分の好きな作品やテーマを描くことで、自由な創作活動を楽しむことができます。
一方で商業漫画家というジャンルもあり、商業漫画家は企業から依頼を受けて、漫画を制作する仕事のことを指します。
絵本作家
絵本作家もイラストレーターの職種の一つです。
絵本の内容(文章)と絵の両方を作成する人もいれば、他の人が作成した内容(文章)に合わせて絵のみを担当する人もおり、絵のみを担当する職業は「絵本画家」と呼ばれています。
最近は大人向けの絵本が人気を博していることもあり、絵本作家はイラストレーターとしての需要が上がってきている職種とも言えるでしょう。
絵本作家になる一般的な方法は、絵本出版社に自分の作品を持ち込むことです。出版社の編集者は、持ち込まれた作品を審査し、採用された場合は出版されます。
画家
大義的には、画家もイラストレーターの一つと言えます。
画家は絵具やペンなどの画材を用いて、対象物を描写したり、感情やイメージを表現したりする表現者とも言えます。
画家の仕事は、絵を描いて、鑑賞者に楽しんでもらうことだけでなく、絵を通して社会情勢を暗喩することで人々に訴えかけるなど、社会的な役割も担っています。
画家は、絵を描くことが好きで、絵を描くことに情熱を持っている人にしかできない仕事です。なぜなら、儲からなくても絵を描くことに喜びや楽しさを感じることができなければ、長続きしないからです。
美術教師
美術や絵画を教える側の「教師」も大義的にはイラストレーターであると言えます。
また、美術教師をしながらイラストレーターとして働く人も少なくありません。
美術教師とイラストレーターは、一見すると異なる職業に思えます。しかし、両職業には共通する部分もあります。それは、絵を描く技術や知識を身につけること、そして、絵を通して人に喜びや感動を与えることです。
美術教師として働きながら、イラストレーターとしても活躍する人は、両職業の良いところを活かしながら、より充実したキャリアを築くことができます。
イラストレーターになるためには?
ここまで、イラストレーターの職種について詳しくみてきました。では、実際にイラストレーターになるにはどうすればいいのでしょうか?
イラストレーターになるには、デッサンや色彩構成などの基礎を学び、パソコンスキルを身につけ、作品制作を積み重ねることが大切です。
デッサンや色彩種類などのイラストレーターの基礎を学ぶ
イラストレーターは、さまざまなジャンルのイラストを描く必要があります。そのため、デッサンや色彩構成などの基礎を学び、あらゆるものを正確に描く技術を身につけることが大切です。
デッサンは、対象物を正確に描くための技術です。色彩構成は、色を組み合わせて、美しい画面を構成するための技術です。
デッサンや色彩構成の基礎を学ぶには、美術系の専門学校や大学で学ぶのが一般的です。また、独学で学ぶこともできます。
パソコンスキルを身につける
近年、イラストはデジタルで制作されることが一般的です。そのため、パソコンスキルを身につけることが大切です。
パソコンスキルを身につけるには、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使いこなせるようになってください。
また、Webデザインや動画編集などのスキルも身につけることで、仕事の幅を広げることができます。
イラストレーターとしての実績を積み重ねる
イラストレーターとして活躍するためには、作品制作を積み重ねることが大切です。
作品制作を積み重ねることで、自分のスタイルを確立することができます。また、自分の作品を多くの人に見てもらえる機会が増えます。
作品制作を積み重ねるには、さまざまなジャンルのイラストを描いてみましょう。また、コンテストや展示会に出品するのも効果的です。
イラストレーターになるには、努力と根気が必要です。しかし、基礎をしっかりと学び、作品制作を積み重ねることで、プロのイラストレーターになることができます。
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イラストレーターの雇用種類は?
イラストレーターの雇用形態は、大きく分けて「会社員」「フリーランス・独立」「副業」の3つがあると言えます。それぞれ、どのような働き方になるのかみていきましょう。
種類①:会社員としてイラストレーターになる
会社員は、企業に所属してイラストレーターとして働く形態です。固定給で安定した収入を得ることができますが、雑務や残業が発生することもあります。
会社員としてイラストレーターになることのメリットには以下のようなことが挙げられます。
- 固定給で安定した収入を得られる
会社員としてイラストレーターになる場合、基本的には固定給で給与が支給されます。そのため、仕事量や成果に関係なく、安定した収入を得ることができます。 - 社会保険や福利厚生が受けられる
会社員としてイラストレーターになる場合、社会保険や福利厚生が受けられます。具体的には、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、退職金制度などが挙げられます。 - スキルや実績を積むことができる
会社員としてイラストレーターとして働く場合、企業のサポートを受けながら、スキルや実績を積むことができます。具体的には、先輩社員から指導を受けたり、企業の案件に携わったりすることで、幅広いスキルや実績を身につけることができます。
デメリットとしては、
- 雑務や残業が発生する可能性がある
- 自由度が少ない
- 独立するハードルが高い
等が挙げられます。
種類②:フリーランス・独立してイラストレーターになる
フリーランスは、企業に所属せずに独立してイラストレーターとして働く形態です。自分のペースで仕事ができる反面、収入や仕事量が不安定になる可能性があります。
メリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 自分のペースで仕事ができる
フリーランスとしてイラストレーターになる場合、自分のペースで仕事ができます。そのため、仕事量やスケジュールを自分で決めることができ、ライフスタイルに合わせて働くことができます。 - 収入や仕事量を調整しやすい
フリーランスとしてイラストレーターになる場合、収入や仕事量を調整しやすいです。そのため、自分のスキルや経験に合わせて、仕事を選ぶことができます。 - 高い単価で仕事を受注できる
フリーランスとしてイラストレーターになる場合、高い単価で仕事を受注することができます。そのため、会社員として働くよりも、収入を上げることができます。
デメリットとしては、
- 収入や仕事量が不安定になる可能性がある
- 社会保険や福利厚生が受けられない
- 営業やマーケティングなどのスキルや経験が必要
- 税金や保険などの手続きが必要
等が挙げられます。
種類③:副業でイラストレーターになる
副業は、本業とは別にイラストレーターとして働く形態です。本業があるため、収入や仕事量を調整しやすい反面、本業に支障をきたさないように注意が必要です。
メリットとしては具体的には次のようなことが挙げられます。
- 本業があり、収入や仕事量を調整しやすい
イラストレーターを副業にする場合は、本業があり、収入や仕事量を調整しやすいです。そのため、本業に支障をきたさないように、副業での仕事量を調整することができます。 - 自由度が高い
イラストレーターを副業にする場合は、自由度が高いです。そのため、自分のペースで仕事ができ、自分の好きなジャンルやスタイルで仕事をすることができます。
デメリットは
- 本業に支障をきたさないように注意する必要がある
- 収入や仕事量が不安定になる可能性がある
等が挙げられます。
イラストレーターを本業にするためのポイントは?
「フリーランスや独立・副業でもいいけどやっぱりちゃんとイラストレーターを本業にしたい!」という夢を持っている人も多いと思います。
イラストの仕事の給料は基本的に他の仕事よりも低めで、成功する人は一握りに過ぎません。
では、少しでもイラストレーターとして成功するにはどうすれば良いのでしょうか。
技術習得を怠らず、常に学び続ける
イラストレーターとして仕事をするためには、まず基本的な技術を習得する必要があります。描画力はもちろん、色彩感覚や構図力も重要です。また、さまざまなジャンルのイラストを描くことができることも求められます。
絵を描く才能に自信がある人もいるかもしれませんが、常に技術を磨くことが重要です。絵の描き方や色彩についての知識を深め、自分のスキルを高めましょう。
作風・イラスト種類の確立する
イラストレーターとして仕事を獲得するためには、自分の個性や持ち味を活かした作風を確立することが大切です。誰もが真似できないような、オリジナリティのある作風を身につけることで、クライアントから選ばれる可能性が高くなります。
また、需要の高いジャンルやクライアントのニーズを把握するためには、マーケットの調査が必要です。どのようなイラストが求められているのかを把握し、自身の作品に反映させましょう。
イラストレーターとしてのポートフォリオを作成する
イラストレーターとして仕事を獲得するためには、自分の作品をまとめたポートフォリオを作成する必要があります。ポートフォリオは、自分の技術力や作風をクライアントにアピールするための重要なツールです。
また、ポートフォリオの中にプロフィールをまとめておくこともおすすめです。プロフィールの中には自分の経歴やスキル、得意分野などを記載しましょう。また、イラストレーターとしての目標や意欲などもアピールすると、より印象に残りやすいでしょう。
コンテストやイラストレーターのイベントに参加する
コンテストやイベントに参加して作品を披露するのは、人々に自分の存在を知らせる絶好の機会です。審査員や他の参加者からアドバイスやフィードバックを受けることで、作品のレベルアップにもつながります。
また、他のアーティストやプロフェッショナルとネットワークを作る場でもあります。さらに、コンテストでは賞を受賞することで名声を高め、作品を見てもらう機会を増やすことができます。
知名度が高くなれば比例して作品が売れる可能性が高まったり、価格が上昇したりする可能性もありますので、積極的に参加することをお勧めします。
コンテスト、イベントには以下のようなものがあります。
- コンテスト
イラストレーション100人展
CLIP STUDIO PAINT イラストコンテスト
コミックマーケット - イベント
イラストレーター交流会
イラストレーションフェア
クリエイターEXPO
経済的な計画・収入種類の確保
イラストレーターとして独立して生計を立てるためには、安定した収入源を確保する計画が必要です。最初は本業を持ちつつ副業でイラストレーターをするなど、安定した他の収入源を持つことが有効です。
また、例えばメルカリやsuzuriなど、自分の作品を販売するためのプラットフォームを設立するのも一つの手段です。
さらに、自分のスキルを向上させ、より高価な仕事を得られるようになるための投資も重要です。
まとめ:イラストレーターを仕事にするには
イラストレーターの仕事の種類を把握しよう
最初の章でもお伝えした通り、一言でイラストレーターと言ってもたくさんの種類があることが分かりました。
絵を描くスキルやセンスはどの職業でも必要になりますが、イラストレーターの職種は幅広いので、すべてのスキルを網羅することはかなり難しいと思われます。
イラストレーターを目指す人は、自分のスキルや得意分野を活かせる仕事を見つけることが大切です。
雇用形態・収入の種類を把握しよう
イラストレーターは、大きく分けて「企業に所属する正社員」と「フリーランス」、「副業」の3つの雇用形態があります。
どの雇用形態や収入の種類でも、自分のスキルや働き方に合わせて選択することが大切です。イラストレーターを目指す人は、自分のスキルや得意分野を活かせる仕事を見つけて、スキルアップと実績を積み重ねていくことが重要です。
今回の記事では、イラストレーターになるための方法や、必要なスキル、働き方などについて解説してきました。イラストレーターを目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。