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投稿日:2024年3月4日 | 更新日:2024年04月05日
税理士として活動するためには税理士として登録を行わなければなりません。
税理士として登録できるのは、基本的に、税理士試験に合格した人のみではあるものの、近年では、税理士試験が難化したり、会計専門職大学院が増えたことによって、科目免除制度を利用して税理士として登録する人が増えてきています。
科目免除制度を利用することで、税理士試験を突破するために必要となる膨大な勉強時間を大幅に短縮することができることから、多くの人が実際に税理士試験の科目免除制度を利用しています。
しかし、科目免除制度を利用するためには、一定の要件をクリアしなければなりません。
そこで本記事では、税理士試験における科目免除制度について、わかりやすく解説していきます。
本記事を読むことで、税理士試験における科目免除制度について理解を深めることができ、実際に必要に応じて科目免除制度を利用できるようになります。
※この記事は2023年11月現在の情報となっております。
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税理士試験「科目免除制度」の利用者は増えている
税理士試験における科目免除制度の利用が増えている背景には、専門性の向上と効率的な資格取得のニーズが高まっていることが挙げられます。
実際、税理士試験においては、試験合格者の割合よりも試験免除者の割合の人が大きくなっており、実際に税理士試験に合格して税理士として登録する人は少なくなってきています。
以下では、税理士試験「科目免除制度」の利用者が増えている理由について考えていきます。
大学・大学院の学位を利用した科目免除制度の利用が増えている
まず、大学院において修士や博士といった高度な学位を有する者が増えていることが一因です。
税理士試験の科目免除のために大学院に進学するというケースも少なくありません。
特に、専門職大学院が数多く設置されたことで、税理士試験の科目免除制度が利用しやすくなりました。
具体的に、修士や博士の学位を持つ人は、会計学または税法に関する研究を行っていれば、それに関連する科目の一部が免除されます。
大学院で取得できる学位を利用した免除制度は、高度な研究によって既に深い専門知識を有していることを認め、試験の重複を避けるための措置です。
修士号を持つ人は、関連科目を一つ合格することで、同じ分野の他の科目が免除されるため、受験者は試験の範囲を絞り込み、より効率的な試験勉強が可能となります。
博士号を持つ人にとっては、さらに広範な免除が認められるため、長年にわたる研究の成果が直接的に資格取得の効率化に繋がるのです。
国税従事者による科目免除の利用も増えている
次に、税務専門職の経験を有する人に対する免除も、科目免除の増加に寄与しています。
特に、税務署で10年以上勤務した国税従事者は税法の科目が、23年以上勤務して特定の研修を修了した人は会計学の科目が免除されます。
特定の業務について一定期間実務に従事する必要があるものの、試験を突破せずとも科目免除が受けられるのは大きなメリットです。
国税業務などへの従事により科目免除が行われるのは、長年にわたる実務経験が高度な理解を示していると認められるためであり、国税業務などの経験者にとって試験科目の一部を省略できることは、税理士資格取得への大きなインセンティブとなっています。
さらに、税務大学校での「本科」、「専科」、および「通信研修会計学」などの指定研修を修了していることで科目免除が受けられるため、これらのプログラムへの参加も促進されています。
税務大学校における研修は、実務に直結した専門知識を提供することで、受験生がより実践的な視点から試験に臨むことを可能にします。
税理士試験への免除制度の導入は、税理士という専門職における資格取得のハードルを下げ、より多くの有資格者の育成を目的としたものです。
実際のところ、税理士試験は多岐にわたる知識が要求されるため、受験者は長い期間を費やして準備をしなければならず、学習過程で挫折してしまう人も少なくありません。
科目免除を利用できることで、受験者は限られた時間とリソースをより重要な分野に集中させることができ、試験合格への効率的な道を選ぶことが可能になります。
科目免除制度は、学術研究や実務経験を通じて得られた専門知識と能力を評価することで、資格試験の効率化と専門職育成を図るための有効な手段として機能しています。
こうした複数の要因が、税理士試験における科目免除を利用する受験者の増加に繋がっているのです。
税理士となる資格を有する人
税理士となるためには、日本税理士連合会に備える税理士名簿に登録する必要があります。
単に税理士試験に合格するだけでは、税理士として名乗ることは許されません。
税理士名簿に登録することができるのは税理士となる資格を有する人だけです。
税理士となる資格を有するのは「税理士となる資格」及び「実務経験」の要件に該当する人だけとなります。
以下では、税理士となる資格と実務経験について詳しく解説していきます。
税理士となる資格は?
税理士となる資格を有するのは次の要件を満たす人のみです。
- 税理士試験に合格した人
- 税理士法の規定により、試験科目の全部について税理士試験を免除された人
- 弁護士(弁護士となる資格を有する人を含む。)
- 公認会計士(公認会計士となる資格を有するを含む。)
出典: 国税庁(税理士試験)
弁護士や公認会計士の人については、税理士となる資格を有することから、税理士として登録することが可能です(資格による試験免除)。
実際、公認会計士の資格を有する人が税理士に登録する事例は数多く存在しています。
一方、1.と2.の人については、税理士として登録するために、以下で紹介するような「実務経験」が必要となります。
実務経験
税理士のなる資格要件を満たした人のうち、「税理士試験に合格した人」と「税理士法の規定により、試験科目の全部について税理士試験を免除された人」については、会計に関する事務(貸借対照表勘定及び損益計算書を設けて経理する事務)などに従事した期間が通算して2年以上なければなりません。
つまり、税理士試験に合格もしくは税理士試験を免除となった人については、税理士として登録するためには、特定の実務経験が2年間必要になるということです。
税理士試験免除制度(科目免除制度)とは?
税理士試験には免除制度が設けられていますが、税理士試験において科目免除制度を利用できるのは
一定の要件を満たした人だけです。
以下では、税理士試験における科目免除制度について、2つの種類に分けてわかりやすく解説していきます。
税理士試験免除制度の種類とは?
税理士試験免除制度には、大きくわけて学位によるものと実務従事経験によるものの2つの種類があります。
以下でそれぞれの科目免除を受ける条件を解説します。
学位による科目免除を受けるための条件
学位による科目免除とは、大学院において修士または博士の学位を取得することで、試験の一部を免除する制度です。
大学院における学位取得による科目免除制度は、平成14年4月1日以降に大学院に進学した人について
のみ適用されます。
なお、学位による科目免除は、通信制の大学院でも同様の取り扱いとなります。
通信制の大学院において、税法に関する研究もしくは会計に関する研究を行うと、税理士試験の科目免除を受けることが可能です。
当然、大学院入試に合格しなければ大学院に進学することはできません。学費の支払いも必要です。
そのため、一部科目免除制度があるからと安易な気持ちで大学院に進学すべきではありません。
出典: 日本税理士会連合会(税理士の資格取得)
修士の学位等による試験科目免除と条件
大学院に進学して、授与された修士等の学位で税法に属する科目もしくは会計学に属する科目の科目免除を行う人は、大学院における自らの研究が税法に属する科目等または会計学に属する科目等に関するものであることを国税審議会から認定されなければなりません。
つまり、修士の学位等による試験科目免除を受けるためには大学院において行った研究の認定を受ける必要があります。
研究の認定を受けるためには、次の条件を満たさなければならず、条件を満たさない場合は不認定
となるので注意が必要です。
- 税法に属する科目の認定を受けるためには、大学院において所得税法や法人税法などの税法に属する科目等の研究により学位を授与されていること。
- 会計学に属する科目の認定を受けるためには、大学院において簿記論や財務諸表論などの会計学に属する科目等の研究により学位を授与されていること。
- 申請する分野(税法に属する科目又は会計学に属する科目)の試験科目のうち、1科目の試験で基準(満点の60%)以上の成績を得ていること
出典: 国税庁(税理士試験)
国税審議会から認定を受けた場合は、税法に属する科目については残り2科目、会計学科目であれば残り1科目にも合格したものとみなされて試験が免除されます。
なお、免除申請の段階で試験科目の全部が免除となる場合「全科目免除」の申請が、全部免除とならない場合、「一部科目免除」の申請が国税審議会会長宛に必要となるので注意してください。
大学院において修士の学位を得るためには修士論文の提出が必要となるので、修士論文の提出が必要となります。
博士の学位による試験科目免除と条件
大学院に進学して、授与された博士の学位によっても、税法に属する科目もしくは会計学に属する科目の科目の免除を受けることが可能です。
- 税法に属する科目等に関する研究により博士の学位を授与された人は、国税審議会に免除申請を行うことにより、税法に属する科目3科目の試験が免除されます。
- 会計学に属する科目等に関する研究により博士の学位を授与された人は、国税審議会に免除申請を行うことにより、会計学に属する科目2科目の試験が免除されます。
出典: 国税庁(税理士試験)
修士の学位等と同じように、博士の学位によって試験科目免除を受ける場合でも、国税審議会会長宛に免除申請を行わなければなりません。
大学院において博士の学位を得るためには、博士論文の提出が必要となるので博士論文の提出が必要となります。
国税従事者における科目免除を受けるための条件
国の中央官庁や地方支部局、都道府県や市区町村などの地方公共団体において行政事務を行い、国税の賦課や国税に関する法律立案事務、国税に関する事務や地方税に関する事務に従事している人についても科目免除を受けることが可能です。
ただし、学位による科目免除とは異なり、国税従事者による科目免除は、業務内容と従事期間の要件が課されます。
端的に言えば、税に関する業務経験が必要です。
行政事務を行っただけでは、科目免除の条件を満たさないので注意してください。
「業務内容」によって免除科目が決まる
税理士試験の税法に属する科目は、大きく分けると国税科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法)と地方税科目(住民税、事業税、固定資産税)に分けることが可能です。
所得税法と法人税法はいずれか1科目に必ず合格しなければならず、国税科目・地方税科目から合計3
科目合格しなければなりません。
国税従事者における免除制度を利用する場合、国税科目に従事している場合と地方税科目に従事している場合とでは、免除科目が異なるので注意してください。
国税科目に属する業務に従事している人は国税科目の免除を、地方税科目に属する業務に従事している方は地方税科目の免除を受けることが可能です。
免除される科目 | 業務内容 |
国税科目 | 所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税若しくは酒税の賦課 |
国税に関する法律の立案に関する事務 | |
国税に関する事務(上記以外の業務) | |
地方税科目 | 道府県民税、市町村民税、事業税若しくは固定資産税の賦課 |
地方税に関する法律の立案に関する事務 | |
地方税に関する事務(上記以外の業務) |
出典: 税理士法第8条(税理士法第8条)
免除科目ごとに必要な「従事期間」が異なる
国税に関する業務または地方税に関する業務に従事している場合は、以下の表が示すように10年で国税科目もしくは地方税科目が免除されます。
たとえ、地方税科目に関する業務に従事している場合であっても、15年以上業務に従事することで、
税法科目が免除されて、国税科目の免除を受けることが可能です。
一方、会計に属する科目の場合は、23年または28年以上国税に従事することが必要となります。
つまり、国税業務への従事期間という条件によって特定の科目が免除される仕組みです。
国税業務に従事し、指定研修を修了した国税従事者は会計学に属する科目の免除を受けられます。
免除される科目 | 業務内容 | 従事期間 |
国税科目 | 所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税若しくは酒税の賦課 | 10年以上 |
国税に関する法律の立案に関する事務 | 10年以上 | |
国税に関する事務(上記以外の業務) | 15年以上 | |
地方税科目 | 道府県民税、市町村民税、事業税若しくは固定資産税の賦課 | 10年以上 |
地方税に関する法律の立案に関する事務 | 10年以上 | |
地方税に関する事務(上記以外の業務) | 15年以上 | |
税法科目 | 道府県民税、市町村民税、事業税若しくは固定資産税の賦課 | 15年以上 |
地方税に関する法律の立案に関する事務 | 15年以上 | |
地方税に関する事務(上記以外の業務) | 20年以上 | |
会計学科目(全科目免除) | 所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税若しくは酒税の賦課 | 23年以上 |
国税に関する法律の立案に関する事務 | 23年以上 | |
国税に関する事務(上記以外の業務) | 23年以上 | |
道府県民税、市町村民税、事業税若しくは固定資産税の賦課 | 23年以上 | |
地方税に関する法律の立案に関する事務 | 23年以上 | |
地方税に関する事務(上記以外の業務) | 28年以上 |
出典: 日本税理士会連合会(税理士の資格取得)
税理士試験において科目免除制度を利用するメリット・デメリット
税理士試験の科目免除制度は、特定の基準を満たす受験者が試験の一部を受ける必要がないという点で、多くのメリットと一部のデメリットをもたらします。
以下では、税理士試験における科目免除制度の具体的なメリットとデメリットについて詳しく解説します。
会計科目・税法科目の科目免除制度を利用するメリットとは?
科目免除制度を利用することは、多くの受験生にとって魅力的なオプションです。
学習の負担を軽減し、試験準備のストレスを減らし、全体的な資格取得プロセスを加速させることができるからです。
それでは、具体的なメリットについて見ていきましょう。
学習負担の軽減
科目免除制度の大きなメリットは、学習負担の軽減です。
例えば、修士や博士の学位を持つ人、特に会計学や税法に関する研究を行っているは、その分野の科目を一部免除されます。
これにより、受験者は試験勉強に費やす時間と労力を大幅に削減でき、より少ない科目に集中して合格を目指すことが可能になります。
心理的負担の軽減
複数科目の学習は心理的なストレスをもたらすことがありますが、科目免除制度を利用することで、
受験する科目数が減少し、受験生の精神的負担が軽減されます。
これは、受験生が試験準備をより集中して取り組むことを可能にし、試験に対する自信へと繋がり
ます。
資格取得までの時間短縮
科目免除を利用することにより、資格取得までのプロセスが速まります。
特に修士や博士の学位保持者、長年の税務実務経験者にとっては、早期に専門家としてキャリアを
スタートさせることが可能になります。
会計科目・税法科目の科目免除制度を利用するデメリット
一方で、科目免除制度を利用することにはいくつかのデメリットもあります。
これらは受験者が将来直面する可能性のある専門的な障壁や、試験準備の過程における潜在的な課題
となり得ます。
それぞれのデメリットを慎重に考慮することで、受験者は科目免除制度をより賢く、また戦略的に利用することができるでしょう。
免除科目の知識不足
科目免除を利用すると、実際には試験を受けない科目の深い知識が得られない場合があります。
これは、実務で必要とされる場合において、その知識の欠如が障壁となることがあります。
過信による準備不足
免除を受けたことに安心し、残りの科目に対して準備が不十分になるリスクがあります。
全科目を受験する受験生に比べて、科目免除を利用する受験生は、ある程度の知識や能力があると過信しがちですが、これが落とし穴になることもあります。
資格の汎用性への影響
科目免除により試験科目が減ると、資格の汎用性が疑問視されることがあります。
免除科目に関する実際の試験を経験していないため、資格の信頼性や全体的な知識の範囲について、
他の専門家やクライアントから疑問を持たれる可能性があります。
税理士試験合格を目指すためにおすすめには通信講座がおすすめ
税理士試験を突破するためには、長期間にわたって継続的に勉強し続けなければなりません。
独学で継続して勉強するには高いモチベーションが必要となりますし、専門性の高い税理士試験の内容を市販の教科書や問題集から理解するのは容易ではありません。
- 「独学で税理士試験に突破するのは難しいのでは?」
- 「市販の教科書や問題集だけで試験の臨むのは不安…」
- 「わからないところを質問したい」
- 「動画をみながら理解を深めたい」
という人には、通信講座がおすすめです。
ここからは、税理士試験を突破するためにおすすめの通信講座をまとめて紹介していきます。
通信講座を活用するメリット
税理士試験を突破するために通信講座を活用することは、多くの受験生にとって有効な手段となっています。
通信講座を利用することの大きなのメリットは、自分のペースで学習を進めることができる点です。仕事や家庭の都合で固定の時間に学習することが難しい人でも、自分の都合の良い時間に学習を進めることができます。わからない箇所は、何度も動画を確認することも可能です。
また、通信講座は、専門家によって作成されたカリキュラムや教材を提供しており、効率的に学習を進めることができます。特に、税理士試験は幅広い知識が求められるため、計画的に学習を進めることが重要です。通信講座を利用することで、必要な知識を網羅的に学ぶことができるのです。
さらに、多くの通信講座では、模擬試験や過去問の解説など、試験対策に特化したサポートも提供しています。これにより、試験の傾向や対策を的確に把握することができ、合格に向けた確実なステップを踏むことができます。
また、一部の通信講座では、質問対応やオンラインでの授業など、受講生のサポート体制も充実しています。自宅での学習が中心となる通信講座でも、孤独になりがちな学習をサポートしてくれる体制が
整っているため、モチベーションを保ちながら学習を進めることができます。
通信講座を利用することで、自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、効率的に税理士試験の学習を進めることができるのです。
税理士試験合格のためにおすすめの通信講座3選
税理士試験の突破を目指せる通信講座は数多くありますが、そんななかでもおすすめの通信講座を3つ紹介していきます。
- スタディング
- 資格の大原
- クレアール
スタディング
スタディングの税理士講座とは、短期で税理士試験に合格したい人におすすめの通信講座です。49,800円から通信講座を利用できるリーズナブルな価格もスタディングの魅力となっています。
講座の価格
コース名 | 料金 | 対象者 |
簿財2科目セット[2024年度合格目標] | 一括 ¥49,800~ | 対象者 :初学者、学習経験者 |
法人税法[2024年度合格目標] | 一括 ¥49,800~ | 対象者 :初学者、学習経験者 |
消費税法[2024年度合格目標] | 一括 ¥49,800~ | 対象者 :初学者、学習経験者 |
相続税法[2024年度合格目標] | 一括 ¥49,800~ | 対象者 :初学者、学習経験者 |
国税徴収法[2024年度合格目標] | 一括 ¥49,800~ | 対象者 :初学者、学習経験者 |
おすすめのポイント
- 必要な科目別に合格が目指せるプログラム
- 安価な料金で税理士講座を受講できる
- 段階的にレベルアップができるアウトプット学習
講座の特徴
スタディングの通信講座は、短期間で合格した人の勉強法を基にして作られた通信講座プログラムです。
社会人でもスキマ時間を上手に活用して税理士試験の合格を目指せるのがスタディングの魅力となっています。
通常の資格学習方法とは一線を画し、スタディングの通信講座は、多忙な生活を送る人たちでもスムーズに学び進められるよう、家での集中学習だけでなく、スキマ時間も利用しての学習が可能なプログラムとなっています。
直感的な動画教材に、基本的な問題セット、練習問題、テーマごとの演習、能力試験、理論の暗記サポートなど、段階ごとにスキルを高めるコンテンツが豊富に用意されていることがスタディングの通信講座の特色です。
スタディングの通信講座は、学ぶ順序も工夫されており、多忙な日常でも学習を継続することができます。
また、運営のコストを抑えることで、より手頃な価格での提供が実現している通信講座です。
資格の大原
資格の大原の通信講座とは、合格実績の高いプログラムが魅力の通信講座です。長年、会計士・税理士試験講座を提供してきた大手の資格予備校であるため、合格のためのノウハウが蓄積されています。
講座の価格(【1月開講】 初学者短期合格コース)
科目名 | 受講形態 | 一般価格 | 大原受講生割引価格 | 大学生協等割引価格 | 継続割引価格 | 一般価格 複数科目セット | 大原受講生割引価格 複数科目セット | 大学生協等割引価格 複数科目セット | 継続割引価格 複数科目セッ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
簿記論 財務諸表論 | Web通信 | 164,000円 | 147,600円 | 159,000円 | 143,100円 | 155,800円 | 140,220円 | 155,800円 | 140,200円 |
DVD通信 | 202,000円 | 181,800円 | 195,900円 | 176,300円 | 191,900円 | 172,710円 | 191,900円 | 172,700円 | |
資料通信 | 110,000円 | ― | 106,700円 | ― | 104,500円 | ― | ― | ― | |
所得税法 法人税法 相続税法 | Web通信 | 166,000円 | 149,400円 | 161,000円 | 144,900円 | 157,700円 | 141,930円 | 157,700円 | 141,900円 |
DVD通信 | 202,000円 | 181,800円 | 195,900円 | 176,300円 | 191,900円 | 172,710円 | 191,900円 | 172,700円 | |
資料通信 | 110,000円 | ― | 106,700円 | ― | 104,500円 | ― | ― | ― | |
消費税法 | Web通信 | 146,000円 | 131,400円 | 141,600円 | 127,400円 | 138,700円 | 124,830円 | 138,700円 | 124,800円 |
DVD通信 | 178,000円 | 160,200円 | 172,600円 | 155,300円 | 169,100円 | 152,190円 | 169,100円 | 152,100円 | |
資料通信 | 91,000円 | ― | 88,200円 | ― | 86,450円 | ― | ― | ― | |
酒税法 国税徴収法住民税 事業税 固定資産税 | Web通信 | 102,000円 | 91,800円 | 98,900円 | 89,000円 | 96,900円 | 87,210円 | 96,900円 | 87,200円 |
DVD通信 | 134,000円 | 120,600円 | 129,900円 | 116,900円 | 127,300円 | 114,570円 | 127,300円 | 114,500円 | |
資料通信 | 63,000円 | ― | 61,100円 | ― | 59,850円 | ― | ― | ― |
おすすめのポイント
- 他の通信講座にはない高い合格実績
- 手厚いフォローアップで通信講座でも通学講座と同じように学習が可能
- 講師の質が高い
講座の特徴
資格の大原の通信講座は、人気講師の教室講義を映像で学習できるのも魅力です。インターネット環境があれば、いつでもどこでも大原の講義を受講できます。Web通信講座ならではの便利な機能も使えるので、効率的な学習が可能です。
1講義60分の「時間の達人シリーズ」は、1チャプターが10分以内となっているなど、時間がない人でもスキマ時間を活用できるように工夫されています。働きながら税理士試験の突破を目指す社会人の人にもおすすめできる通信講座です。
実際に税理士として活動している講師が講義を担当します。実務に詳しい教員が担当してくれるのも、他の税理士講座にはない魅力です。
資格の大原の通信講座であれば、直前期に実施される模擬試験を教室で受験することもできます。
わからない部分については実際に講師に相談したりできるなど、仕事に忙しい人でも効率的に勉強できる環境が整っています。
クレアール
クレアールの通信講座とは、Web学習にぴったりな講義動画中心としたプログラムが魅力の通信講座です。
講座の価格 【レギュラーコース(初学者対象) Web通信】
コース名 | 料金 |
2024年合格目標講座 簿財アドバンスレギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 230,000円 |
2024年合格目標講座 簿記論 レギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 180,000円 |
2024年合格目標講座 財務諸表論 レギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 180,000円 |
2024年合格目標講座 法人税法 レギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 215,000円 |
2024年合格目標講座 相続税法 レギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 180,000円 |
2024年合格目標講座 消費税法 レギュラーコース(初学者対象) Web通信 | 130,000円 |
おすすめのポイント
- 本試験の合格に必要な得点範囲を、短期間で確実に習得できる「非常識合格法」
- コンパクトな映像講義で、スキマ時間も有効活用できる
- マルチデバイス対応でいつでもどこでも学習を進められる
講座の特徴
クレアール独自の効率的学習方法である「非常識合格法」で高い合格実績を誇っています。
クレアールの「非常識合格法」は、税理士試験でよく問われる論点を徹底的に絞込んで効率的に学習
できるよう工夫されたものです。
学習範囲を広げすぎずに学習を進められるので、学習時間と合格までの期間を短くすることができます。
クレアールは通信講座に特化した資格試験予備校です。そのため、教室運営に必要な設備関連費用や講師料、人件費がかかりません。
結果として、リーズナブルな価格で質の高いプログラムが提供できます。6つのクロマキー収録スタジオを自社保有しており、低コストで高品質な講義映像を提供可能です。
まとめ
税理士試験における科目免除制度は、ある条件を満たした受験者が試験科目の一部を受ける必要がないという制度です。
具体的には、修士や博士の学位を有する人、または国税従事者としての長年の勤務経験を持つが対象で、これらの条件を満たすことで会計学や税法などの特定科目が免除されます。
科目免除は受験者にとって多大なメリットをもたらす一方で、いくつかのリスクも伴います。
メリットとしては、学位や実務経験に基づく深い知識と専門性を試験プロセスに活かすことができる点や、学習期間の短縮、試験のストレス軽減などが挙げられます。会計科目・税法科目について一部でも免除されれば、短期間での合格も可能です。
しかし、免除された科目の範囲での実務知識の欠如や、試験全体に対する準備不足が生じる可能性も否定できません。
これらのメリットとデメリットを天秤にかけ、自身の状況に適した選択をすることが、受験生にとっては重要であると言えるでしょう。
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